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【ドル円 (USD/JPY)】FOMCの注目ポイント、ドル円は新たな上値水準の見極めが焦点に

日銀イベント後、外為市場では円安が進行している。ドル円(USD/JPY)は151円台の攻防へシフトしている。市場参加者の関心は米連邦公開市場委員会(FOMC)にある。今回の注目ポイントは?ドル円の焦点と注目のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・日銀イベントは円安がさらに進行する要因となった
・次の注目イベントは、米連邦公開市場委員会(FOMC)となろう
・FOMCの焦点は、最新の政策金利予想とパウエル会見の内容にある
・ドル円の焦点は、新たな上値水準の見極めとなろう


外為市場の動向:さらに進行する円安

19日の金融政策決定会合で日銀はマイナス金利政策の解除を決めた。政策金利は0~0.1%とする。

また、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の撤廃や、上場投資信託(ETF)などの新規買い入れの終了も決め、金融政策の正常化に舵を切った。

しかし、これまでと同程度の国債買い入れを続け、金利の急騰時には買い入れ額を機動的に増やすなど、金融緩和の環境を維持する方針とした。植田和男総裁は会合後の定例会見で「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」と述べた。

日銀の緩和姿勢が今後も続くとの見方から、19日の外為市場では円安が進行した。対米ドルでは1%超上昇した(下のチャートを参照)。

そして今日の午前にドル円(USD/JPY)は円安にサポートされ、151円台へと難なく上昇した。レポート掲載時点での高値は151.34レベルである。

円相場の動向:3月19日

円相場の動向:3月19日 ブルームバーグのデータで作成

米連邦公開市場委員会(FOMC)の焦点

最新の政策金利予想
19日の米債市場では利回りが小幅に低下した。日米利回り格差は縮小した。それでもドル円(USD/JPY)が151円台へ上昇した状況は、それだけ円安の圧力が根強いことを示唆している。

次の注目イベントは、19~20日に開かれる米国の連邦公開市場委員会(FOMC)である。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はデータ次第のスタンスを踏襲しながらも、年内の利下げを視野に政策の転換時期を見極めようとしている。

しかし、直近の物価指数ではインフレ圧力の根強さが確認された。米債市場では利回りが反発基調へ転じている。短期金融市場では6月の利下げ確率が50%台へ低下している。

利下げの開始時期について市場の思惑が揺れている現状を考えるならば、今回のFOMCの焦点のひとつが、FOMCメンバーが考える最新の政策金利の予想(ドット・プロット)となろう。

現時点でFOMCメンバーは今年3回の利下げを想定している。最新のドット・プロットで予想される利下げの回数が減少する場合、外為市場では米ドル買いが予想される。

パウエル会見
一方、ドット・プロットに変化がない場合は、パウエルFRB議長の会見内容で米債市場と米ドル相場が動く可能性がある。

今月上旬の議会証言の内容を考えるならば、パウエルFRB議長が市場の利下げ期待をくじくような発言をしてくる可能性は低い。ゆえにパウエル会見がハト派的ならば、米金利の低下と米ドル安優勢の展開を想定しておきたい。

トレンドはFOMC後の経済指標次第
しかし、ドット・プロットやパウエル会見で米金利や米ドル相場が上下に振れても、その持続性はFOMC後に発表される重要経済指標の内容次第となろう。

今週21日に3月の購買担当者景気指数(PMI)が発表される。現時点での市場予想を確認すると、サービス業、製造業そして総合でいずれも前月から低下する見通しである(下のチャート、赤ドットを参照)。

回復の基調にある中で、3月PMIが総じて市場の予想以上に低下する場合は、米金利の低下と米ドル安の要因になり得る。前日のFOMCとパウエル会見がハト派的となり、PMIで回復の鈍化が確認される場合は、米ドル相場の反発ムードが後退する要因となろう。

米国 購買担当者景気指数(PMI)の動向:23年以降

米国 購買担当者景気指数(PMI)の動向:23年以降 ブルームバーグのデータで作成 / 赤ドット:3月の市場予想

ドル円:短期の見通しとチャートポイント

目先の焦点は151.91のトライ
上で述べたとおり、日銀イベントを受け円安がさらに進行している。19日は米ドル安優勢の展開となったが、円安の圧力が勝りドル円(USD/JPY)は1%超上昇した。

この状況を考えるならば、目先のドル円の焦点は、新たな上値の水準を見極めることにある。

ドル円は今朝、151円台へ難なく上昇した。日足のモメンタムは再びゼロラインを上回り、強気相場に勢いが出始めていることを示唆している。RSIも上昇基調にある。ストキャスティクスは買われ過ぎの水準へ上昇しているが、現状デッドクロスは確認されていない(いずれも下の日足チャートを参照)。

円安の進行に加えて、これらテクニカルの動向も考えるならば、ドル円は昨年の11月高値151.91レベルのトライを意識する状況にある。

ドル円のチャート:日足 23年11月以降

ドル円のチャート:日足  23年11月以降 TradingView提供のチャートで作成


151.91ブレイク後の注目ポイントは?
ドル円(USD/JPY)が151.91レベルを上方ブレイクする場合は、2つのことに注目したい。

ひとつは151.90台のサポート転換である。この水準は、22年10月の上昇相場でもレジスタンスの水準として意識された経緯がある。

ゆえに、ドル円の反落局面で151.90前後がサポートの水準として意識される場合は、地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。

もうひとつの注目ポイントは、新たな上値の見極めである。

直近の高安で算出されるNT計算値の水準は153.28レベルである。上で述べた151.90台のサポート転換と152円台での底固めが確認される場合は、この水準をトライする可能性が高まろう。

ドル円が153.28レベルを突破後、153円台を維持する状況が続く場合は、フィボナッチ・エクステンション61.8%の水準155.51レベルを視野に上昇幅の拡大を想定しておきたい。

ドル円のチャート:週足 22年9月以降

ドル円のチャート:週足  22年9月以降 TradingView提供のチャートで作成


突発的な円高を注意する局面に
だが、151.90台や152.00レベルを完全に上方ブレイクすれば、政府・日銀による円買い介入の可能性を警戒する局面へシフトすることになる。

実際に円買い介入が行われても円安トレンドを転換させるインパクトはないだろう。しかし、突発的に円高が進行することが予想される。ゆえに、政府・日銀からのけん制がある場合は、その内容を常に注視しておきたい。

調整の反落局面では150円台の維持が焦点に
一方、ドル円(USD/JPY)の反落局面では、150円台の維持が焦点となろう。昨日の欧州時間序盤にこの水準で相場がサポートされた経緯がある。

ドル円が150.00レベルをトライするシグナルとして、150.95 レベルと150.70レベルの攻防に注目したい(下の15分足チャートを参照)。

前者はサポート転換を意識する水準である。後者はサポート転換が確認されている。ゆえに、サポート水準として相場を下支えするかどうか?この点に注目したい。

ドル円のチャート:15分足 3月19日以降

ドル円のチャート:15分足  3月19日以降 TradingView提供のチャートで作成

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