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米CPIと長期金利の反応 / ドル円とユーロドルのチャートポイント

サマリー:「今日は10月の米CPI後の動きに注目。焦点は米長期金利の反応。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米CPIと長期金利の反応

・インフレの加速が確認される場合、米長期金利はどのような反応を示すか?

10月の米生産者物価指数(PPI)は、9月から上昇していることが判明した。しかし、昨日の米債市場で長期金利は1.42%まで低下する局面が見られた。

今日は10月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。総合、コアともに9月からインフレが加速する予想となっている。

米消費者物価指数

米消費者物価指数


焦点は、インフレの加速が確認される場合の米長期金利の反応である。

インフレの加速に長期金利が上昇で反応する場合、米実質金利のマイナス幅が縮小する要因となる(期待インフレ率の動きにもよる)。米実質金利のマイナス幅が縮小する場合、外為市場では米ドル買い優勢の展開を予想する。

問題は、インフレの加速が確認されても長期金利が低下で反応する場合である。コロナパンデミックからの景気回復とそれに伴ってインフレとなる状況は、通常であれば長期金利の上昇要因である。しかし、インフレの加速に対して長期金利が低下で反応する場合は、「インフレは米国経済に悪影響を与える要因である」と米債市場の参加者が意識しているシグナルとなり得る。

「インフレの加速→長期金利の低下」がCPI後だけでなく明日以降も続く場合、米実質金利はマイナス圏での推移が続こう。これは米ドル相場にとってネガティブ要因である。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円(USDJPY)

サポートポイント113.20を下方ブレイクしたドル円(USDJPY)は、昨日の東京時間に113.00をもあっさりと下抜けた。海外時間で113円台を回復する局面は見られたが、戻り売りに圧され113円台の維持に失敗。10日EMA(今日現在113.39レベル)がレジスタンスラインとして意識され始めている状況も考えるならば、ドル円の地合いは弱い。よって、目先は新たなサポートポイントを探ることが焦点となろう。

現時点でその水準の候補は、昨日のレポートでも指摘したフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準112.56レベルと50日EMA(今日現在112.37レベル)である。

米(実質)金利の低下基調が続くことで50日EMAを完全に下方ブレイクする場合は112.20レベル、112.00そしてフィボナッチ・リトレースメント50.0%の水準111.90レベルが、次のサポートポイントの候補として浮上しよう。

一方、ドル円が反発する場合は、113.00前後がレンジスタンスへ転換するかどうか?この点に注目したい。113円前後がレジスタンスポイントとなる場合は、50日線の下方ブレイクを意識しておきたい。逆に難なく113円台の回復に成功する場合は、10日線の突破が焦点となろう。

ドル円のチャート

ドル円のチャート


・ユーロドル(EURUSD)

米実質金利の低下にサポートされ、ユーロドル(EURUSD)は反発基調にある。今日は米CPI後の動きが焦点となろう。

21日EMA(今日現在1.1602レベル)の突破に成功する場合は、短期レジスタンスライン(今日現在1.1641レベル)および50日EMA(今日現在1.1652レベル)をトライするかどうか?この点が焦点となろう。

だが、昨日は21日線で相場の戻りが止められた。今日も同じ展開となれば、地合いの弱さを市場参加者に印象付けよう。

ユーロドルが反落する場合は、フィボナッチ・プロジェクション38.2%の水準1.1546前後の攻防が焦点となろう。先月の29日以降、このテクニカルポイントを下抜けるとユーロドルが反発するパターンが繰り返されている。

ユーロドルの反落局面で真に注目すべきは、1.1500の攻防である。今月5日の下ヒゲを考えるならば、1.15レベルではユーロ買いの意欲が強い。それだけにこの水準を下方ブレイクすれば、フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準1.1455レベルを視野に下落する可能性を意識したい。

尚、1.1500はフィボナッチ・プロジェクション50.0%の水準にあたる。テクニカルの面でも1.1500は、重要な攻防分岐の水準であることを意識しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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