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ドル円 週間見通し(2/16週):円高・米ドル安継続なら150円視野も

IG証券のアナリストによるドル円の週間見通し。152円ブレイクなら150円視野に下落拡大を警戒。反発局面では154円台の回復が焦点に。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 衆院選で自民圧勝も先週の外為市場は円高優勢の展開となった。政府・日銀の円安けん制や米国の出方が不透明なことが円高の一因と考えられる。今後は投機筋(円キャリー)の動向と国内金利の反応-金利低下の局面で円安が抑制される状況が続くかどうかも焦点に
  • 米ドルの動きにも注目したい。1月雇用統計で労働市場の底堅さが示されても米ドル買いは限定的だった。20日発表のPCE価格指数(昨年12月)でインフレの鈍化傾向が確認されれば、米ドル安がさらに進行する可能性がある
  • テクニカル指標はドル円の弱気モメンタムを示唆。今週も円高・米ドル安が続けば、心理的節目の水準150.00のトライを想定したい。一方、反発局面では、レジスタンス転換の可能性がある154.50の攻防に注目したい


自民圧勝で円高、高市政権にとって理想的な展開

2月8日に第51回衆院選は投開票が行われた。自民党は単独で316議席を獲得し圧勝した。円安進行が警戒されたが、先週は円高で終えた(対G10通貨)。対米ドルで円は約3%上昇した(下チャート、赤ラインを参照)。

円相場の動向 対G10通貨:2月9日~13日

円相場の動向:2月9日~13日

ブルームバーグの為替データで作成

政府・日銀によるけん制に加え、円安再燃時に米国がどう動くかが不透明な状況にあることも、円買いを促した一因と考えられる。

さらに今後は、投機筋を中心とした円キャリー取引の後退が、円安を抑制する展開も想定される。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、非商業部門の円ショートポジションは選挙戦から減少傾向にある。同データは速報性に難点があるものの、今後さらなる円ショートの縮小や円ロングへの転換が確認されれば、円キャリー巻き戻しの思惑を強める要因となろう。

CFTC 非商業部門の円ネットポジションの動向:昨年1月以降

CFTC 非商業部門の円ネットポジションの動向:昨年1月以降

CFTC、ブルームバーグのデータで作成 / 2月10日時点

注目したいのは円安だけではない。国内の債券市場でも10年債と30年債の利回り上昇が抑制されている。

金利の上昇時に円安へ振れた一方、金利の低下時に円高へ振れる現在の動きは、衆院選の圧勝で高市政権が財政運営をコントロールできるとの市場の期待を示唆している。

今後、金利の低下局面で円安が抑制されるのか、そして金利上昇の局面で再び円安に振れるかどうかの確認は必要だが、衆院選後のマーケット動向は高市政権にとって理想的な展開と言えるだろう。

10年債利回りと30年債利回りの1時間足チャート:1月下旬以降

10年債利回りと30年債利回りの1時間足チャート:1月下旬以降

TradingView提供のチャート


今週のドル円展望、米ドル安進行なら下落拡大を警戒

今週のドル円(USD/JPY)は下値トライを意識したい。現在サポートラインとして意識されている152円を下方ブレイクする場合は、心理的節目の150円を視野に下落拡大を警戒したい。

そのきっかけとして注目したいのが、米ドルの動向だ。先週は対G10通貨で米ドル安が進行した。11日の1月雇用統計が労働市場の底堅さを示しても、米ドル買いが限定的となったことは、「米ドル不信」の根強さを示唆した。

米ドルの動向:2月9日~13日

米ドルの動向:2月9日~13日

ブルームバーグの為替データで作成

13日の1月消費者物価指数(CPI)では、トレンドを示す前年同月比の上昇率が2.4%と昨年12月の2.7%から鈍化した。同比のコア指数の上昇率も2.6%から2.5%へ鈍化したことで、インフレ再燃の懸念が後退。米10年債利回りは一時4.04%と、2025年12月上旬以来、約2カ月ぶりの低水準を付けた。

米金利の低下に連動するように、米ドルのトレンドを示すドル指数(DXY)は98ポイント(21日線)で反発が止められた後、先週は再び米ドル安優勢に転じた。

ドル指数の日足チャート:今年1月以降

ドル指数の日足チャート:今年1月以降

TradingView提供のチャート

今週20日に米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視する昨年12月のPCE価格指数の発表がある。ブルームバーグがまとめた市場予想では、昨年11月から上昇が見込まれている。

インフレの粘着性が示される場合は、米ドルの買い戻し要因になり得る。一方、CPIと同じくインフレの抑制傾向が示される場合は、米ドル安が進行する要因となろう。

円高優勢の状況で米ドル安が続けば、ドル円(USD/JPY)は以下で詳述する下値水準の攻防に注目したい。

米PCE価格指数の動向:過去1年間

米PCE価格指数の動向:過去1年間

ブルームバーグのデータで作成 / 赤棒グラフ・ドット:市場予想


ドル円のテクニカル分析、150円トライも

152円ブレイクなら150円が視野に
ドル円(USD/JPY)のトレンドを週足チャートで確認すると、13週線の突破が「だまし」となり、26週線を大陰線で完全に下方ブレイクした。同時に上昇トレンドチャネルの下限を下方ブレイクしつつある(週足・日足チャート)。日足MACDはゼロライン、RSIは50を下回る状況は、ドル円の弱気モメンタムを示唆している。

今週も円高・米ドル安の展開となれば、現在サポートラインとして意識されている152.00を下方ブレイクし、心理的節目の水準150.00を視野に下落拡大を警戒したい。日足チャートのフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準150.82の下方ブレイクは、150.00をトライするサインと捉えたい。この水準を今週の下限と予想する。

現在のドル円は、変動拡大の傾向にある。150.00を瞬間的に下方ブレイクすれば、52週線が推移している149.70台までの下落を警戒したい。
注目のチャート水準
・152.00:サポートライン
・150.82:61.8%戻し
・150.00:心理的節目の水準、下限予想
・149.70:52週線
※移動平均線の水準:2月13日時点

154.50の攻防
一方、ドル円(USD/JPY)の反発局面では、26週線の突破が最初の焦点となろう。この移動平均線がレジスタンスラインに転換する場合は、市場参加者に弱気サインとして捉えられるだろう。このケースでは、上で取り上げた下値水準の攻防を意識したい。

ドル円が26週線を上方ブレイクすれば、154.00のトライを意識したい。154円台の攻防で注目すべきは154.50レベルだ。この水準はレジスタンス転換の可能性がある(日足・週足チャートを参照)。現在の弱気地合いを考えるならば、このラインを今週の上限と予想する。

想定を超える反発で154.50をブレイクアウトする場合は、155.00のトライが焦点に浮上しよう。テクニカル面では10日線の攻防に注目したい。
注目のチャート水準
・155.00:レジスタンスライン、上に10日線
・154.50:上限予想、レジスタンス転換の可能性あり
・154.00:レジスタンスライン
・153.11:26週線

ドル円の週足チャート:2024年以降

ドル円の週足チャート:2024年以降

TradingView提供のチャート

ドル円の日足チャート:昨年7月以降

ドル円の日足チャート:昨年7月以降

TradingView提供のチャート


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