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今週の注目ポイント / ドル円とユーロドルのチャートポイント

サマリー:「今週は米CPI(10月)と利回りの反応に注目。ドル円とユーロドルの焦点とチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の注目ポイント

・10月の米消費者物価指数(CPI)と利回りの反応

先週5日に発表された米雇用統計(10月)は、労働市場の改善を示す内容となった。また、産油国が増産を見送ったことでエネルギー需給の引き締まりが意識され、NY原油先物価格(WTI)は1バレル=81ドル台へと反発した。これらはいずれも米金利の押し上げ要因だった。

しかし2年債、5年債そして10年債の各利回りは低下した。FOMC(11月2-3日開催)後の動きを考えるならば、米金利の低下(米債の買戻し)の主因はパウエルFRBの「利上げを急がない」スタンスにあると考えらえる。

「労働市場の改善→労働力の供給制約の解消→今の異常なインフレの抑制」の思惑が米金利の低下(米債の買戻し)を促した可能性もある。しかし、10月の平均賃金(前年同月比)は4.9%増となり、賃金インフレが進行中であることが確認された。また、1年先の期待インフレ率の動きを確認すると、5日は4.14%まで上昇している。市場が抱く短期的なインフレ期待は未だに根強い。「インフレの高止まり観測→米国経済に与える悪影響」の方が意識され、米金利が低下基調にある可能性も考えておく必要があろう。

期待インフレ率のチャート

期待インフレ率のチャート

今週、米金利の動向を考える上で重要な指標が、10日に発表される消費者物価指数(10月、CPI)である。前年同月比で5.8%、コア指数(同比)も4.3%増と、9月からインフレが進行する予想となっている。

CPIが予想以上となっても米金利の低下基調が続く場合、外為市場では米ドル高の調整相場を想定しておきたい。

一方、インフレ懸念の方が意識され米金利が反発する場合は、米ドル買い優勢の展開を想定しておきたい。

なお、前者のケース(CPIが予想以上でも米金利が低下するケース)では、上で述べたとおりインフレが経済に与える悪影響-つまり長期的に米国経済の成長が鈍化する予想を債券市場が意識しているシグナルとなり得る。この点を確認する観点からも、CPI後の米金利の反応は重要である。

米消費者物価指数(CPI)

米消費者物価指数(CPI)

ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円(USDJPY)

今週のドル円(USDJPY)は、レンジ相場が続くかどうか?この点を見極める1週間となろう。

焦点は、113円前半の攻防である。今年の10月中旬以降、113.20-30レベルがサポートゾーンとして意識されている。先週5日の下落も113.28で止められた。ドル円は米金利との相関性が高い通貨ペアだが、その米金利は上で述べたとおり現在低下の基調にある。それでもサポートゾーンを維持するならば、ドル円は113円前半~114円後半のレンジ相場を意識する状況が続こう。

一方、ドル円がサポートゾーンを完全に下方ブレイクする場合は、113円割れを意識したい。

実際にドル円が113円を下方ブレイクする展開となれば、調整の反落相場へ転じる可能性がある。このケースでは、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準112.56レベルもしくは50日EMA(今日現在112.33レベル)までの反落を警戒しておきたい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル(EURUSD)

今週のユーロドル(EURUSD)は、1.15トライとなるか?この点が焦点となろう。

米金利の低下はユーロドルのサポート要因だが、今月に入り21日EMA(今日現在1.1602レベル)がレジスタンスラインとして意識されている。この状況を考えるならば、ユーロドルの地合いは弱い。

だが、5日のローソク足では長い下ヒゲが示現し陽線引けとなった。10月中旬の反発も考えるならば、1.1520レベルは重要なサポートポイントとして意識されている。よって、この水準(1.1520レベル)を完全に下方ブレイクする場合、ユーロドルは1.1500をトライする可能性が高まろう。なお、この水準(1.1500)はフィボナッチ・プロジェクション50.0%にあたる。テクニカルの観点からも1.15台維持の攻防には注目しておきたい。

ユーロドルが1.15を完全に下方ブレイクする場合、次の焦点はフィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準1.1455レベルを想定してしておきたい。

一方、ユーロドルが上昇する局面では、上で述べた21日EMAで反発が止められるかどうか?この点が焦点となろう。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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