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2024年 注目すべき半導体株5選

半導体産業は急速に成長する躍動的な分野です。この記事では2024年4月に注目の半導体関連株5選を紹介します。5つの銘柄は時価総額に基づいて選出されています。

chart 出所:ブルームバーグ

半導体株の背景知識

半導体株は、アップル(AAPL)のような大手モバイル企業からテスラ(TSLA)のような大手自動車企業まで、世界の主要企業の根幹を支える役割を担っています。

長期のサプライチェーン危機から立ち直りつつあり、さらに人工知能(AI)やデータセンターによる需要も高まっていることから、半導体業界は魅力的な分野となり得ます。

ただし、インフレの長期化、金利の上昇、天然資源価格の上昇、地政学的不確実性の高まりなどの課題に世界経済が取り組む中で、どの半導体銘柄が有望なのか見極めることが重要です。

半導体株の魅力

半導体関連株は、ハイテク株など高成長が見込まれる業界の根底を成しています。AIやモノのインターネット(IoT)、自動運転技術、第5世代通信(5G)などの新興技術は、半導体に大きく依存しています。半導体関連株への投資は、このような技術の成長性への投資ともなります。

技術の進歩に伴い、半導体の需要は増加します。高倍率で取引されるハイテク株は、大幅に上昇する可能性を秘めており、これが半導体株への需要増につながります。

世界的な半導体不足によってこの業界の非効率さが表面化した一方で、限られた企業が市場を寡占していることもあらわになりました。半導体の製造には巨額の初期投資が必要で、これが新規参入の障壁となっています。半導体業界は、新規参入コストが比較的低い他業界と比べ、すでに参入している企業にとっては市場シェアを失いにくい構造となっています。

セクターの規模と少数企業による寡占状態により、半導体関連企業は合併・吸収(M&A)の対象となりやすいといえます。M&Aは事業規模の拡大につながるため、特に吸収される側の株式を持っている投資家の間では株価上昇につながるとして人気です。

当然、半導体関連株への投資にはリスクも伴っています。これには地政学的なリスク、特に近年では中国に対する輸出規制などが含まれ、このような規制は売り上げに影響を及ぼします。

実際、世界最大の半導体会社である台湾積体電路製造(TSMC)は、台湾の治権を巡る中国と西側諸国の対立に挟まれています。軍事介入はTSMCにとって大きな打撃となるほか、軍事介入への懸念さえもボラティリティの変化につながる可能性があります。

半導体株を取引するには

半導体銘柄を選択したり、取引のタイミングを見極めたりするには、いくつかのツールを利用することが可能です。

銘柄は個別に取引することも、幅広いポートフォリオの一部として取引することもできるほか、あらかじめ指定された指数や上場投資信託(ETF)を通じて取引することもできます。例えば、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は米国の半導体株に連動する指数として知られています。

他の業界と同様、半導体関連企業も決められた決算時期に決算を発表します。決算発表が迫るにつれて、取引量は急増し、市場のボラティリティが高まる傾向が見られます。

さらに、企業による重大発表や新製品の発表、連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策に関する情報の発表時などにも、ハイテク関連銘柄のボラティリティが高まります。その結果、半導体関連銘柄の取引にも影響が波及する可能性があります。

2024年4月に注目の半導体株5選

ここでは、2024年4月に注目の半導体関連株5つを紹介します。(株価とその推移は3月27日時点のものを引用しています。過去の値動きは、将来の株価動向を示すものではありません)

  1. ソシオネクスト(6526)

  2. 日本マイクロニクス(6871)

  3. トーメンデバイス(2737)

  4. SUMCO(3436)

  5. 東京精密(7729)

ソシオネクストは、全世界の顧客向けにシステム・オン・チップ(SoC)を設計・開発・販売する会社です。横浜に本社を置き、2,500人の従業員を擁しています。同社の「Solution SoC」ビジネスモデルは、製品開発に初期段階から関わることで、顧客固有のニーズに合わせてソリューションを提供するように作られています。

流動性の高さから、同社株は4月1日から日経平均株価に追加される予定です。2024年度通期の売上高は、2170億円を見通しています。

株価は年初来で67%上昇しています。

日本マイクロニクスは半導体計測器具、半導体・LCD検査機器などを開発・製造・販売しています。製品にはウェーハの電気的特性検査に使用される計測器具「プローブカード」や試験装置「テスタ」などがあり、PC、スマートフォン、サーバー、自動車、ゲーム分野を支えています。

同社の2023年度の売上高は383億円で、2024年度上半期の売上高予想は、前年同期比43.7%増の244億円となっています。

株価は過去最高値付近で取引されており、年初来で126.2%上昇しています。

トーメンデバイスは、サムスングループが製造する半導体製品や電子部品の日本における販売に特化した、メーカー系の電子機器商社です。同社の製品群には、メモリー半導体、システムLSI半導体、液晶パネルなどが含まれます。

2023年度の売上高は4176億円で、メモリー半導体が78%を占めていました。

同社株は3月半ばから急伸しており、年初来で27.6%高となっています。

SUMCOの社名は「Silicon United Manufacturing Corporation」に由来しており、国内外で半導体セクター向けのシリコンウェーハを製造・販売しています。住友系と三菱系のシリコンウェーハ事業が合併したことで生まれた同社は、世界シェアの約30%を持っており、海外売上高比率は約80%となっています。

同社の2023年度の売上高は4259億円で、2024年度第1四半期の売上高予想は870億円となっています。

同社の株価は、年初来で13.5%上昇しています。

東京精密は半導体製造装置や精密測定機器を製造・販売しています。同社はブランド名である「Accretech」としても知られており、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどで事業を展開しています。Accretechブランドの半導体製造装置には、ダイシングマシン、プロービングマシン、グラインダ、剥離洗浄機などがあります。

同社の2023年度の売上高は1468億円でした。他の半導体関連銘柄と同じく上昇を続けており、3月8日には52週高を記録しました。

年初来では37.9%上昇しています。

これらの銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、CFDで株式を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


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