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市場の焦点はFOMCへ / ドル円とユーロドルの焦点

サマリー:『今週の焦点はFOMC。焦点はパウエルFRBが抱く将来の見通しと米金利の反応にある。ドル円とユーロドルの焦点は?』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

市場の焦点はFOMCへ

今週、各市場の焦点は15~16日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)に集中しよう。パウエルFRB(以下FED)は、現行の金融政策を維持するだろう。よって、焦点はFEDが考える将来の見通しにある。

今回の会合では、FOMCメンバーによる経済見通し(SEP:Summary of Economic Projections)が公表される。政策金利の見通しを示すドットチャートも公表される。いずれも3月時点の予測から上方修正されるかどうか?この点に注目したい。
だが、FEDが強気の見通しを示しても、依然として厳しい状況が続く雇用情勢を考慮し、金融緩和政策の維持を表明すると思われる。バランスの取れたFOMCとなる場合、各市場への影響は限定的と予想する。

注目は、FOMC後の米長期金利(以下米金利)の反応である。金融緩和政策の維持と『インフレは一時的』との観測の広がりにより、米金利は1.5%の水準を割り込む展開となっている。

FOMCを前に、すでに金利が低下している状況を考えるならば、FOMC後は米金利の反発を想定しておきたい。米金利の反発はドルの買戻し要因となろう。
だが、資産購入の縮小(テーパリング)観測が高まる状況とならない限りは、『米金利の反発→米ドル買い』は限定的になると予想する。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

ドル円の焦点

今週のドル円(USDJPY)は、引き続き米金利の動向に左右される展開が続こう。上下どちらかに大きく動くならFOMC後と予想する。だが、テーパリングが強く意識される状況に陥らない限り、FOMC後に米金利が反発しても、その幅は限定的と予想する。よって、ドル円の上昇幅も限定的となる可能性があろう。

上値の焦点は110円台への再上昇だが、米金利の反発が限定的である場合は、今月3~4日に上値を抑制した110.35レベルで反落する展開を意識したい。

このレジスタンスポイントを突破しても、標準偏差回帰分析の上限のバンド(今日現在110.48レベル)で上値が抑制される可能性があろう。

一方、下値の焦点は、104.40(2/10安値)を起点とした短期サポートライン(今日現在109.39レベル)の攻防となろう。今月の8日以降、このラインでドル円の下値がサポートされる状況が続いている。

短期サポートラインを下方ブレイクする場合は、50日EMA(今日現在109.02レベル)の攻防を予想する。50日線の攻防は、109円台維持の攻防でもある。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルの焦点

ユーロドル(EURUSD)は現在、50日EMA(今日現在1.2109レベル)の攻防となっている。市場参加者の短期的な予測を反映するリスクリバーサル(1週間)は低下基調にある。また、1.2260レベルの突破に失敗し続けたこと、そして対円および英ポンドで再びユーロ売りの圧力が高まりつつある状況も考えるならば、今週のユーロドルは1.21台のブレイクを想定しておきたい。

1.20台の攻防となる場合、まずはフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準1.2050レベルのトライが焦点となろう。先月13日に、このレベルでユーロドルは反転した経緯がある。

1.2050をも完全に下方ブレイクする場合は、節目の1.20を視野に下落幅の拡大を想定したい。だが、現時点では米金利が持続的な反発トレンドへ転じる可能性は低い。よって、ユーロドルは1.20台を維持する展開を予想する。

一方、上値の焦点は、直近高値1.2265のトライで変わらず。米金利の低下や米指標データでさえない内容が続く場合、まずは21日EMA(今日現在1.2155レベル)の突破および1.22台を回復できるかどうか?これらの点を確認したい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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