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今週の焦点 / ドル円とユーロドルのチャートポイント

サマリー:「今週はFEDスピーカーの講演に注目。米金利の動向でドル円やユーロドルのトレンドが左右されよう。上下のチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の焦点

・米国債の入札

今週は27日に2年債と5年債の入札が予定されている。入札の結果次第で米金利は上下に振れる展開が予想される。

タカ派寄りのFOMCと中国恒大集団のリスクが一時的に後退したことで、米債の利回りには上昇の圧力が高まっている。

特に注目したいのが冒頭の2年債と5年債の利回りである。これらは金融政策の方向性に敏感な特性がある。今年の6月以降、ドル円(USDJPY)は、これら米金利と国内金利の格差に連動する動きが見られる。特に9月FOMC後のドル円は、米金利の上昇に連動している。

今週の入札を受け、これら米金利の上昇トレンドが続く場合はドル円のサポート要因となろう。逆に米金利が低下する場合は、ドル円の反落(調整の下落)を想定しておきたい。

ドル円と日米利回り格差の動向

ドル円と日米利回り格差の動向

・FEDスピーカーの言動

今週は多くのFEDスピーカーの講演が予定されている。

今日はブレイナードFRB理事、エバンスシカゴ連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁の講演が予定されている。ブレイナード氏は経済の見通しについて、エバンス氏は経済と金融政策についてそれぞれ講演する予定となっている。発言の内容次第で米金利が上下に動く可能性があろう。

なお、28~29日の日程でECBフォーラムが開催される。最終日には、ラガルドECB総裁やパウエルFRB議長らが討論会に参加する。彼らの発言内容も欧米金利のトレンドに影響を与える可能性がある。


ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円

今週のドル円(USDJPY)は、111円台の再上昇が焦点となろう。

上で述べたとおり、米金利には上昇の圧力が高まっている。今日の入札でさらに利回りが上昇する場合は、ドル円の上値トライを想定しておきたい。

目先の上値の焦点は、110.80レベルの突破である。先週はこの水準で上昇が止められた。また、110.80レベルは8月11日の高値水準でもある。

110.80の突破に成功する場合、次の焦点はフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準110.95レベルのトライおよび突破となろう。このテクニカルポイントをも突破する場合は、111円台への攻防シフトを想定したい。

米金利が低下する局面、または米金利の上昇スピードが速すぎて米株(特にグロース株)が続落する場合はドル円の反落リスクを警戒したい。目先の下値の焦点は、110.00の維持である。先週23日にレジスタンスのポイント、24日にサポートのポイントとして意識された110.30レベルのブレイクは、110.00トライのシグナルと想定したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル

ユーロドル(EURUSD)は、調整の反発を挟みながら下落トレンドが続く展開を予想する。

26日のドイツ連邦議会選挙(総選挙)では、中道左派のドイツ社会民主党(SPD、社民党)が16年ぶりに第1党になるとの報道がある。だが、単独で過半数を取る政党が存在しないため、今後は連立政権の樹立に向けた多数派工作が激しさを増すだろう。ドイツ政治の混乱はユーロ相場の重石となる可能性がある。

だが、より重要なのはECBとFRBの金融政策スタンスの違いである。FRBは金融政策の正常化に向けて舵を切り始めている。一方、ECBは緩和スタンスを維持している。この違いは、ユーロドルの下落要因となろう。

ユーロドルが下落基調を維持する場合、目先は8月20日の安値1.1662レベルのトライおよびブレイクとなるか?この点に注目したい。

このサポートポイントを下抜ける場合は、1.1600を視野に下落幅の拡大を警戒したい。なお、昨年11月4日に1.1602レベルで相場がサポートされた経緯がある。

一方、ユーロドルが反発する場合は、先週21日以降相場の上値を抑制している1.1750レベルの攻防に注目したい。

この水準を突破する場合、次の焦点は短期レジスタンスラインのトライおよび突破である。このラインは今日現在、1.1763レベルで推移している。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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