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高まる米景気後退の可能性 経済指標が焦点に

米国の長短金利差は景気後退の可能性を示唆している。よって今週も経済指標が重要な材料となろう。特に10月の小売売上高と住宅関連指標に注目したい。ドル円とユーロドルの焦点は?そしてチャートポイントは?詳細はIG為替レポートををご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

高まる米景気後退の可能性 経済指標が焦点に



【サマリー】
・長短金利差が示す米国の景気後退の可能性について
・今後は景気の先行き対する思惑も米金利を大きく動かす要因に
・今週も経済指標が焦点に 10月の小売売上高と住宅関連指標に注目
・ドル円とユーロドル、それぞれの焦点とチャートポイントについて


・焦点は将来の米景気動向

逆イールドが常態化する長短金利差
10月の米国消費者物価指数(CPI)の伸びが4か月連続で鈍化したことを受け、インフレ懸念が後退している。

米債市場では「インフレ懸念の後退→利上げペースの減速」が意識され、利回りに低下の圧力が高まっている。

将来の景気動向を考える上で重要な指標のひとつが、長短の金利差である。2年債利回りと10年債利回りの差はすでに将来の景気後退を示唆する「逆イールド」が常態化しているが、3か月利回り(Tビル)と10年債利回りのそれも同様の状況となっている。しかもこの状況が加速していることを考えるならば、2年債利回りと10年債利回りと同じくこの利回り曲線でも逆イールドが常態化する可能性があろう。

長短金利差の推移

長短金利差の推移 チャート:Bloomberg L.P. 日足(年初来)


パウエルFRBが重視する利回り曲線も逆イールドに
逆イールドの観点で将来の米景気動向を考える際、注視すべき利回り曲線が3ヶ月利回り(Tビル)と先物市場から算出される18か月先の3ヶ月利回りの差(スプレッド)である。

今年3月に連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、この利回り曲線の重要性について言及した。そしてこの利回り曲線は先週、逆イールドの状況に陥った。上で述べた2つの長短金利差の逆イールドも考えるならば、米景気後退の可能性が日に日に高まっていると言える。

3ヶ月利回りと18か月先の3ヶ月利回りのスプレッド

3ヶ月利回りと18か月先の3ヶ月利回りのスプレッド チャート:Bloomberg L.P. 日足(年初来)


・今週の円相場は米経済指標が焦点に

強い米経済指標と円相場の展望
米国経済が景気後退入りする可能性が日に日に高まっている状況は、米金利の低下要因である。ゆえに今週も経済指標の内容が米金利のトレンドに大きな影響を与えることが予想される。

注目は10月の小売売上高と住宅関連指標である。ともに米国経済の成長を支える個人消費の動向を考える上で重要な経済指標である。

上で述べた経済指標が総じて予想以上ならば、米金利の反発要因となろう。ゆえに外為市場では、「強い経済指標→米ドルのショートカバー(買戻し)」の展開を想定しておきたい。

また、強い経済指標は円買い圧力の後退要因にもなり得る。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げ(75ベーシスポイント利上げ)の可能性が急速に後退し、それに伴い米金利の上昇リスクも後退している。このタイミングでの強い経済指標は、米株高の要因になり得る。

そして米株高は、特にリスク性の高い通貨(オセアニア通貨や新興国通貨)の買いを促すだろう(対日本円)。米ドルのショートカバーによるドル円(USDJPY)の反発もサポート要因となることで、特にリスク資産と高い相関関係にある豪ドル円(AUDJPY)やNZドル円(NZDJPY)での反発が予想される。

さえない米経済指標と円相場の展望
一方、米経済指標が総じて予想以下となれば、「米金利の低下→米ドル安の進行」を想定しておきたい。このケースでは、ドル円の下落幅が最も拡大すると思われる。

一方、クロス円は株価の動向次第でトレンドが左右されよう。さえない経済指標は米国株の下落要因だが、今は「インフレ懸念の後退→金融引き締めリスクの後退」が株価のサポート要因になっている。よって、さえない米経済指標でも株高トレンドを維持する可能性がある。

実際に米国株が株高トレンドを維持すれば、他のドルストレートでも米ドル安トレンドが続くだろう。ゆえにクロス円はドル円の下落に上値が抑制されるも、下落幅は限定的となることが予想される。

逆にさえない米経済指標が株安要因となれば、ドル円の下落に連動しクロス円の下落幅も拡大しよう。リスク資産との相関性が高い豪ドル円やNZドル円での下落幅拡大を警戒しておきたい。


ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円のチャートポイント

今週のドル円(USDJPY)は、新たなサポートポイントを見極めることが焦点となろう。

上で述べた通り、現在の米債市場では利回りに低下の圧力がかかりやすい状況にある。さえない経済指標で米金利の低下幅が拡大する場合、ドル円は下値トライが続くことを想定しておきたい。

ドル円は現在、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準138.62レベルでサポートされている。この水準の下方ブレイク場合は、76.4%の水準135円ミドルを視野に下落幅が拡大するシグナルと想定しておきたい。

ドル円が135円以下の攻防となる場合は、レジスタンスからサポートへの転換が確認されている131円ミドルの攻防が次の焦点となろう。131円ミドルをもあっけなく下方ブレイクする展開となれば、130円の維持が焦点として浮上しよう。

一方、「強い経済指標→米金利の反発」などでドル円が上昇する局面では、140円台の回復とその水準の維持に成功するかどうか?まずはこの点を確認したい。

ドル円が140円台の維持に成功する場合、サポートからレジスタンスへ転換するムードが見られる142.50レベルまで反発できるかどうか?この点が次の焦点となろう。

ドル円のチャート

ドル円のチャート チャート:Trading View 日足(今年3月以降)

・ユーロドルのチャートポイント

ドル円(USDJPY)の焦点が新たなサポートポイントの見極めにあるなら、ユーロドル(EURUSD)の焦点は、新たなレジスタンスポイントの見極めにある。

今週、そのレジスタンスポイントとして注目したいのが1.036レベルである。この水準は、サポートからレジスタンスへの転換が確認されている。そして先週11日の上昇を止めた経緯もある。

米ドル安にサポートされユーロドルが1.036レベルを突破する場合、次の焦点は200日線(MA / 1.0435前後)のトライおよびブレイクとなろう。

ユーロドルが200日線の突破に成功する場合、テクニカルの面では強気のシグナルが点灯することになる。ゆえにレジスタンスポイントとして相場の上値を抑制し続けた1.06レベルもしくは1.08レベルまでの反発を想定しておきたい。

しかし、今のユーロドルの上昇は米ドル安が土台となっている。ゆえにこのトレンドが突然転換するリスクを常に警戒しておきたい。

ユーロドルが反落する局面では目先、レジスタンスからサポートへの転換ムードが見られる1.02レベルの維持が焦点となろう。

ユーロドルが1.02台をあっさりと下方ブレイクする場合は、短期サポートラインを視野に下落幅の拡大を想定しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート チャート:Trading View 日足(今年5月以降)

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