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米CPIと金利の動向に注目 / ドル円とユーロドルのチャートポイント

サマリー:「インフレを意識した状況が続く中、今日は9月米CPIと金利の反応が焦点に。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米CPIと金利の動向に注目

・焦点は9月CPI

昨日の米債市場では利回りの上昇が一服したが、市場が抱く期待インフレ率(BEI)は上昇基調にある。米債市場ではインフレを意識する状況がまだ続くと思われる。

今日は9月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前年同月比で5.3%(コア4.0%)である。

インフレ懸念が意識される中で予想以上の内容となれば、米金利には上昇の圧力が高まることが予想される。

逆にCPIが予想以下となれば、米金利の上昇が一服する展開が予想される。米ドル相場は利回りの動向に連動する状況が続くこう。

期待インフレ率のチャート

期待インフレ率のチャート

金融政策の方向性と円安の圧力

米欧の金利に対してさらに上昇の圧力が高まった9月FOMC以降の円相場のパフォーマンスを対米ドル、英ポンドそしてユーロの主要3通貨で確認すると、円安トレンドにあることがわかる。

この要因は、金融政策の方向性の違いにあると考えられる。日本のインフレ率(消費者物価指数)は0.0%(コアはマイナス0.5%)と相変わらずの低迷ぶりであり、現在の世界的なインフレの流れに追随できない状況にある。そして黒田日銀は金融緩和政策を維持している。

対照的に米FRBや英BoEは、景気の回復とそれに伴うインフレの進行を意識し、金融政策の正常化に向けて舵を切り始めている。この方向性の違いが意識され、円は対米ドルおよび英ポンドで下落幅が拡大していると考えられる。

興味深いのは、対ユーロでのパフォーマンスである。円安圧力の高まりで円は対ユーロでも下落している。しかし、その幅は米ドルや英ポンドと比較すると限定的である。

ユーロ圏でもインフレは進行しているが、黒田日銀と同じくラガルドECBも現時点では金融緩和政策を維持するスタンスにある。

金融政策の正常化に向けた国の通貨(米ドル/英ポンド)で円安が進行し、そうでない地域の通貨(ユーロ)での円安が限定的という状況は、今の円相場が金融政策の方向性の違いによって動いていることを示唆している。

円相場のパフォーマンス

円相場のパフォーマンス

ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円(USDJPY)

ドル円(USDJP)は上昇トレンドを維持している。株安による調整の円買いも限定的であり、現在は上で述べたとおり金融政策の方向性の違いを意識した相場となっている。

しかし、10月に入ってからの上昇率は高安ベースで2.6%超となっている。さすがにオシレーター系の指標(RSI / ストキャスティクス)では過熱感のシグナルが点灯している。

また昨日は、12日のレポートで指摘したテクニカルポイントのフィボナッチ・プロジェクション100.0%(113.77レベル)で上昇が止められた。これらの状況を考えるならば、今日はドル円の反落を警戒したい。

目先の焦点は、9月米CPI発表後の米金利の動きである。

CPIでインフレの鈍化が確認される場合は、米金利の上昇が一服する展開が予想される。このケースでは、ドル円の反落を予想する。目先のサポートポイントは、昨日の安値113.00レベルである。

112円台へ反落する場合は、フィボナッチ・リトレースメントの各水準での攻防に注目したい。

一方、米CPIでインフレ懸念が高まる場合は、米金利の上昇を予想する。

ドル円はこの動きに追随し、フィボナッチ・プロジェクション100.0%(昨日高値)の113.77レベルを突破する展開が予想される。このケースでは114.00トライを意識したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル(EURUSD)

ユーロドル(EURUSD)は昨日、重要サポートポイントの1.1527レベルをブレイクする局面が見られた。

本日東京時間ではこの水準をかろうじて維持しているが、1.1527ブレイクおよびフィボナッチ・プロジェクションで重要な水準161.8%(1.1508レベル)のトライを意識する局面にある。

ドル円(USDJPY)と同じく、今日のユーロドルも9月米CPI発表後の動きに注目したい。

1.1527を完全にブレイクする場合は、1.1508のトライおよびブレイクを想定しておきたい。1.1508の攻防は1.15台を維持できるかどうかの攻防でもある。よって1.1508をも下抜ける場合は、1.14台へ下落するシグナルと想定しておきたい。

一方、1.1527前後で反発する場合は、1.1574レベルまで低下している10日EMAのトライおよび突破が焦点となろう。

すぐ上の水準1.1583レベルは、直近高安の50.0%戻しにあたる。この水準は、今月8日と11日に相場の反発を止めた経緯がある。この点を考えると、10日線の突破に成功しても1.1583前後で反落する可能性がある。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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