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ドル円とユーロ円のテクニカル分析

ドル円は134円台で底固めのムード。しかし不意に下落幅が拡大する可能性があるため要注意。ドル円の底堅さにサポートされ反発基調にあるユーロ円。目先のチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

ドル円は不意の下落幅拡大に要注意

・上昇トレンドを維持しているが

ドル円(USDJPY)は134円台で底堅さを維持している。昨日は134.50台で下落が止められた。

先週のサポートポイント134.25(23日)および134.34(24日)から徐々に下値の水準が切り上がっている状況は、ドル円の上昇トレンドが続いていることを示唆している。

だが、通貨オプション市場のリスクリバーサルの動向を確認すると、1週間のそれが横ばいで推移する一方、1ヶ月のそれはドル・プットへ傾いている。一方、予想変動率(1ヶ月)は低下基調にあるが、今年第1弾の円安トレンド(3月~5月上旬)が発生した時の高水準12.3%前後で高止まりしている。また、投機筋は円ショートのポジションを解消し続けている。この点は、新たな円売りの余力が生まれていることも意味するが、彼等が現在の上昇トレンドに乗っていない現状も考えるならば、ドル円は不意に下落幅が拡大する状況に直面する可能性がある。

ドル円のチャート

・上下のチャートポイント

ドル円(USDJPY)はひとまず134円台で底固めのムードが出ている。よって、反落の局面では134.50以下の水準、134.25(23日)、134.34(24日)およびフィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準にあたる134.18レベルで反転するかどうか?この点を確認する地合いが続こう。

米金利の低下と米国株の下落が同時に発生する局面では、上で述べたとおりドル円の下落幅が拡大する展開を警戒しておきたい。このケースでは、当レポートで何度も指摘している21日移動平均線(EMA)の攻防が焦点となろう。この移動平均線は今日現在、133.63レベルで推移している(下の日足チャートを参照)。

現在、米債市場では利回りの反発基調が続いている。この動きに連動しドル円は短期レジスタンスラインの突破に成功している。だが、135.50レベルで戻りが止められている。この状況は今月17~20日にかけても見られた。さえない経済指標などで米国債の利回りが低下する場合は、135.50前後が新たなレジスタンスポイントとして意識される可能性がある。

ドル円のチャート



一方、ドル円(USDJPY)が135.50レベルを完全に上方ブレイクする場合は、このレポートで何度も指摘している重要レジスタンスポイントの136.70レベル(フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準)のトライ&ブレイクが焦点となろう。上で述べたとおり、良好な米経済指標が続けば、2つの観点(米国債の利回り上昇と株安という観点)から、米ドル買いの圧力が高まることが予想される。この局面では、ドル円の136.70トライを想定しておきたい。

このレジスタンスポイントを完全に上方ブレイクする場合、次の焦点は137.00のトライとなろう。

ドル円のチャート


ユーロ円の焦点とチャートポイント

・144.00のサポート転換

ドル円(USDJPY)の底堅さとユーロドル(EURUSD)の反発が同時に発生していることから、ユーロ円(EURJPY)は143円台を回復している。だが、ユーロ圏の景気後退リスクと米欧の金融引き締めペースの差を考えるならば、ユーロドルは戻り売りを警戒すべき局面が続いている。事実、昨日のユーロドルは高値1.0614レベルまで上昇するも、あっけなく1.05台へと反落している。よって、ユーロ円が今の反発基調を維持できるかどうか?は、ドル円のトレンドにかかっている。

ドル円が上昇トレンドを維持する場合、目先のユーロ円の焦点は144.00レベルのトライ&ブレイクである。しかし、単にブレイクするだけでは新たなレンジへシフトする可能性は低いだろう。強烈なレジスタンスポイントとして意識されている144.00がサポートポイントへ転換するかどうか?この点が、今後のユーロ円のトレンドを大きく左右しよう。

・21日線と23.6%戻し

一方、ユーロ円(EURJPY)が反落する場合は、2つのテクニカル指標での攻防に注目したい。ひとつは、21日移動平均線(SMA)、もうひとつはフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準である。これらテクニカルは、6月20日以降、相場をサポートしている。23日に大陰線が示現した時も相場をサポートした事実は、重要なテクニカル指標として21日線と23.6%戻しが注目されていることを示唆している。

昨日、21日線は相場をサポートした。そして今日現在、142.20台で推移している。今日もサポートラインとして注目しておきたい。

一方、23.6%戻しは、レジスタンスからサポートのポイントへと転換しつつある。21日線以上に相場をサポートする可能性があろう。

ユーロ円のチャート


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