金価格見通し(1/30):急騰→急落→急反発の荒れ相場、5100~5600ドルの攻防
IG証券のアナリストによる金価格の短期見通し。5600ドルから5100ドルへ急落。その後5400ドル台へ急反発する荒れ相場。目先は5100~5600ドルの攻防に注目。
要点
- 金価格は「急騰→急落→急反発」の荒れ相場に。29日の取引で5600ドルを視野に急騰→その後5100ドルへ下落→30日序盤には5400ドル台へ急反発。予想変動率は38%へ上昇。今は急変動を前提とした取引戦略が求められる
- 目先の下限を5100ドルと想定。29日の急落局面ではこの水準が相場を支え、長い下ヒゲを伴う反発の起点となった。過去にレジスタンスとして機能した経緯もあり、「サポート転換」が明確に確認された重要水準だ
- 目先の上限を5600と想定。29日の急落により、この水準が強烈なレジスタンスラインとして意識される可能性が出てきた。ゆえに、5600ドルを突破すれば上昇相場に弾みがつこう。このケースでは5700ドル→5800ドルと100ドル幅での攻防に注目したい。これらのラインは、フィボナッチ・エクステンション100%水準にあたる。いずれも利確ポイントとして意識されやすい
金価格、「急騰→急落→急反発」の荒れ相場
安全資産の金相場が荒れている。29日の取引でスポットの金価格は5600ドルを視野に急騰する場面が見られた。しかし、一転して売り圧力に直面すると、一気に5100ドルまで急落する展開に。そのまま下落拡大かと思ったら、今度は一転して急反発し、30日序盤の取引では5400ドル台まで回復するリスク資産のような荒れ相場の様相を呈している。
金価格の5分足チャート:1月28日以降の動き
TradingView提供のチャート
急変動の相場を意識する状況
27日のIGコモディティレポートでは、金価格の予想変動率が拡大していることに注目し、目先は上昇と下落、両方の局面で変動拡大を警戒したいと述べた。
関連レポート
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レポート掲載時点の予想変動率は38%と、27日時点(27%台)からさらに上昇している。目先は急騰・急落の「急変動相場」を意識する状況が続こう。
金価格の予想変動率:日次 2025年以降
下限5100ドル、上限5600ドル
29日の急変動を経て、目先のレンジ水準が浮かび上がってきた。下限として注目したいのが、昨日の急落を止めた5100ドルだ。1時間足チャートでは長い下ヒゲが表れ、5400ドル台へ急反発する起点となった。また、この水準はレジスタンスラインとしても意識された経緯がある。つまり「サポート転換」が明確に確認された水準ということになる。
金価格が再び調整売りに直面する場合は、1時間足チャートの5320ドルと5170ドルの攻防に注目したい。これらはサポートラインとして意識される可能性がある。後者の5170ドルを下方ブレイクする場合は、5100ドルをトライするサインとなろう。
チャートポイント
・5320ドル5170ドル
・5170ドル:サポートライン
・5170ドル:下限予想
目先の上限として注目したいのが、5600ドルだ。29日の急落前は、この節目水準をトライする状況にあった。現在の反発地合いが続くならば、5600ドルを再びトライする可能性がある。この水準が二度相場の上昇を止める展開となれば、強烈なレジスタンスラインとしてしばらく意識されよう。このケースでは急反落を警戒したい。
一方、金価格が5600ドルを完全にブレイクアウトすれば5700ドル、5800ドルと100ドル幅で上値の攻防を見極めることになろう。これらのレジスタンスラインは、いずれも1時間足チャートのフィボナッチ・エクステンション100%の水準にあたる。ロング勢は利確水準として注目したい。そして、これらのテクニカルラインをも難なく突破すれば、トレンドフォローの短期買いを意識したい。
このレポートでは1時間足チャートを採用しているが、分足や時間足のRSIとストキャスティクスで相場の過熱感を確認しながら、これらオシレーター指標が買われ過ぎ・売られ過ぎの水準にあるときは急反落・急反発を意識したい。
チャートポイント
・5800ドル:フィボナッチ・エクステンション100%(5796)
・5700ドル:フィボナッチ・エクステンション100%(5707)
・5600ドル:上限予想
金価格の1時間足チャート:1月19日以降
TradingView提供のチャート
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