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米指標データに右往左往する米金利 / ドル円とポンドドルの焦点

サマリー:「昨日は、米指標データでアメリカの長期金利は上下に振れる展開となった。しかし、景気の先行き不透明感を意識し金利の反発は限定的だった。明日に7月の米雇用統計発表を控えるなか、ドル円とポンドドルの焦点は?」

米指標データに右往左往する米金利

7月のADP雇用統計は市場予想の69.5万人に対して結果は33.0万人と、市場予想を大きく下回った。これを受けアメリカの長期金利(以下では米金利)は低下で反応した。
しかし、その後に発表されたISM非製造業指数景気指数は64.1と、市場予想の60.5および6月の60.1を大幅に上回る結果となった。雇用指数も6月の49.3から53.8へ拡大し、企業の採用問題が改善していることが示された。

良好なISM非製造業指数景気指数の結果を受け、米金利は一転して1.2%台まで反発する局面が見られた。

しかし、1.21%台で反発が抑制された状況を考えるならば、景気の先行き不透明感を意識した米債買いは続いている。

パウエルFRBは、経済情勢の中でも雇用の状況に目を光らせている。よって、今日発表される新規失業保険申請件数の内容で米金利と米ドル相場が動く可能性がある。
だが、明日に7月の雇用統計を控えていることを考えるならば、昨日ほど上下に大きく動く可能性は低いと予想する。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

ドル円の焦点

昨日のレポートで「良好な米指標データ→米金利の反発→米ドル買い」を予想したが、ドル円は(USDJPY)は100日EMA(今日現在109.24レベル)を難なく突破する大幅反発となった。長い下ヒゲ付きの陽線引け(日足)は、108円後半での米ドル買いの強さを示唆している。
だが、50日EMA(今日現在109.84レベル)すらトライできずにいる状況を考えるならば、下落トレンドを意識すべき局面は続いている。

今日の雇用関連指標が良好な場合、50日線をトライするかどうか?まずはこの点を確認したい。50日線がレジスタンスラインとして意識される場合は、108円台へ反落する展開を常に想定しておきたい。

一方、下値のポイントは109.00、昨日安値108.71、およびフィボナッチ・リトレースメントの76.4%の水準108.45である。現状、ローソク足の実体で109円台を維持しているが、明確に109円を下抜ける場合は、短期的に108円台への攻防シフトを警戒したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ポンドドルの焦点

先週からこのレポートで注目しているのが、ポンドドル(GBPUSD)である。今日はBoEイベント(スーパーサーズデー)後の動きに注目したい。

昨日のレポートで指摘したが、現在のポンドドルは89日EMA(今日現在1.3882レベル)でサポートされる状況となっている。昨日は「米金利の上昇→米ドル買い」の展開となったが、それでも89日線でサポートされた。地合いの強さを示す動きである。

だが、長い上ヒゲ付きの陰線引けは、相場の下落シグナルとなり得る。今日のBoEイベントでポンド売りの圧力が高まる場合は、21日EMA(今日現在1.3857)のトライおよび下方ブレイクを警戒したい。

21日線をもブレイクする場合は、各リトレースメントでの攻防を注視したい。半値戻しの水準1.3776は、レジスタンスとしてもサポートとしても意識された経緯がある。

一方、BoEイベントでポンド買いの圧力が高まる場合は、フィボナッチ・リトレースメントの61.8%の水準1.3989および節目の1.40の突破が焦点となろう。

これら水準の突破に成功する場合は、1.40台の維持が焦点となろう。維持に成功できるかどうかは、明日の米雇用統計の結果も影響するだろう。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

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