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今週の注目材料 / NZドル/米ドルとドル円のチャートポイント

サマリー:「今週の外為市場は引き続き米金利にらみの展開を予想する。注目材料は9月の米雇用統計。オーストラリアとニュージーランドの中銀イベントにも注目。NZDUSDとUSDJPYのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の注目材料

・米国の雇用統計(9月)

今週の外為市場は、引き続き米金利の動きをにらんだ展開となろう。

米金利のトレンドを左右する要因として今週注目すべき材料は、8日に発表される雇用統計(9月)である。4日時点での市場予想は、非農業部門雇用者数が50.0万人、失業率が5.1%、平均時給(前年同月比)が4.6%となっている。

9月のISM製造業景況指数の雇用は49.0から50.2に改善し、製造業の雇用の伸びが改善した。今週5日の同月ISM非製造業景況指数でもサービス業の雇用改善が確認される場合、雇用統計が市場予想を上回る可能性がある。労働市場の改善が確認される場合、米金利には上昇の圧力が高まることが予想される。このケースでは、米ドル買い優勢の展開を予想する。

逆に雇用統計が総じて予想以下の内容となれば、米金利は低下することが予想される。だが、パウエルFRBが金融政策の正常化に向けて舵を切り始めていること、インフレの高止まりが懸念されている状況も考えるならば、米金利が低下しても限定的かつ一時的となる可能性がある。米金利が低下するケースでは米ドル安が予想されるが、それは調整の下落と想定しておきたい。

非農業部門雇用者数と失業率

非農業部門雇用者数と失業率

・RBAとRBNZの中銀イベント

5日(火)に豪準備銀行(RBA)の政策会合がある。そして翌日6日(水)にNZ準備銀行(RBNZ)の政策会合も予定されている。

RBAは前回の会合で資産買い入れ額を週50億豪ドルから週40億豪ドルに減額した。だが、ロウ総裁は2024年までに政策金利を引き上げる可能性は低いとの見解を示している。

対照的にRBNZは、今回の会合で0.25%の利上げを実施することが予想される。金融政策の正常化レースでRBNZがRBAに一歩先んじている影響は、対米ドルでのパフォーマンスに表れている。

豪ドルとNZドルの年初来パフォーマンス

豪ドルとNZドルの年初来パフォーマンス

また、投機筋のポジション動向(9/28終了週)を確認すると、豪ドルはロングの解消によりネットショートが8.6万と、前週の8.5万から若干増加している。対照的にNZドルはショートの解消によりネットロングが8千から1万超となっている。今週の会合でのRBNZによる利上げはすでに市場で織り込まれているが、連続利上げに積極的なスタンスを示せば、NZDは短期的に買われる可能性がある。

だが、利上げの期待が強い中でもNZドル/米ドル(NZDUSD)の水準が徐々に切り下がっているのが気がかりである。RBNZのイベントでNZDドル買いとなっても、8日の米雇用統計が強い内容となればFRBの政策転換の方が強く意識されることで、NZドル買いは一時的な現象で終わる可能性がある(対米ドル)。

また、9月の米株安でNZドル売り優勢となった状況も考えるならば、株式動向もNZドルのトレンドを左右しよう。利上げ(期待)だけでは、NZドルの上昇トレンドを維持するインパクトに欠けることを意識しておきたい。


NZドル/米ドルとドル円のチャートポイント

NZドル/米ドル(NZDUSD)

NZドルが中銀イベントで買い優勢となる場合、対米ドル(NZDUSD)は、21日EMAのトライおよび突破が目先の注目ポイントとなろう。21日線は今日現在0.6998レベルで推移している。この水準は、フィボナッチ・プロジェクション38.2%にあたる。同じく61.8%の水準0.7084は、9月下旬に相場の反発を止めた水準である。

これらレジスタンスポイントの突破に成功しても短期レジスタンスラインを突破しない限り、ダウントレンドの継続を想定しておきたい。

一方、良好な米指標データによる米金利の反発、または米株安の局面ではNZDUSDの下落を予想する。下値の焦点は0.68レベルの維持である。先月29~30日に相場の下落を止めた0.6857レベルの下方ブレイクは、0.68トライのシグナルとなり得る。

NZドル/米ドルのチャート

NZドル/米ドルのチャート

ドル円(USDJPY)

今週のドル円(USDJPY)は、新たな下値のポイントを探る展開となろう。

現在のところ、ドル円は10日EMA(今日現在110.86レベル)でサポートされている。米金利の低下や米株安で10日線を下方ブレイクする展開となれば、直近高安の50.0%および61.8%水準での攻防に注目したい。50.0%のすぐ下には、21日EMA(今日現在110.49レベル)が上昇している。61.8%は、先月24日の安値水準と重なる。

一方、ドル円の上値ポイントは、112.00(112.07)のトライと112円台の維持である。

先月30日の大陰線は、112.00レベルでの売り圧力の強さを示唆している。米金利の上昇でドル円が上値トライとなっても112円台の維持を確認できない限り、112.00前後での反落リスクを常に警戒しておきたい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

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