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【ポンドドル (GBPUSD)】英欧中銀は早期の利下げ観測をけん制 / 目先の展望と注目のチャートポイント

昨日の金融政策会合で英欧の中銀は、市場が抱く早期の利下げ観測をけん制し、今後の利下げ議論を示唆したFRBとの姿勢が分かれた。目先はこの状況が意識され、対欧州通貨で米ドル安が進行することが予想される。短期的なポンドドル(GBPUSD)の展望は?注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・米国のFRBとは対照的に、英欧の中銀は早期の利下げ観測をけん制した
・外為市場では、米ドル高のトレンドが終焉するシグナルがまた一つ点灯した
・目先のポンドドルは、新たな上値水準の見極めが焦点となろう
・ポンドドルが反落しても、その幅は限定的となることが予想される


市場が抱く早期の利下げ観測をけん制

欧州中央銀行(ECB)は14日に開いた理事会で主要政策金利を4.5%、銀行が中銀に預ける際の中銀預金金利を4.0%で据え置いた。据え置きは2会合連続となる。

物価見通しでは24年を2.7%と9月時点の3.2%から下方修正した。25年は2.1%、そして新たに追加された26年は1.9%の見通しを示した。

ラガルド総裁は、利下げについて議論しなかったと述べた。

一方、イングランド銀行(英中銀、BOE)はこの日の金融政策委員会(MPC)で、大方の予想どおり政策金利を5.25%で据え置いた。決定は6対3だった。グリーン委員、ハスケル委員、マン委員の3人が0.25%の利上げを主張した。

ベイリー総裁はインフレの抑制については道半ばであるとし、データ次第で利上げの可能性に含みを持たせた。

米国の連邦準備制度理事会(FRB)とは対照的に、英欧の中銀はそろって市場が抱く早期の利下げ観測をけん制した。

昨日のユーロ対ポンドの動向を確認すると、売り買いが交錯しながらもポンド買い優勢となった(下の5分足チャートを参照)。昨日の動きは、英中銀の姿勢がよりタカ派的であったと市場参加者が捉えたことを示唆している。

ユーロポンドのチャート:5分足 14日の欧州タイム以降

ユーロポンドのチャート:5分足 14日の欧州タイム以降 TradingViewが提供するチャートで作成

さらに進行する米ドル安

英欧の中銀が市場の早期利下げ観測をけん制した一方で、FRBのパウエル議長は今後の利下げ議論について言及した。将来の利下げについての姿勢が分かれたことで、外為市場では米ドル安がさらに進行する展開となった。

米ドル相場のトレンドを表すドルインデックス(DXY)は、11月29日のサポート水準を大陰線で完全に下方ブレイクし、米ドル高トレンドが終焉するシグナルがまた一つ点灯した。

次のサポート水準は、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準101.42レベル。この水準をも下方ブレイクする場合は、さらなる米ドル安の進行を想定しておきたい。

ドルインデックスのチャート:日足 23年7月以降

ドルインデックスのチャート:日足 日足 23年7月以降 TradingViewが提供するチャートで作成

ポンドドルの短期的な展望とチャートポイント

注目すべきは賃金インフレとサービス価格の動向
英中銀が引き続きインフレ抑制重視の姿勢を維持している理由の一つが、賃金の動向である。直近の賃金インフレは抑制の傾向にある。しかし、2018年以降の推移を確認すると、未だに7%を超える水準で高止まりしており、賃金インフレの粘着性が見られる。

また、英中銀はサービス価格のインフレ率についても、これまでのところそれほど低下していないと警戒感を示した。パウエルFRBはインフレの低下を阻む要因としてサービス価格の動向を注視していた。ゆえに英国でサービス価格が高まりする場合は、賃金と同様にインフレの低下を阻む要因になり得る。

英国 賃金の動向:月次 2018年以降

英国 賃金の動向:月次 2018年以降 ブルームバーグのデータで作成


目先の焦点は新たな上値水準の見極め

将来の利下げについて米英の姿勢が分かれたことで、ポンドドル(GBP/USD)は昨日、レジスタンスの水準として意識されていたフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準1.2721レベルを大陽線で上方ブレイクした。

200日線でサポートされてのブレイクアウトであること、また日足のMACDでゴールデンクロスの状況へ転じつつあることも考えるならば、目先のポンドドルの焦点は、新たな上値水準の見極めにあろう。

本日もポンドドルは上値をトライする可能性がある。このケースでは、1.28台への上昇を想定しておきたい。

ポンドドルがしっかりと1.28台へ上昇する場合、テクニカル面での上値ターゲットは、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準1.2882レベルとなろう。

このテクニカルポイントをも上方ブレイクする場合は、節目の1.30レベルを視野に上昇幅の拡大を想定しておきたい。

ポンドドルのチャート:日足 23年7月以降

ポンドドルのチャート:日足 23年7月以降 TradingViewが提供するチャートで作成


反落の材料と下値の焦点は?
今日は、米英の12月購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表される。11月の米小売売上高は、外食やネット通販での消費が堅調となり、前月比0.3%増と予想に反して上昇した。個人消費の底堅さは米国経済の下支え要因となろう。ゆえに、景況感の勝負では米国に分がある。PMI速報値でこの点があらためて意識される場合は、ポンドドル(GBP/USD)の反落要因になり得る。

本日、ポンドドルが下値をトライする場合、まずは1.27台の維持が目先の焦点となろう。レジスタンスの水準として意識されてきた1.2720レベルがサポートの水準へ転換するかどうか?この点に注目したい。

ポンドドルが1.26台の攻防へシフトする場合は、2つの水準-1.2650レベルと1.2615レベルの攻防に注目したい(下のチャート、赤ラインを参照)。これらの水準はともに、サポートポイントへ転換する可能性がある。また、後者の水準(1.2615レベル)での攻防は、1.26台の維持を見極めるための攻防となろう。

今日の米英経済指標がポンド売り、米ドルの買い戻し要因となっても、上で述べたとおり現在は米英中銀の利下げに対する姿勢の差が意識されやすい状況にある。ゆえに、ポンドドルの下落幅は限定的となることが予想される。

1時間足のストキャスティクスとRSIは現在、短期的な相場の過熱感(買われ過ぎ)を示唆する状況にある(下のチャート、赤矢印を参照)。

ポンドドルが上で述べた各サポートの水準をトライする局面で、これらオシレーター系の指標が一転して売られ過ぎの水準まで低下する場合は、ポンドドルの反発を想定しておきたい。

ポンドドルのチャート:1時間足 今月7日以降

ポンドドルのチャート:1時間足 今月7日以降 TradingViewが提供するチャートで作成

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