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【ドル円 (USD/JPY)】注目材料は米消費者物価指数(CPI)、146円ブレイクを警戒する局面に

外為市場では円高優勢の状況が続いている。ドル円(USD/JPY)は146.50レベルが目先のサポート水準として意識されている。しかし、2月の米国消費者物価指数(CPI)の内容次第でドル円は、145円台の攻防へシフトする可能性がある。本日、注目しておきたいドル円のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・週明け11日の外為市場でも円高優勢の展開となった
・今日の注目材料は、2月の米消費者物価指数(CPI)となろう
・ドル円は、米CPI次第で146円の下方ブレイクを意識する局面にある
・ドル円の反発局面では、147.40台と148.00レベルの攻防に注目したい


外為市場の動向:11日は円高優勢の展開に

11日の外為市場では、米ドル相場が対主要国の通貨で強弱まちまちの展開となった。

一方、円相場は一部の新興国通貨を除き円高優勢の展開となった。円高優勢を受け、ドル円(USD/JPY)は146円台の攻防へシフトしている。

一方、主要なクロスでは、今週IG為替レポートで注目しているポンド円(GBP/JPY)が188円台を下抜ける局面が見られた。ユーロ円(EUR/JPY) と同じく、ポンド円でも下落幅が拡大するかどうか?この点に注目したい。

円相場の動向:3月11日

円相場の動向:3月11日 ブルームバーグのデータで作成

注目材料:米国の2月消費者物価指数(CPI)

今日は米国の2月消費者物価指数(CPI)が発表される。前月比の市場予想は0.4%と、1月の0.3%から小幅に上昇することが見込まれている。

一方、各市場の参加者が注目するコア指数(変動の大きい食品とエネルギーを除いた指数)は、前月比と前年同月比でともに鈍化の傾向をたどる見通しである。

2月の雇用統計では失業率が約2年ぶりとなる3.9%へ上昇した。23年4月に3.4%まで低下した後、トレンドもジワリと上昇の基調にある。また、賃金インフレも抑制の傾向が確認された。

このタイミングで2月の米CPIがインフレの鈍化傾向を示す内容となれば、米債市場では利回りに低下の圧力が高まる展開が予想される。米金利の低下は、外為市場で米ドル安の圧力を高める要因となろう。

一方、2月の米CPI、特にコア指数で予想外にインフレ圧力の根強さが示される場合は、「米金利の反発→米ドルの買戻し」を想定しておきたい。

米国 消費者物価指数の動向:23年以降

米国 消費者物価指数の動向:23年以降 ブルームバーグのデータで作成

ドル円:今日の見通しとチャートポイント

146円ブレイクを意識する状況に
円高優勢の状況を受け、ドル円(USD/JPY)は現在146円台の攻防へシフトしている。直近の動向を確認すると、146.50レベルが目先のサポート水準として浮上している(下の日足チャート、緑矢印を参照)。

反発が限定的であり、かつ弱気相場の勢いが増している状況を示唆しているモメンタムの動向も考えるならば(下の日足チャート、赤矢印を参照)、ドル円は下値のトライを意識する状況が続いている。

ドル円のチャート:日足 23年11月以降

ドル円のチャート:日足 23年11月以降 TradingView提供のチャートで作成


今日のドル円は、2月の米CPIが発表された後、上下に振れる展開が予想される。

上で述べたとおり、失業率がジワリと上昇しているタイミングでインフレの鈍化傾向が確認される場合は、「米金利の低下→米ドル安」の展開を想定しておきたい。ドル円は146.50レベルを下方ブレイクする展開が予想される。

ドル円が146.50レベルを完全に下方ブレイクする場合、146.00レベルの攻防が次の焦点として浮上しよう。だが、円高の圧力が高まっている状況で米ドル安の進行が重なる場合は、146.00レベルがサポート水準として意識される可能性は低い。

よって、2月の米CPIが米ドル安の要因となる場合は、145円台への攻防シフトを想定しておきたい。

実際、ドル円が大陰線で146円を一気に下方ブレイクする場合は、直近高安の半値戻しの水準145.57レベルを視野に下落幅の拡大を想定しておきたい(上の日足チャートを参照)。

ドル円がこのテクニカルポイント(145.57レベル)をも下方ブレイクする局面が見られる場合は、145.00レベルをトライする展開を想定しておきたい。

147.40レベルと148.00レベルの攻防
日足のストキャスティクスとRSIはともに売られ過ぎの水準まで低下している(上の日足チャートを参照)。今のドル円の地合いは弱いが、短期間で下落幅が拡大している状況で2月の米CPIが米ドルの買戻し要因となる場合は、ドル円の反発相場を想定しておきたい。

ドル円の反発局面では、11日のIG為替レポートで取り上げた147.43レベルの攻防に注目したい(下の1時間足チャートを参照)。この水準は、先週8日の海外時間に相場の反発を止めた経緯がある。

ドル円が147.40台を完全に上方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準148.03レベルや50日線を視野に調整の反発相場が進行する可能性が出てくる。50日線は今日現在、148.13レベルで推移している。

分足や時間足のストキャスティクスとRSIで相場の動向を確認しながら、これらオシレーター系の指標が買われ過ぎの水準へ上昇する局面で、ドル円が147.40台や148.00前後をトライする場合は、反落相場を意識したい(下の1時間足チャートを参照)。

ドル円のチャート:1時間足 3月以降

ドル円のチャート:1時間足 3月以降 TradingView提供のチャートで作成

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