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今週の焦点 /ドル円とユーロドルの焦点

サマリー:「米金利に上昇の圧力が高まるなか、今週13日に9月米CPIが発表される。米金利と米ドル相場のトレンドに影響を与える材料として注目しておきたい。また、15日の米指標データにも注目。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の焦点

・米金利の上昇とインフレ懸念

米長期金利は8日、1.61%台まで上昇した。2年債や5年債の利回りも上昇トレンドにある状況は、FRBが金融政策の正常化に向けて舵を切ったことを意識している動きと言えよう。

金利市場では、来年9月のFOMCでFRBが利上げに踏み切る可能性を54.8%と見込んでいる(本日午前8時時点)。

利回りが上昇しているもうひとつの理由が、インフレ懸念である。

9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が19.4万人と市場予想の50.0万人を大きく下回った。一方、平均時給は前月比で0.6%、前年同月比で4.6%と、前月から賃金の伸びが続いていることが確認された。この結果は、(賃金)インフレが続く懸念を市場に意識させている。

また、NY原油先物価格が80ドル台へ到達するなど、資源価格の上昇も続いている。これらの状況が意識され、米金利には現在上昇の圧力が高まり安い状況にある。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

・9月米消費者物価指数(CPI)に注目

インフレ懸念が意識される中、今週13日に9月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。

市場予想は前月比で0.3%(コア0.2%)、前年同月比で5.3%(コア4.0%)である。

FRBのインフレターゲットとなる指標は、PCE(個人消費支出)デフレータである。しかし、上で述べたとおり現在はインフレ懸念が意識されている状況にある。よって、インフレ関連指標は米金利と米ドル相場のトレンドに影響を与える材料として注目しておきたい。

CPIは鈍化の傾向にある。しかし、9月のデータが予想以上となればインフレの高止まり懸念が意識され、米長期金利は上昇トレンドを維持する可能性が出てくる。このケースでは、2年債や5年債の利回りに対しても上昇圧力が高まろう。

米金利の上昇トレンドが続く場合、米ドル相場もこの動きに連動すると予想する。

米CPI以外では、15日に発表される以下の米指標データの内容も、米金利と米ドル相場のトレンドに影響を与える材料として注目したい。

・10月NY連銀製造業景気指数(予想:25.0)

・9月小売売上(予想:-0.2%)

・10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値(予想:73.8)

米消費者物価指数(CPI)のチャート

米消費者物価指数(CPI)のチャート

ドル円とユーロドルの焦点

・ドル円(USDJPY)

今週のドル円(USDJPY)は、112.65レベルのトライおよび突破となるか?まずはこの点に注目したい。この水準は、フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準にあたる。
今年7月に50.0%の水準111.66レベルで相場の上昇が止められた。この経緯を考えるならば、プロジェクションの説明力はそれなりにあると思われる。

ドル円のトレンドは、引き続き米金利に左右されよう。

その米金利は、上で述べたとおり指標データ(特にCPI)の結果で上下に振れる可能性がある。

米金利が上昇トレンドを維持する場合は、112.65ブレイクを想定しておきたい。このケースでは、次の焦点として113円台への上昇が焦点となろう。

一方、さえない指標データや株安(調整の反落)などで米金利が低下する場合は、ドル円の反落を予想する。
このケースでは、10日EMA(今日現在111.50レベル)や先週6~7日に相場をサポートした111.20レベル、そして111.00レベルまで上昇してきた21日EMAのいずれかで反発するかどうか?この点に注目したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル(EURUSD)

今週のユーロドル(EURUSD)は、調整の反発を挟みながら下値を模索する状況が続くと予想する。

下値の焦点は、フィボナッチ・プロジェクション161.8%の水準1.1508レベルのトライおよび突破で変わらず。米金利の上昇局面やリスク回避の局面(株安局面)では、1.1508トライを意識したい。

一方、調整の反発局面では、現時点での10月高安の50.0%戻し1.1583レベルの突破が焦点となろう。8日の反発は、この水準で見事に止められた。

1.1583レベルの突破に成功する場合は、1.16台への再上昇が焦点として浮上しよう。9月下旬以降、レジスタンスのラインとして意識されている10日EMAは今日現在、1.16レベルまで低下している。

今月6日に1.1603レベルで上値が抑制され大陰線が示現した経緯を考えるならば、50.0%の水準を突破しても、10日線で反落する可能性を意識しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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