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ドル円、ユーロドル、ポンドドル それぞれのチャートポイント

サマリー:「米株は終盤に反発するも株式市場の不安定な状況が続いている。米金利の上昇は一服したがインフレ懸念は根強い。このような状況の中、ドル円、ユーロドルそしてポンドドルのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

ドル円のチャートポイント

昨日海外時間のドル円(USDJPY)は、不安定化している株式市場と米金利の上昇が一服したことを受け、111.80手前から111.20レベルまで下落した。しかし、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準111.18レベルでサポートされると反発し、111円台を維持した。

110.80レベル(9月高値112.07からの下落を止めた水準)に加えて、111.20レベル(昨日の反落を止めた水準)が、新たなサポートポイントとして浮上してきた。

一方、ドル円の上値ポイントは112円の再トライで変わらず。

111.20レベルからの反発を止めた111.50レベル、そして昨日高値の111.78レベルをブレイクできるかどうか?まずはこの点を確認したい。後者の水準(111.78)は、フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準と重なる。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルのチャートポイント

ユーロドル(EURUSD)は昨日、サポートポイントの1.1560レベルを完全に下方ブレイクする展開となった。対米ドルで下落トレンドが続いている主因は、米欧の金融政策の方向性の違いである。
また、クロス通貨でもユーロ安優勢の展開が見られる状況は、金融政策の他にエネルギーコストの上昇や中国の景気減速による欧州経済の先行き不透明感が外為市場で意識されていることを
示唆している。

サポートポイント1.1560レベルを明確に割り込んだことで、今日の焦点はフィボナッチ・プロジェクション161.8%の水準1.1508レベルをトライするかどうか?この点が焦点となろう。このテクニカルポイントの攻防は、1.15台維持の攻防でもあるだけに重要な焦点である。昨日の安値1.1527レベルの下方ブレイクは、1.1508トライのシグナルと想定しておきたい。

一方、ユーロドルが反発する場合、まずは1.1560レベルがサポートからレジスタンスのポイントへ転換するかどうか?この点を確認したい。

1.1560レベルを難なく上方ブレイクする場合は、今日現在1.1581レベルで推移している5日EMAのトライおよび突破が焦点となろう。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

ポンドドルのチャートポイント

先月30日以降、反発基調にあったポンドドル(GBPUSD)だが、昨日は陰線が示現し21日EMA(1.3644レベル)手前で反落した。昨日の動きで、21日線の攻防がポンドドルの上値の焦点として浮上してきた。

21日線を上方ブレイクしても、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準1.3721レベルで反発が止められる可能性も意識しておきたい。9月下旬に1.3720前後は、ローソク足の実体ベースでレジスタンスポイントとして意識された経緯がある。

一方、下値の焦点は1.34台の維持である。先月29日の安値1.3410のブレイクは、1.3400トライのシグナルと想定しておきたい。

なお、ポンドとユーロに対する米ドルの年初来パフォーマンスを確認すると、対ユーロで5.7%上昇する一方、対ポンドでの上昇率は0.66%にとどまっている。このパフォーマンスの差(対米ドルでユーロの下落幅が拡大する一方、ポンドの下落幅が限定的な理由)はやはり、金融政策のスタンスにあると考えられる。

イングランド中央銀行(BoE)のソーンダース政策委員は先月、今後の経済情勢次第としながらも景気の回復とインフレを考えるならば、来年に利上げが必要になるとの見解を示している。また金利市場では、来年2月3日の会合でBoEが利上げに踏み切る確率を72%と予想している(今日時点)。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

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