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【ユーロ円 (EUR/JPY)】今週の見通しと取引戦略

昨年の6月下旬以降ユーロ円は、154.00-160.00の水準を中心に売り買いが交錯する状況にある。直近の重要なチャートポイントやテクニカルラインでの攻防を考えるならばユーロ円の地合いは強く、今週は160.00レベルのトライとなるか?この点に注目したい。一方、下落の局面で注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・ドル円とユーロドルは現在、底堅さを維持する状況にある
・ユーロ円も底堅さを維持しており、今週の焦点は上値トライにある
・上昇の局面では、160.00レベルの突破が焦点となろう
・下落の局面では、158円ミドルと21日線の攻防に注目したい


底堅さを維持するユーロ円

昨年の6月以降、ユーロ円(EUR/JPY)は154.00-160.00レンジを中心に売り買いが交錯する状況にある。直近の反発相場も160.00レベルで止められた。

しかし、ユーロドル(EUR/USD)は現在、1.09台で底堅さを維持している。一方、ドル円(USD/JPY)は一時146円台へ上昇する局面が見られた。

これら通貨ペアの動きを受けユーロ円(EUR/JPY)は現在、158円台で底堅さを維持している。

週足チャートで直近の動向を確認すると、13週線(158.93レベル)をトライする状況が続いている。この動きは、ユーロ円の地合いの強さを示唆している。

よって、今週もユーロ円が底堅さを維持する場合は、反発相場を止めた160.00レベルのトライと上方ブレイクが焦点となろう。

ユーロ円のチャート:週足 22年以降

ユーロ円のチャート:週足 22年以降 TradingViewが提供するチャートで作成

取引戦略:ユーロ円の買い(ユーロ買い・円売り)

日足チャートでユーロ円(EUR/JPY)の動向を確認すると、158.50台がレジスタンスからサポートの水準へ転換するムードにある。

日足のストキャスティクスは買われ過ぎの水準から低下の基調へ転じているが(下のチャート、緑矢印を参照)、モメンタムは地合いの強さを示唆している。13週線のトライに加えて、これらの動きもユーロ円の地合いの強さを示唆している。

今週もユーロ円が158.50台を維持し、そして下で述べるレジスタンスの水準を突破する場合は、短期のユーロ円の買いを考えたい。

ユーロ円のチャート:日足 23年10月以降

ユーロ円のチャート:日足 23年10月以降 TradingViewが提供するチャートで作成


今週、予想どおりにユーロ円が上値をトライし、レジスタンスの水準へ転換するムードのある159.00レベルを完全に突破する場合は、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント水準での攻防を意識したい。

159.35レベルは半値戻しの水準、159.55レベルは61.8%水準にあたる。

これら2つの水準は、先週の後半に相場の戻りを止めた経緯がある。ゆえに、これらテクニカルポイントの突破を確認した後に、ユーロ円の買いを考えたい。

ユーロ円のチャート:1時間足 1月9日以降

ユーロ円のチャート:1時間足 1月9日以降 TradingViewが提供するチャートで作成


ユーロ円が160.00レベルを突破した後、この水準のサポート転換が確認される場合もユーロ円の買いを考えたい。

なお、テクニカルの面で160.00レベルは、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準にある(下の日足チャートを参照)。そして先週、反発相場を止めた経緯がある。

ゆえに、ユーロ円が160.00レベルを完全に突破し、その後にこの水準のサポート転換も確認される場合は、161.00レベルを視野に上昇幅が拡大する可能性が出てくる。

ユーロ円のチャート(再掲):日足 23年10月以降

ユーロ円のチャート(再掲):日足 23年10月以降 TradingViewが提供するチャートで作成

取引戦略:ユーロ円の売り(ユーロ売り・円買い)

今週、ユーロ円(EUR/JPY)が上で述べた上値の水準で反落し、かつサポート水準として意識されている158.50レベルをも完全に下方ブレイクする場合は、ユーロ円の売りを考えたい。

ユーロ円が158.50台を完全に下方ブレイクする場合は、21日線(EMA)を視野にユーロ円の下落幅が拡大する可能性があろう(上の日足チャート、青ラインを参照)。

この移動平均線は、レジスタンスラインからサポートラインへ転換する可能性がある。ゆえに、21日線のレベルまで相場が下落する場合は、一度ユーロ売り・円買いのポジションを清算することを考えたい。

一方、ユーロ円の下落幅が拡大し21日線を完全に下方ブレイクした後、戻りの局面でこの移動平均線の上方ブレイクに失敗する場合は、200日線を視野に下落幅が拡大する可能性が出てくる。

根強い円安を考えるならば、ユーロ円が一気に200日線をトライする可能性は低下している。しかし、21日線の下方ブレイクとレジスタンスラインへの転換は、ユーロ円の売りシグナルとなり得る。

なお、昨年の12月以降、200日線はサポートラインとして意識されている。ゆえに今週以降、ユーロ円がこの移動平均線をトライする局面でユーロ円の売りポジションを保有している場合は、200日線の付近で一度そのポジションを清算することを考えておきたい。

そして、この移動平均線が引き続きサポートラインとして意識される状況が確認される場合は、ユーロ円の押し目買いを考えたい。


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