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インフレの加速で米金利とドル相場は反発 / ドル円とユーロドルの焦点について

サマリー:「米国のインフレが加速し米金利と米ドル相場は反発。今日はベテランズデーで米系勢は不在。目先のドル円とユーロドルの焦点は?上下のチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

インフレの加速で米金利とドル相場は反発

・加速する米国のインフレ

10日に発表された10月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で6.2%と、9月の5.4%から加速した。コア指数も同比で4.6%まで上昇し、米国のインフレが加速していることが具体的な数値で確認された。

米消費者物価指数(CPI)

米消費者物価指数(CPI)

インフレの加速を受け、米債市場では2年債、5年債そして10年債の各利回りは急反発した。10月CPIの結果を受けて期待インフレ率も上昇したが、米債利回りの上昇幅拡大で実質金利は小幅ながらも反発した。

利回りの上昇は米国株の重石となり、主要3指数は軒並み下落した。特にハイテクグロース株の売りが拡大したことで、ナスダック指数の下落幅が拡大した。

一方、米金利の上昇とリスク回避相場(米株安)を受け、外為市場では一転して米ドル相場(DXY)が急反発する展開となった。

ドルインデックスとナスダック指数のチャート

ドルインデックスとナスダック指数のチャート

ドル円とユーロドルの焦点について

・急反発のドル円 目先の焦点は?

米金利との連動性が高いドル円(USDJPY)は、米CPI後の利回り上昇に連動し上げ幅を拡大。NYタイムの後半には、高値114.01まで上昇する局面が見られた。

テクニカルの面で注目したいのは、フィボナッチ・リトレースメント(110.81-114.69)50.0%の水準112.75レベルで反発したことである。この水準でドル円は2日連続でサポートされ、日足ローソク足では大陽線が示現。これらの動きから、新たな重要サポートポイントとして112.75レベルが急浮上してきた。

今日はベテランズ・デーで外為市場(米国)と米債市場は休場となるが、短期的にドル円が昨日の勢いを維持する場合、まずは短期レジスタンスラインの突破が焦点となろう。今日現在114.10レベルで推移しているこのラインの突破に成功する場合は、先月、相場の上昇を何度も止めた114.30-50のレジスタンスゾーンの攻防を想定しておきたい。

一方、ドル円が反落する場合、下値の焦点は113円台の維持となろう。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドルは1.15を一気に下方ブレイク 次は1.14ミドルが焦点に

一方、ユーロドル(EURUSD)は大陰線により、昨日のレポートで指摘した重要サポートポイントの1.15を一気に下方ブレイクする展開となった。

21日EMA(1.1581レベル)で連日相場の戻りが止められた状況や、その後の戻りが限定的であることも考えるならば、ユーロドルの焦点は引き続きダウンサイドにある。

目先の焦点は、フィボナッチ・プロジェクションの61.8%の水準1.1455レベルの攻防となるかどうか?この点にある。昨日の日足ローソク足で反発シグナルとなり得る下ヒゲが示現していないことを考えるならば、現時点では1.1455トライの可能性を意識しておきたい。

一方、さえない指標データなどで米金利が低下する局面では、ユーロドルの反発を想定しておきたい。このケースでは、1.1500-20の水準がサポートからレジスタンスへ転換するかどうか?まずはこの点を確認したい。

上記の水準で相場の戻りが抑制される場合は、ユーロドルの地合いの弱さを市場参加者に印象付けよう。1.15前半レベルで反落する場合は、1.1455レベルのトライおよび下方ブレイクを常に警戒しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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