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今週の焦点は米経済指標と金利の反応 / ドル円とユーロドルのチャートポイント

今週の米ドル相場、特にドル円は経済指標と金利の反応でトレンドが左右されよう。また、日銀イベントでもドル円が上下に動く可能性がある。ユーロドルは引き続き1.08の攻防が焦点に。今週、注目のチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の焦点は米経済指標と金利の反応


【サマリー】
・米ドル相場は金利にらみの展開が続くだろう

・今週の米金利は経済指標の内容で上下に動く可能性がある
・ドル円は米金利だけでなく日銀イベントも材料視されるだろう

・ドル円のチャートポイントについて
・ユーロドルのチャートポイントについて


米経済指標と金利の反応

今週の外為市場は、米ドル高の圧力が高まるかどうか?この点に注目したい。
米ドル相場のトレンドを左右する要因として、引き続き米金利の動きが焦点となろう。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えブラックアウトの期間に入っていること(FRBキーマン達の言動がないこと)、そして各市場で景気の先行きリスクが焦点となっていることも考えるならば、今週の米金利は経済指標にらみの展開が予想される。26日に4月消費者信頼感指数、28日に1-3月期GDP速報値、そして29日に3月PCEデフレーターと、今週は重要な経済指標が発表される。連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めに動いているタイミングでこれらが総じて予想以上となれば、「米金利の上昇→米ドル高」の展開となることが予想される。
逆に総じて予想以下の場合は、米国株の動きが重要となろう。「さえない経済指標→金融引き締めペースの鈍化期待」の展開となれば、米国株は反発する局面が見られよう。このケースでは、資源国通貨や新興国通貨に対して米ドルが下落する展開を想定しておきたい。

一方、「さえない経済指標→景気の後退懸念」の方が意識されるならば、米国株は下落することが予想される。
このケースでは、リスク回避による資源国通貨や新興国通貨の売りが、米ドル相場をサポートする展開が予想される。


日銀イベントとドル円の焦点

・日銀イベントの焦点

米金利の動きに最も影響を受けるのが、ドル円(USDJPY)である。そのドル円は今週、日銀イベントでも上下に大きく動く可能性がある。

今週27-28日に日銀金融政策決定会合と会合後に黒田総裁の会見が予定されている。焦点は政策の修正と円安についての議論の有無である。前者では、例えば現在の長期金利の容認変動幅(ゼロ%をはさんで上下0.25%程度)を拡大する議論があるかどうか?に注目したい。後者では、黒田総裁が明確に円安のデメリットについて言及してくる可能性がある。
だが、現在のドル円は日米の金融政策スタンスの差がメインテーマである。資源価格の高止まりで、国内貿易収支の悪化が常態化する可能性があることも考えるならば、日銀イベントで円買いの圧力が高まっても一過性の動きで終わることが予想される。ドル円のトレンドは引き続き上方向と考えておきたい。

・ドル円の焦点とチャートポイント

ドル円(USDJPY)が上値トライとなる場合、最大の焦点は、今月20日に付けた高値129.40レベルのトライ&ブレイクである。この水準を完全に突破する場合は、節目の130円トライのシグナルと想定しておきたい。

一方、ドル円が反落する場合は、127円台の維持が焦点となろう。「さえない米経済指標→米金利の低下」の局面では、127円台への反落と先週20日の安値127.44レベルのトライ&ブレイクを想定しておきたい。日銀イベント後も、同じ展開となる可能性がある。
ドル円が127.44を完全に下方ブレイクする場合、次の焦点はサポートラインとして意識されている10日線(EMA)および127.00トライとなろう。

なお、通貨オプション市場のリスクリバーサルの動きを確認すると、ドルプットに傾きつつある。米金利が低下する局面では、不意にドル円の下落幅が拡大する展開を警戒しておきたい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルの焦点とチャートポイント

・焦点は米欧の金融政策スタンスの差

フランス大統領選挙では、現職のマクロン氏が再選した。この結果に対する週明けのユーロドル(EURUSD)の反応を確認すると、狭いレンジで売り買いが交錯する展開となっており反応は薄い。一時1.08割れの局面が見られたことも考えるならば、ドル円(USDJPY)と同じく、ユーロドルのメインテーマも金融政策スタンスにある。特に今は、FRBの金融引き締め強化が意識されやすいタイミングにある。
この思惑に影響を与える要因として今週は、上で述べた米経済指標が重要材料となろう。これらの内容を受け米金利が上昇する場合は、このレポートで何度も指摘している1.08のレジスタンスポイントへの転換を意識しておきたい。

・上下のチャートポイント

ユーロドル(EURUSD)のチャートポイントだが、今週は4月14日の安値1.0757レベル(フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準)のトライ&ブレイクが焦点となろう。このレベルを完全にブレイクする場合は、1.07トライを想定しておきたい。
一方、ユーロドルが反発する場合は、21日線(MA)および1.0940レベルのトライ&ブレイクとなるか?これらの点に注目したい。この移動平均線は、先週21日に相場の上昇を止めた経緯がある。また、1.0940レベルは4月6日以降、レジスタンスポイントとして意識されている。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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