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米CPIの内容と金利の反応に注目 / メキシコペソと南アランドのチャートポイント

今日のポイント:『米CPIの内容に金利がどんな反応を示すのか?今日はこの点が焦点に。新興国通貨ではメキシコペソと南アランドに注目。目先のチャートポイントは?』詳細はマーケットレポートをご覧ください。

米CPIの内容と金利の反応に注目

昨日の外為市場は、世界の主要な株価指数が下落したことを受け、円買い優勢の展開となった。

株安の局面での外為市場では『米ドル買いvs円買い』の戦いとなるが、米長期金利(以下では米金利)の上昇が抑制されている限りこの戦いは円買い優勢で推移すると予想する。

その米金利だが、今日は3月の米消費者物価指数(CPI)の内容に大きく反応する可能性がある。

市場予想(前年同期比)は2.5%と、前回の1.7%からインフレが進行する見通しとなっている。また、変動幅の大きい食品とエネルギー価格を除いたコア指数は1.5%(前回1.3%)となっている。

今回のCPIでインフレの進行が確認される場合、米金利に上昇圧力が高まることで、外為市場では米ドル買い優勢の展開になると予想する。

逆に米CPIが市場予想以下の場合は、米金利の低下もしくは1.68%レベルで金利の上昇が抑制される展開を予想する。このケースでは、ハイグロース株が米株高をけん引する可能性がある。

米株が上昇する一方、金利の上昇が抑制されるケースで想定しておきたいのは新興国通貨買いである。特に先月の上旬以降、対米ドルで堅調地合いが続いているメキシコペソ(MXN)や南アランド(ZAR)の上昇が予想される。

一方、トルコリラ(TRY)やブラジルレアル(BLR)買いの圧力も高まると思われるが、下のパフォーマンスチャートを見る限り、それらの買いは一過性の現象に終わると予想する。

新興国通貨のパフォーマンス:対米ドル

新興国通貨のパフォーマンス:対米ドル

メキシコペソと南アランドのチャートポイント

リスク選好相場とインフレの上昇(3月CPIは前年同月比で4.67%上昇)を受け、メキシコペソは対米ドルで堅調地合いにある。

今日の米CPIが市場予想以下となる場合、ドルペソ(USD/MXN)は下値をトライ(米ドル売り/メキシコペソ買い)の展開を予想する。

目先、ドルペソ(USD/MXN)の下値の焦点は3つある。まずは直近3日の間ドルペソをサポートしている20.06レベルの攻防である。この水準を下方ブレイクする場合は、今日以降20.00の攻防、そして2月の中旬に下値をサポートした19.88レベルの攻防となるかどうか?これらの点に注目したい。

ドルペソ(USD/MXN)が節目の20を割り込む場合、MACDで反転のシグナルが点灯しているかどうか?この点を確認したい。このシグナルが確認される場合は、10日MAと短期レジスタンスラインを視野に米ドル安を調整する動きが見られよう。

なお、10日MAは今日現在20.21と、今月8日以降レジスタンスポイントとして意識されている20.22レベルで推移している。短期レジスタンスラインは20.27レベルで推移している。

ドルペソ(USD/MXN)のチャート

ドルペソ(USD/MXN)のチャート

一方、ドル/南アランド(USD/ZAR)の焦点は、フィボナッチ・プロジェクション61.80%の水準14.50レベルの攻防である。今月の6日以降、ローソク足の実体ベースで61.80%の水準を維持し続けている。

『米金利の低下→米ドル安』でこの水準を下方ブレイクする場合は、今年の2月に二度下値をサポートした14.40レベルのトライが次の焦点となろう。

MACDを見ると下落トレンドから横ばいへ転じている。上のサポートポイントを下方ブレイクしても、MACDのラインが交錯する場合は反転のシグナルと捉え、ショートから短期のロングを考えたい。

ドル/南アランド(USD/ZAR)が反発する場合、目先の焦点は短期レジスタンスラインの攻防となろう。このラインは今日現在、14.70レベルで推移している。

ドル/南アランド(USD/ZAR)のチャート

Source: Eikon 日足(今年2月以降)

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