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今週の焦点 FOMC議事要旨の内容と米株の反応に注目 / ドル円とユーロドルの焦点

サマリー:「今週は色々なイベントがあるが中でもFOMC議事要旨に注目。議事要旨の内容に米株がどのような反応をするのか注視したい。ドル円とユーロドルの焦点は?上下のチャートポイントは?」。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

今週の焦点 FOMC議事要旨の内容と米株の反応に注目

今週は米指標データ、パウエルFRB議長の討論会出席、豪準備銀行(RBA)の議事要旨にニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利と様々なイベントが予定されている。

筆者が最も注目しているイベントが、18日に公表されるFOMC議事録(7月27日-28日開催分)である。

7月のFOMC後、パウエルFRBのキーマン達から早期の量的緩和縮小(テーパリング)についてのコメントが聞かれた。この点について最も具体的に語ったのが、ウォーラー理事である。同氏は今月2日、向こう2回(7月と8月分)の雇用統計がそれぞれ80万─100万人増加すれば、9月にテーパリングを公表し、10月にそれが実行される可能性がある-と具体的な条件と時期について言及してきた。

パウエルFRB議長は早期のテーパリングについて表向き慎重スタンスを維持しているが、ウォーラー理事だけでなく、幾人かの連銀総裁も早期のテーパリングについて言及したことを考えるならば、7月の会合ではこの点について積極的な議論がなされていた可能性がある。
この場合、注視したいのが最高値圏にある米株の反応である。株安で反応する場合は、未だにテーパリングのリスクを市場が織り込んでいないことを示す動きとして警戒したい。

今年前半のワクチン相場やインフレを意識したトレードがすでに終了している状況を考えると、米株の下落は円高の圧力を高める要因となり得る。

米国株価指数の年初来パフォーマンス

米国株価指数の年初来パフォーマンス

ドル円の焦点

13日の米長期金利(以下では米金利)は、1.28%台まで急低下した。金利低下の要因はいくつかあるが、先週からNY金が反発の基調にあることも考えるならば、米金利の低下は先行きリスクを意識した動きと考えることができる。

その要因のひとつが、新型コロナデルタ株の感染拡大である。米株のクルーズ株やレジャー関連の株には再び売りの圧力が高まっている。また、中国政府は国内の感染拡大を阻止するために厳しい措置を講じており、その影響により消費が落ち込むとの指摘が出ている。

上で述べたFOMC議事要旨が米株安の要因となる可能性があることも考えるならば、今週のドル円(USDJPY)は、下落リスクを警戒したい。

今週の下値の焦点は、2つの移動平均線(EMA)の攻防である。89日線は今日現在109.50レベルで推移している。先月19日の下落を止めた100日線は、今日現在109.36レベルで推移している。

これらのEMAを下方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準109.06レベルのトライを想定したい。この水準をも下抜ける場合は、今月4日の安値108.71レベルを視野に下落幅の拡大を警戒したい。

今週は7月小売売上や住宅関連の米指標データが発表される。良好な指標データで米金利が反発する局面では、ドル円の上昇を予想する。上値トライの局面では、50日線(今日現在109.92レベル)の突破が最初の焦点である。これを達成する場合は、110円台の攻防へシフトする展開を想定したい。

110円台の攻防で注目すべきは、ローソク足の実体で突破に失敗し続けている110.60レベルおよび今月11日の高値110.80レベルのトライとなろう。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルの焦点

今週のユーロドル(EURUSD)は、上下に振れる不安定な展開を予想する。

通貨オプション市場の参加者の短期的な予測を示すリスクリバーサル(1週間)は上昇基調にある。米金利の上昇が再び抑制されていることも考えるならば、現在ユーロドルの戻りを抑制している21日線(今日現在1.1801レベル)の突破、50日線(今日現在1.1866レベル)または短期レジスタンスラインのトライを想定しておきたい。短期レジスタンスラインは今週、1.1877→1.1866のレベルで推移する。

だが、現在の外為市場のメインテーマが金融政策の動向にあることを考えるならば、上で述べたFOMC議事要旨がタカ派的な内容となる場合、米欧の金融政策の方向性の違いが市場参加者に意識されよう。この点が意識される局面でのユーロドルは、下値トライの展開が予想される。今週もユーロドルの下値の焦点は、1.17の維持である。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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