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FOMCの展望 / ドル円とユーロドルの焦点

サマリー:『パウエルFRBがバランスを取ってくる場合、外為市場への影響は限定的と予想。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

FOMCの展望

外為市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちムードとなっている。

今回の会合では、現行の金融緩和政策の維持が決定されるだろう。よって、焦点はパウエルFRBが考える将来の見通しにある。

米国の経済は改善傾向にある。この動向を踏まえ、FOMCメンバーの経済見通し(SEP:Summary of Economic Projections)が上方修正され、かつ政策金利の見通しを示すドットプロットも2023年までのどこかの時点で利上げを実施するとの予測に修正される可能性がある(3月時点では2023年末までゼロ金利維持の予測)。

将来の見通し全般が3月時点よりも強気スタンスへ傾く場合、FOMC前に低下している米長期金利(以下米金利)は反発する可能性がある。米金利の反発はドルを買い戻す要因となろう。

だが、「米金利の反発→米ドル買い」の展開となっても、このトレンドが加速する可能性は低いと筆者は考えている。最新の見通しが3月時点からタカ派よりとなっても、パウエルFRBは現行の金融緩和政策の維持をあらためて強調することで、バランスを取ってくる可能性があるからだ。よって、今回のFOMCが米ドル相場に与える影響は限定的と予想する。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

ドル円の焦点

FOMC後のドル円(USDJPY)は、米金利にらみの展開が続こう。

モメンタム(21日)が上昇基調を維持する中、FOMCの結果を受け米金利が反発する場合は、110.35レベルの突破およびその水準の維持が焦点となろう。
110.30台の維持に成功する場合、次の上値ターゲットは110.55(4/6高値)のトライとなろう。標準誤差回帰分析の上限のバンドは今日現在110.56レベルで推移している。このテクニカルポイントをも完全に上方ブレイクする場合は、110.74(4/2-5高値)トライを想定したい。

一方、下値の焦点は短期サポートラインの維持で変わらず。このラインは今日現在109.44レベルで推移している。今回の会合で経済や政策金利の見通しに変更がなく、かつパウエルFRBがハト派スタンスを全面に押し出す場合は、「米金利の低下+リスク性の高い通貨買い→米ドル安」の展開が予想される。このケースでは、ドル円も米ドル安の圧力により、短期サポートラインの攻防となる展開を想定したい。

このラインを下方ブレイクする場合は、標準誤差回帰分析の下限のバンド109.21レベルおよび50日EMA(109.12レベル)の維持が焦点となろう。これらテクニカル指標の攻防は、109円台維持の攻防でもある。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルの焦点

ユーロドル(EURUSD)は昨日、21日EMA(1.2150)で上値が抑制された。市場参加者の短期的な予測を反映するリスクリバーサル(1週間)も低下基調にある。FOMC後に米金利が反発する場合は、50日EMA(1.2110レベル)を完全に下方ブレイクする展開を意識したい。このケースでは、1.2050レベルが次の下値ターゲットとなろう。この水準は、1.1702(3/31安値)と1.2266(5/25高値)の半値戻しにあたる
1.2050をも下方にブレイクする場合は、節目の1.20を視野に下落幅の拡大を警戒したい。

一方、FOMC後に米金利の低下幅が拡大する展開となれば、21日線の突破が焦点となろう。
これを達成する場合は、今月3日以降、レジスタンスポイントとして意識されている1.2220レベルのトライが次の焦点となろう。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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