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米CPIと金利の反応に注目 /ドル円とポンドドルの焦点

サマリー:『米CPIと金利の反応に注目。ドル円とポンドドルは移動平均線の攻防が焦点。上下のチャートポイントは?』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米CPIと金利の反応に注目

12日の外為市場は、米ドルの売り買いが交錯する展開となった。米債市場では長期金利(以下米金利)の低下基調に一服感が漂っているが、1.5%の水準を視野に上昇基調を維持するかどうかは、米指標データで景気の回復が確認されることが条件となろう。

今日は6月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想(前年同月比)は4.9%。コア指数(同比)のそれは4.0%となっている。CPIが総じて予想以上となれば、行き過ぎた金利低下をさらに是正するきっかけとなり得る。

予想以上のCPIに米金利が上昇で反応する場合、外為市場では米ドル買い優勢の展開を予想する。米金利の上昇幅が限定的ならば、米株もさらに高値を目指す展開が予想される。10日EMAを突破しきれずにいるユーロドル(EURUSD)や89日EMAで見事に上値が抑制されているポンドドル(GBPUSD)は下落リスクを警戒したい。

ドル円(USDJPY)は、昨日相場の戻りを抑制した21日EMAを突破し、さらに上値をトライする展開が予想される。

一方、米CPIが予想以下の場合は、米金利の上昇が抑制される可能性が高い。このケースでは、ハイテク株が米株高のけん引役となる可能性がある。

「株高/米金利低下」のケースでは、豪ドルや新興国通貨を中心に米ドル安優勢となる可能性がある。ユーロドルやポンドドルも上昇する可能性がある。

一方、米株が反落する場合は、金利が低下しても米ドル相場のサポート要因となる展開を想定しておきたい。このケースでは、米ドル買い以上に円買いの圧力が高まることも想定しておきたい。

米消費者物価指数(CPI)の動向

米消費者物価指数(CPI)の動向

ドル円の焦点

今日のドル円(USDJPY)は、21日EMA(今日現在110.40レベル)の突破が焦点となろう。

フィボナッチ・リトレースメント50.0%の水準109.56レベルで反転し、連日で陽線が示現する状況でリスク選好相場が続く場合は、21日線の突破を予想する。

次の上値の焦点は、今月8日の大陰線高値110.70レベルを想定したい。この水準をも突破する場合は、今日以降、111円を視野にさらなる上値トライを意識したい。

一方、下値の焦点は109.90台の攻防に注目。昨日は109.97で反転した。50日EMAは今日現在、109.91レベルで推移している。

50日線を下方ブレイクする場合は、10970台の攻防に注目したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ポンドドルの焦点

ドル円と同じく移動平均線(EMA)の攻防となっているのが、ポンドドル(GBPUSD)である。現在は、89日EMA(今日現在1.3912レベル)で上値が抑制されている。

今日の米CPIで米金利が低下する場合、ポンドドルは89日線を上方ブレイクする展開が予想される。しかし、FRBの政策転換が意識されている状況の中では、50日EMA(今日現在1.3946レベル)で反落する展開を警戒しておきたい。

一方、短期スパンの下値焦点は、1.3740レベルおよび1.3670レベルの維持となろう。目先は前者の水準の攻防が焦点だが、反落局面でも将来の利上げ期待で1.3740レベルが相場をサポートする場合は、この水準を下限としたレンジ相場へシフトする可能性を意識したい。

なお、200日EMAは今日現在、1.3690レベルで推移している。長期線の下方ブレイクは、市場参加者に地合いの弱さを印象付ける可能性がある。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

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