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ドル円 週間見通し(9/29~10/3):予想レンジ148円~151円、米雇用指標に注目、10/3に9月雇用統計

今週のドル円(USD/JPY)展望。上値の焦点は150円の攻防。強い米雇用指標が続けば、連続利下げ見通しの修正で151円を視野に上昇拡大か。反落の局面では149円のサポート転換が焦点に。週間の予想レンジは148円~151円。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

今週のドル円(USD/JPY)は、米雇用指標をにらんだ展開が予想される。現在、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内2回の追加利下げが意識されている。しかし強い雇用指標が続ければ、市場は利下げ見通しの修正を迫られるだろう。
上値の焦点は150円の攻防となろう。このラインを突破すれば、151円を視野に上昇拡大が予想される。一方、反落の局面では、149円がサポートラインに転換するかが重要な焦点となろう。149円を下方ブレイクすれば、148円までの下落を想定したい。週間の予想レンジは148円~151円。



ドル円の週間見通しと予想レンジ

今週のドル円(USD/JPY)は、米雇用指標をにらんだ展開が予想される。注目は10月3日の9月雇用統計となろう。雇用の下振れリスクに対応するため、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内2回の追加利下げの可能性が浮上している。しかし強い雇用指標が続けば、市場は連続利下げ見通しの修正を余儀なくされるだろう。

ドル円の焦点は、先週の上昇を止めた150.00ラインの攻防だ。このラインを突破すれば、さらに上値を目指す展開を想定したい。一方、下値の焦点は149.00レベルがレジスタンスラインからサポートラインへ転換するかどうかだ。週間の予想レンジは148円~151円を想定。

ドル円の日足チャート:2025年4月以降

ドル円の日足チャート:2025年4月以降

TradingView提供のチャート


米雇用統計、連続利下げ見通しの修正を迫るか

9月米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米債市場では金利の反発が続いている。この動きが続けば、外為市場では米ドル買い優勢の展開を想定したい。今週、米金利の変動要因として注目したいのが、後述する雇用関連の経済指標である。

米金利のチャート:9月17日以降

米金利のチャート:9月17日以降

TradingView提供のチャート

9月30日に8月JOLTS求人件数、10月1日に9月ADP雇用統計、2日に週間の新規失業保険申請件数が発表される。筆者が注視しているのは新規失業保険申請件数である。直近は4週移動平均の増加が一服している。また、失業保険継続受給者数が減少の傾向にある。今週も労働市場の堅調さを示す結果となれば市場の利下げ観測の修正を迫り、米金利の反発を促す要因になり得る。この場合、外為市場では米ドル高を想定したい。

米新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数の動向:週間ベース、2024年以降

米新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数の動向:週間ベース、2024年以降

ブルームバーグのデータを基に作成

市場の利下げ見通しに大きな影響を与えるのが、10月3日の9月雇用統計となろう。

ブルームバーグがまとめた市場予想では、レポート掲載時点で非農業部門雇用者数(前月比)が5.1万人増と低い伸びが見込まれている。一方、失業率は前月から横ばいの4.3%が予想されている。労働市場の軟化が警戒される中で予想外に強い内容となれば、米ドル高の進行とそれに伴うドル円の上振れを予想する。

米雇用統計 各項目の動向:過去1年間

米雇用統計 各項目の動向:過去1年間

ブルームバーグのデータを基に作成 / 赤の棒グラフ・ドット:9月の市場予想


ドル円のテクニカル分析

予想レンジ上限:151.00
今週の米雇用指標が総じて強い内容となれば、ドル円(USD/JPY)は先週レジスタンスラインとして意識された節目の150.00の突破を想定したい。この水準がサポートラインに転換すれば、さらに上値を目指す展開が予想される。

ドル円が150円台の攻防へシフトする場合は、8月1日にトライした151.00のトライが焦点となろう。このラインを今週の上限と想定したい。

ドル円が151.00をトライするサインとして注目したい水準が、8月1日の高値150.92レベルである。150.50レベル(147.50と149.00のE計算値の水準)の突破は、150.92レベルをトライするサインと捉えたい。

レジスタンスライン
・151.00:週間予想レンジの上限(1時間足)
・150.92:8月1日の高値水準(日足)
・150.50:レジスタンスライン(1時間足)
・150.00:心理的節目のライン(1時間足、日足)

予想レンジ下限:148.00
10月2日に日銀の内田副総裁が全国証券大会に出席し、3日に植田総裁が大阪経済4団体共催懇談会に出席する。年内の利上げ期待を高める発言があれば、日本円を買い戻す要因になり得る。弱い米雇用指標も重なれば、ドル円(USD/JPY)の下落を想定したい。

ドル円が下値を目指す局面では、レジスタンスラインとして意識されてきた149.00がサポートラインへ転換するかを確認したい。ドル円が149円を維持する場合は、地合いの強さを市場参加者に印象付けるだろう。このケースでは150.00のトライを意識するトレンドが続くと予想する。

一方、ドル円が149.00ラインを完全に下方ブレイクする場合は、148.00レベルまでの下落を想定したい。この水準のすぐ下には21日線が上昇しており、かつ149.00ラインと同じくサポート転換の可能性を意識する水準でもある。サポートラインへ転換した148.50レベルを下方ブレイクする場合は、148.00のトライを意識したい。このラインを今週の下限と想定したい。

筆者の想定を超える下落で148.00を下方ブレイクする場合は、今月18日から24日にかけて相場をサポートした147.50レベルまでの下落を警戒したい。

サポートライン
・149.00:サポート転換を意識する水準(日足)
・148.50:サポートライン(1時間足)
・148.00:週間の予想レンジ下限(1時間足、日足)
・147.50:サポートライン(1時間足)


ドル円の日足チャート:2025年4月以降

ドル円の日足チャート:2025年4月以降

TradingView提供のチャート

ドル円の1時間足チャート:9月17日以降

ドル円の1時間足チャート:9月17日以降

TradingView提供のチャート


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