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今週の焦点はFOMCと米国市場全体の反応 / ドル円とユーロドルの注目ポイント

今週の焦点は、米FOMCとその内容を受けた米国市場全体の反応である。ドル円とユーロドルの注目ポイントは?上下のチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

今週の焦点 FOMCと米国市場全体の反応


【サマリー】

・FOMCを前に米国市場ではFRBのタカ派スタンスを織り込んだ動きが見られる
・どの程度織り込んでいるか?の判断は米国市場全体の動きを確認する必要あり
・今週のドル円の焦点とチャートポイント
・今週のユーロドルの焦点とチャートポイント


・「織り込み済み」の判断は米国市場全体の動きを確認してから

今週25日~26日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。

米金融引き締めとそのペースの加速を意識し、先週19日の米債市場では2年債利回りが1.07%まで、長期金利が1.9%までそれぞれ上昇する局面が見られた。

一方、米国の株価指数は軒並み下落している。特にナスダック総合指数は、昨年11月22日の最高値16,212.23ポイントから15%急落し、調整局面入りの可能性を意識する展開となっている。ナスダック100指数(NDX)も同様の局面にあり、パウエルFRBのタカ派スタンス傾斜を織り込む動きが、すでに米国市場では見られる。

米金利とナスダック指数の動き

米金利とナスダック指数の動き


しかし、米金融引き締めとそのペースの加速を米国市場がどの程度織り込んでいるか?を判断するには、FOMCイベントを受けた米国市場全体の動きを詳細に確認する必要がある。

FOMC後に米金利全体が低下するか、もしくは上昇幅が限定的であり、かつ米国株が反発で反応する場合、ひとまずパウエルFRBのタカ派スタンスを米国市場がかなり織り込んでいると判断できる。

一方、FOMC後に米国株が下落し、短期ゾーンの米金利が上昇し、かつ長期金利が低下する場合は、パウエルFRBのタカ派スタンスとそれによる景気の先行き不透明感が米国市場で意識されている可能性-言い換えれば、パウエルFRBのタカ派スタンスとそれが景気へ与える悪影響を米国市場の参加者が読み切れていない可能性を示唆する動きと考えることができる。


ドル円とユーロドルの注目ポイント

・ドル円

今週のドル円(USDJPY)は、引き続き米国市場にらみの展開となろう。

FOMCや米指標データの内容を受け、今週の米国市場全体がリスク選好相場(株高/金利の上昇)となれば、50日線(EMA)および10日線(SMA)のトライ&突破が焦点となろう。後者の10日線は今月12日以降、レジスタンスラインとして意識されている。この移動平均線(レジスタンスライン)の突破は、115円を再トライするシグナルのひとつと想定しておきたい。

だが、日足チャートを見ればわかるとおり、今のドル円の地合いは弱い。上述したとおり、FOMC後に米国市場がリスク回避相場(株安と長期金利の低下が同時に発生)となる場合は、今月14日安値113.47レベルおよびフィボナッチ・プロジェクション100.0%の水準113.34レベルの下方ブレイクおよび113.00トライを警戒したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル

今週のユーロドル(EURUSD)は、FOMC後の動きに注目したい。

投機筋のポジション動向(CFTC)を確認すると、昨年12月下旬以降、ユーロショートからロングへ傾くトレンドが見られる。1月18日終了週のデータでは、米ドルのロングポジションが減少すると同時に、ユーロのネットロングが6,000枚から2.4万枚まで積みあがったことが確認された。

投機筋がユーロロングへ傾く中、FOMCイベント後に米金利が低下で反応する場合、ユーロドルは日足チャートにある2つの移動平均線の攻防に注目したい。50日線(EMA)の突破に成功する場合は、1.14台の回復を想定したい。

しかし1.14台の攻防となっても、レジスタンスラインとして意識されている89日線(EMA)で反落するリスクを常に警戒しておきたい。この移動平均線は短期レジスタンスラインと並行している。

一方、FOMC後に米金利が上昇で反応する場合は、短期サポートラインの攻防が目先の焦点となろう。このラインは今週、1.1300-10ゾーンで推移する。

ユーロドルが短期サポートラインを完全に下方ブレイクする場合は、1月20日のレポートでも指摘した1.1270-80ゾーンおよび1.1220-30ゾーンのトライが焦点として浮上すると予想する。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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