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ドル円 114.00と113.80の水準が新たなサポートの候補に / テクニカルで重要な局面にあるユーロドル

サマリー:「ドル円は114.00と113.80レベルが新たなサポートポイントの候補に。今日の朝方にレジスタンスの114.50を突破。ユーロドルは反落リスクを警戒。上下のチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

ドル円 114.00と113.80の水準が新たなサポートの候補に

昨日の米国市場は、典型的なリスク選好相場(株高 / 金利上昇)となった。

ドル円(USDJPY)は、一時114円をブレイクする局面が見られた(安値113.87レベル)。しかし米国市場の動きに連動し、すぐに114円台を回復。高値114.39レベルまで反発した。

18日と昨日のローソク足(日足)で共通しているのが、114.00レベルでサポートされ長い下ヒゲが示現したこと。この動きは、114.00レベルでの押し目買い意欲の強さを示唆している。

また、昨日は113.80台で反落が止められた。今月15日にも同じ状況が見られた。113.80前後が、レジスタンスからサポートポイントへ転換しつつあることを示唆している。

市場参加者の短期的な予測を反映するリスクリバーサル(1週間)を確認すると、上昇基調が一服している。現在の外為市場が米ドル高の調整ムードにあることも考えるならば、114円前後の水準をトライし続ける可能性は残る。

しかし、114.00か113.80レベルでの反転が続く場合は、これらの水準が新たなサポートポイントとして市場で意識されると予想する。

一方、上値の焦点は114.50,115.00そして115.60(フィボナッチ・プロジェクション161.8%)のトライおよび突破で変わらず。

なお、本日早朝に114.50をブレイクした。115.00をトライするムードが高まってきた。

ドル円のチャート:日足

ドル円のチャート:日足

ドル円のチャート:4時間足

ドル円のチャート:4時間足

テクニカルで重要な局面にあるユーロドル

反発基調にあるユーロドル(EURUSD)だが、テクニカルの面で重要な局面に差し掛かっている。

昨日のローソク足(日足)を確認すると、陽線引けとなるも長い上ヒゲが示現している。

19日のレポートで指摘したレジスタンスポイント1.1660レベルで上昇が止められたことも考えるならば、ユーロドルは反落のリスクを警戒する局面にある。

上の予測どおりユーロドルが反落する場合、まずは21日EMA(今日現在1.1627レベル)を完全にブレイクするかどうか?そしてレジスタンスのラインとして相場の戻りを抑制するかどうか?これらの点を確認したい。

この状況が確認される場合は、1.15台への反落を想定しておきたい。

一方、ユーロドルが反落しても21日線前後でサポートされる場合は、もう一段の買戻しを想定しておきたい。

このケースでは、フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準1.1674レベルのトライおよび突破が目先の焦点となろう。昨日は、このテクニカルポイントの手前で反発が止められた。

61.8%の水準をも突破する場合は、レジスタンスラインとして意識される局面があった50日EMA(今日現在1.1697レベル)までの反発を想定しておきたい。

ユーロドルが反発基調を維持しても、金融政策の正常化を目指すFRBと緩和スタンスを維持するECBという構図が鮮明になっている状況を考えるならば、上で指摘したレジスタンスのポイントで反落する展開を常に意識しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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