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今週の焦点 米国と英国の指標データに注目 / ドル円とポンドドルのチャートポイント

今週の外為市場は米英の経済指標で動く可能性がある。米ドル買いを仕掛ける投機筋。米経済指標が総じて予想以上ならば、米ドル高の加速が予想される。ドル円とポンドドルのチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

今週の焦点 米国と英国の指標データに注目


【サマリー】

・米ドル買いを仕掛ける投機筋
・今週の米ドル相場は経済指標にらみの展開に
・ドル円のチャートポイントについて
・ポンド相場も経済指標が材料視される可能性あり
・ポンドドルのチャートポイントについて


米ドル買いを仕掛ける投機筋

米国の商品先物取引委員会(CFTC)が公表しているデータによれば、5月に入り投機筋が米ドル買いを仕掛けていることがわかる。米ドルの買い越しは、昨年11月下旬以来の高水準まで増加している。
投機筋の動向に連動するように、米ドル相場の方向性を示すドルインデックス(DXY)は2017年1月の103.80レベルを完全に突破し、104ポイント台の攻防となっている。米長期金利(10年債利回り、以下では米金利)の上昇は抑制されているが、再び上昇基調へ転じる場合、主要通貨で米ドル高が加速しやすい状況にある。

投機筋の米ドル買いポジションとドルインデックスの推移

Refinitiv Eikon 週次(2021年Q2以降)

・焦点は米国の経済指標

米金利は現在、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めよる景気の減速懸念が意識されやすい状況にある。よって、米金利の変動要因として現在注目すべきは、経済指標である。

今週も重要な米経済指標の発表が予定されているが、特に注目すべきは個人消費の動向を考える上で重要となる4月の小売売上高である。結果が予想以上となれば、米金利に上昇の圧力が高まることで外為市場では米ドル買いの展開が予想される。特に、米金利の動きがトレンドの決定要因となっているドル円(USDJPY)は日米利回り格差の拡大が意識され、上値トライの展開が予想される。

なお、今日は5月のニューヨーク連銀製造業景気指数がある。この経済指標に対して米金利が大きく反応する場合、米ドル相場も上下に振れる可能性がある。


ドル円のチャートポイント

・目先は10日線の攻防が焦点に

今週のドル円(USDJPY)も米金利をにらんだ展開が続くだろう。その米金利は、上で述べたとおり経済指標で動く可能性がある。

目先、ドル円の焦点は10日線(EMA)の攻防に注目したい。先週13日は陽線引けとなったが、10日線で上値が止められた。週明けの相場もこの移動平均線で上昇が抑制されている。「良好な経済指標→米金利の上昇」の展開では、ドル円の10日線ブレイクと130円台への再上昇を想定しておきたい。
ドル円が再び130円台の攻防となる場合は、130.80レベルの突破が焦点となろう。この水準は、今月6日と11日に相場の上昇を止めた経緯がある。

・短期的なレンジ相場の可能性も

一方、ドル円(USDJPY)の下落局面で注目すべきは、127円台の維持である。先週12日はフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準にあたる127.50レベルで反転した。この水準の下方ブレイクは、127.00トライのシグナルと想定しておきたい。
ドル円が下落しても127円台を維持する場合は、短期的に129円レベルを中心としたレンジ相場へシフトする可能性がある。だがこの点については、ドル円の反発局面で131円レベルがレジタンスポイントとして意識されるかどうか?この点を確認する必要がある。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ポンド相場の焦点とポンドドルのチャートポイント

・ポンド相場も経済指標にらみ

米ドル相場と同じく、今週のポンド相場も経済指標をにらんだ展開になることが予想される。今月5日の金融政策委員会(MPC)後、イングランド中央銀行(BoE)の利上げスタンスよりも英国経済の先行きリスクが、ポンド相場のトレンド決定要因となっているからだ。この点は、英国の長期金利(10年債利回り)が節目の2.0%前後で上昇が止められ、1.7%台へ低下していることでもうかがえる。今週は、17日の4月雇用関連指標と18日の同月インフレ関連指標の発表後にポンド相場が上下に振れる展開を想定しておきたい。

・ポンドドルのチャートポイント

ポンドドル(GBPUSD)の動きを確認すると、下落トレンドに一服感が出始めている。このタイミングで今週の経済指標が総じて予想以上となれば、調整の反発地合い(ポンドの買戻し)の展開を予想する。
このケースでは、フィボナッチ・リトレースメントの各水準での攻防に注目したい。目先は、23.6%の水準1.2375レベルの攻防となるか?この点に注目したい。今月6日から11日にかけてこのレベルは、レジスタンスポイントとして意識された経緯がある。38.2%の水準付近には21日線(EMA)が推移している。半値戻しの水準1.2622レベルは、4日の大陽線と5日の大陰線の高値水準である(レジスタンスポイント)。

だが、現在は冒頭で述べたとおり米ドル買いの圧力が高まっている状況にある。よって、今週の経済指標が総じて予想以下となる場合は、ポンド相場の売りが再燃することが予想される。
このケースでは、1.21台の維持が焦点となろう。先週13日の安値1.2154レベルの下方ブレイクは、1.2100トライのシグナルと想定しておきたい。また、短期レジスタンスラインを完全に突破しない限り、ポンドドルの下落リスクを常に警戒する局面が続くと予想する。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

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