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日経平均株価見通し(2/27):過熱感にエヌビディア下落、調整売り警戒 焦点は5万8000円維持

IG証券のアナリストによる今日の日経平均株価見通し。過熱感と米AI相場の懸念が重石に。株価指数CFD「日本225」は5万8000円台の維持が焦点に。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 日経平均株価の株価指数CFD「日本225」は6万円の攻防が視野に入るも、テクニカル指標が示す短期的な過熱感は否めず。調整売りによる下落を警戒したい
  • 好決算にもかかわらずエヌビディア(NVDA)の株価が下落。AI相場の懸念は払しょくされず。今日の東京市場では、国内関連銘柄への売り圧力が上値を抑制する展開を警戒したい
  • 日本225は5万8000円台の攻防が焦点に。下値は5万8000円のサポート転換に注目。下方ブレイクなら調整売りの進行を警戒。買い戻しが入っても5万8700円までの反発が限界か



日本225は6万円視野も過熱感否めず、反落警戒

日経平均株価の株価指数CFD「日本225」のトレンドを日足チャートで確認すると、「5万1000円のレジスタンスライン突破→5万4000円の突破でアセンディング(上昇)・トライアングルのパターン形成→5万6500円のサポート転換」と、階段を上るように強気地合いが加速している。5万8000円の水準を突破すると、26日の取引で心理的節目の水準6万円へ一時上昇する場面が見られた。

一方、テクニカル指標でトレンドを確認すると、MACDは日本225が強気地合いにあることを示唆しているが、モメンタムはピークアウトし低下基調にある。RSIも同様に低下基調に転じつつある状況は、過熱感を意識した動きと言える。

日本225の日足チャート:昨年12月以降

日本225の日足チャート:昨年12月以降

TradingView提供のチャート

また、原市場の日経平均株価の月初来上昇率が26日時点ですでに10%へ到達し、昨年10月以来(16.6%高)の大幅上昇にある。年初来ではすでに約16%高と、昨年の26%高の半分を超している。前述のテクニカル指標の動きも踏まえれば、日本225の過熱感は否めない。今日は下落相場を警戒したい。

日経平均株価の月間変動率:2025年1月以降

日経平均株価の月間変動率:2025年1月以降

ブルームバーグのデータを基に作成 / 2月の上昇率:26日時点


エヌビディア 好決算も株価下落、AI相場の懸念続く

26日の米株式市場でエヌビディア(NVDA)の株価は前日比5%超の下落で終えた。50日線(185.60ドル)を再び下方ブレイクし弱気サインが点灯した。

25年11月-26年1月期(Q4 FY2026)の決算は市場の予想を上回った。2-4月期(Q1 FY2027)の売上高見通しも780億ドル(±2%)と、ブルームバーグがまとめたコンセンサス予想723億ドル(20日時点)を上回った。それでも同社の株価が下落した状況は、AIインフラへの巨額投資に対する収益懸念を払拭できなかったことを示唆している。

26日の米株式市場では、他の主力半導体株も下落した。今日の東京株式市場では国内の関連銘柄―アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)など日経平均株価のトレンドに影響を与える銘柄の売りを警戒したい。

米半導体株の動向:2月26日

米半導体株の動向:2月26日

ブルームバーグのデータを基に作成


日本225のテクニカル分析、焦点は5万8000円台の攻防

反落局面での焦点:5万8000円の維持
日経平均株価は6万円を視野に強気相場にある。だが、冒頭で述べたとおり現在は、短期的な過熱感による調整売りを警戒する局面にある。本日、日経平均株価の株価指数CFD「日本225」が下値を目指す場合は、以下にまとめたチャート水準の攻防に注目したい。

最初の焦点は5万8000円の維持だ。26日NY時間に相場を下支えした5万8400円(15分足チャート)の下方ブレイクは、5万8000円をトライするサインと捉えたい。本日序盤の取引では、この水準が再びサポートラインとして意識されている。

5万8000円レベルでのサポート転換が確認される場合は、地合いの強さを市場参加者に印象付けることになろう。一方、5万8000円を下方ブレイクする場合は、10日線を視野に調整売りの進行を警戒したい。
注目のチャート水準
・5万8400円:26日NY時間のサポート水準
・5万8000円:サポートゾーンの上限
・5万7460円:10日線

上昇局面での焦点:5万8700円のトライ
一方、日本225が強気地合いを維持し再び上値を目指す局面では、15分足チャートにまとめたチャート水準の攻防に注目したい。

目先の焦点は、26日NY時間で相場の反発を止めた5万8700円の攻防だ。テクニカル面では、半値戻し5万8740円レベルの突破が焦点となろう。フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準5万8622円の上方ブレイクは、5万8700円をトライするサインと考えたい。相場の過熱感と米AI相場の懸念が続いていることを踏まえれば、今日は5万8700円レベルまでの反発が限界と予想する。
注目のチャート水準
・5万8740円:半値戻し(5万8737円)
・5万8700円:26日NY時間のレジスタンスライン
・5万8622円:38.2%戻し


【再掲】日本225の日足チャート:昨年12月以降

TradingView提供のチャート

日本225の15分足チャート:26日以降

日本225の15分足チャート:26日以降

TradingView提供のチャート


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