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米金利にらみの展開が続く外為市場 / ドル円とユーロドルの焦点

今日のポイント:『米ドル相場は引き続き米金利にらみの展開。焦点はFOMCと指標データに対する米金利の反応。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米金利にらみの展開が続く外為市場

今週の米ドル相場は、引き続き長期金利(以下では米金利)にらみの展開となろう。

その米金利は今週、4月27-28日の連邦公開市場委員会(FOMC)指標データの内容で上下に振れる展開が予想される。

パウエルFRBは前回のFOMC(3月16-17日開催)で、物価の安定と雇用の最大化を目指し現行の金融緩和政策を維持する方針を決定した。早期の緩和縮小(テーパリング)についても否定している。今回のFOMCは前回のスタンスを踏襲するだろう。

焦点は米金利の反応だが、新味のないFOMCでもFEDの金融緩和政策を意識して米金利の低下基調が続く場合、外為市場では米ドル安優勢の展開が続こう。

一方、米金利の反発要因として注目したいのが指標データである。今日の3月耐久性受注をはじめ、1-3月期GDP速報値(29日)、3月個人消費支出(PCE、30日)と、今週は多くの指標データが発表される。

これらが米国経済の回復を示す内容となれば、米金利の上昇要因となる。実際に米金利が上昇する場合は、米ドルを買い戻す動きが散見されよう。

より注目すべきは、良好な指標データに対して米金利が上昇で反応しない場合である。この展開はFEDのシナリオ、つまり今年の高い経済成長とインフレの加速は一時的な現象であり、来年以降は成長の鈍化とインフレが抑制された状況になるというシナリオを米債市場の参加者が早くも意識しているシグナルと筆者は考えている。

米金利の低下基調が続く場合は、米ドル安トレンドの継続を想定したい。

米長期金利とドルインデックスのチャート

米長期金利とドルインデックスのチャート

ドル円の焦点

今週のドル円は、引き続き米金利の動向に左右される展開となろう。

先週23日に短期サポートラインを一時下方ブレイクする展開が見られた。市場参加者の短期的な予測を反映するリスクリバーサル(1ヶ月)が低下基調にあることを考えるならば、今週はサポートラインを完全にブレイクする可能性があろう。

ドル円の下落トレンドが続く場合、目先の焦点は107円台の維持である。

107.00レベルには75日移動平均線(MA)が上昇している。このMAは昨年、ドル円の上値を抑制し続けた経緯がある。そのラインがサポートへ転換すれば、ひとまずドル円の下落が止まる可能性がある。

逆に75日線をも下方ブレイクする展開となれば、89日移動平均線(MA)を視野に下落幅の拡大を予想する。このMAは今日現在、106.43レベルで推移している。75線と同じく89日線もレジスタンスとしてドル円の上値を抑制してきた経緯がある。

一方、上値の焦点は108.30レベルの突破となろう。108.35レベルには10日移動平均線(MA)が推移している。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルの焦点

ユーロドルも米金利にらみの展開となろう。

ユーロクロスのトレンドを確認すると、ユーロ円は130円台で堅調地合いを維持している。一方、ユーロポンドは調整の反落を挟みながらも反発地合いにある。ユーロが買い戻し基調にあることをこれらの動向は示している。

このタイミングで米金利の低下基調が続く場合、ユーロドルは1.21台の攻防へシフトしよう。

目先の焦点は、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準1.2117レベルの突破である。この水準は3月3日に相場の戻りを抑制した経緯がある。また、短期レジスタンスラインとクロスしている。

1.2117レベルの突破に成功する場合、次の焦点は2月26日の大陰線高値1.2187のトライとなろう。1.2180前後は、2月下旬にユーロドルの上昇トレンドを止めた水準である。

一方、良好な指標データで米金利が反発するケースでは、ユーロドルの反落を予想する。

このケースでは、50日移動平均線(MA)の維持に注目したい。4月15-19日にかけてこのMAが相場をサポートし、1.21台上昇の起点となった。再びサポートラインとして意識される場合、ユーロドルの反発基調が続くシグナルのひとつと捉えたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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