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米金利の上昇一服でドル安優勢 ドル円とユーロドルの焦点は?

今日のポイント:『米金利の上昇が抑制されていることで米ドル安優勢の展開に。ドル円とユーロドルの焦点は?』詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米金利の上昇一服でドル安優勢 ドル円の焦点は?

昨日の米国株式市場は主要3指数が上昇して引けた。ダウ平均は5日続伸し最高値を更新。2月下旬以降のリスク回避局面で下げがきつかったナスダック総合指数は米金利の上昇が一服していることを受け、前日比300ポイント超の上げ幅となった。

一方、米債市場では長期金利(10年債利回り)が一時1.475%まで低下する局面があったが、1.5%台を中心にこう着した動きが続いた。

米株が上昇する一方、米金利の上昇が抑制されていることで、外為市場は引き続き米ドル安優勢の状況が続いている。

一方、リスク選好相場は円安の圧力も高めていることから、ドル円は108円台で『米ドル安vs円安』の戦いとなっている。

今月10日のレポートの『ドル円のチャートポイント』の項目で指摘したとおり、米金利が上昇する局面でのドル円の焦点は、2015年6月高値を起点とした長期レジスタンスラインの攻防である。
このラインは今日現在109.32レベルで推移している。月足ベースでは109.20レベルとなる。

米金利の低下に呼応して市場の短期的な思惑を反映するリスクリバーサル(1週間)は低下基調にある。『米金利の反発→ドル円の上昇』となっても、金利が再び1.6%の水準を突破する勢いを見せない限り、ドル円は109.20-30のゾーンで反落する展開を予想する。

ドル円のチャート:月足

ドル円のチャート:月足

一方、下値の焦点は108円台の維持で変わらず。104.91-109.23のリトレースメント23.60%の水準108.21レベルのブレイクは、108.00トライのシグナルと想定したい。

可能性は低いが米金利の低下と株安が同時に発生する局面では、米ドル安と円高の圧力により108.00ブレイクの可能性を意識したい。このケースでは、102.57-109.23のリトレースメント23.6%の水準107.66レベルを視野に下落幅の拡大を警戒したい。

ドル円のチャート:日足

ドル円のチャート:日足

ユーロドルの焦点

米金利の上昇圧力が後退していることを受け、ユーロドルは反発基調にある。市場の短期的な思惑を反映するリスクリバーサル(1週間)は反発基調にある。ポンドドル豪ドル/米ドルのリスクリバーサルも同様の展開となっている。
通貨オプション市場の参加者は、米金利上昇の一服と、それに伴う米ドル安優勢の展開を意識していることがうかがえる。

市場参加者の予測

リスクリバーサルの日足チャート

市場参加者の予測どおり米ドル安優勢の展開が続く場合、ユーロドルは戻り高値の水準を探る状況が続こう。

目先の焦点は1.20の攻防となるかどうか?この点にある。この水準は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準でもある。ユーロドルが1.20台の攻防となる場合は、昨日のレポートで指摘した21日MAのトライが次の焦点となろう。このMAは今日現在、1.2049レベルで推移している。この水準は、フィボナッチ・リトレースメント76.40%の水準にあたる。

一方、下値の焦点は短期レジスタンスラインの維持となろう。このラインは東京時間からNY時間にかけて、1.1930から1.1970台の水準で推移する。

米金利が反発する場合、このラインをブレイクする可能性がある。次の下値の焦点は、1.1900および短期サポートラインの起点となっている1.1870レベルの維持となろう。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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