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ドル円、今日の見通しとチャートポイント

米金利が低下し米国株が下落しても、9日の外為市場は円安優勢の展開となった。この状況を考えるならば、ドル円は上値トライを意識する状況が続こう。今日の見通しは?注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・米金利が低下し米国株が続落しても、外為市場では円安の圧力が根強い
・ドル円は、短期レジスタンスラインの突破と144.00レベルのトライを意識する状況に
・ドル円、144.00レベルの攻防での2つの注目ポイントについて


根強い円安の圧力

9日の米債市場では長期ゾーンの利回りが低下した。一方、米株式市場では主要な株価指数が下落して終えた。外為市場で円高の圧力が高まりやすい状況となったにもかかわらず、この日の円相場は主要通貨で下落し、円安圧力の根強さを示唆する展開となった。8日も同様の状況が見られた。

今週に入ってからの円相場の動向を確認すると、南アランド(ZAR)以外の主要な通貨で円安優勢となっていることが分かる。

円相場の動向:8月7日以降の動向

円相場の動向:8月7日以降 ブルームバーグの為替データをもとに作成 / 基準日:8月4日

ドル円、今日の見通しとチャートポイント

今日の注目材料は7月の米CPI

今日は、7月のアメリカ消費者物価指数(CPI)が発表される。総合では前年比で前月の3.0%から3.3%へ上昇する見通しとなっている。一方、食品とエネルギーを除いたコア指数は、同比で前月の4.8%から4.7%へ低下する見通しである。

米国債に対する安定した需要が確認されたタイミングでインフレの鈍化傾向があらためて確認される場合は、米金利の低下要因となろう。

米金利の低下は米ドル安の要因である。一方、米株高の要因にもなり得る。このケースでは「米ドル安 vs 円安」の戦いが予想されるが、上で述べた円安圧力の根強さを考えるならば、ドル円(USD/JPY)は円安にサポートされる展開が予想される。反落してもその幅は限定的となることが予想される。

一方、7月CPIが予想外に強い内容となる場合は、米金利の反発が予想される。またこのケースでは、米株安となる可能性があるため主要通貨で米ドル高が進行することが予想される。

ドル円は米ドル買いにサポートされ、下で述べるチャートポイントでの攻防が焦点となろう。

アメリカ消費者物価指数の推移:月次 22年7月以降

アメリカ消費者物価指数の推移 アメリカ労働省のデータをもとに作成 / 予想値(赤バーとドット)はブルームバーグのデータ


短期レジスタンスラインの突破と144.00レベルのトライ

根強い円安にサポートされ、ドル円(USD/JPY)は昨日、高値143.75レベルまで上昇した。

テクニカルの面では、MACDが上昇基調を維持し21日MAも上向きの基調へ転じている。

現在の状況で筆者が最も注目していることは、IG為替レポートで取り上げてきた短期レジスタンスラインの攻防である。このラインはトライアングルの上限でもある。ゆえに、ドル円が短期レジスタンスラインを完全に突破する場合は、トライアングルを上抜けることを意味する。

この状況(トライアングルの上方ブレイク)が確認される場合は、ドル円のさらなる上値トライのシグナルとなろう。その上値ターゲットとして目先注目すべき水準が、144.00レベルである。

ドル円のチャート:日足 23年3月以降

ドル円のチャート:日足 23年3月以降 TradingViewが提供するチャートで作成


144.00レベルでの2つの焦点

ドル円(USD/JPY)が144.00レベルの攻防となる場合は、2つのことに注目したい。

ひとつは、IG為替レポートで指摘してきた144.00レベルの “レジスタンス転換” である。

8月3日のように上ヒゲが示現しての下落となれば、二度目の “レジスタンス転換” が発生したことになる。この状況が確認される場合、今後ドル円の上昇局面では、144.00レベルが重要なレジスタンスの水準として意識されるだろう。

もう一つの焦点は、ドル円が144.00レベルをブレイクアウトした後の動きである。重要な水準を突破することで145円台を視野に上昇幅が拡大することも予想される。しかし筆者は、調整の反落局面で144.00レベルが再びサポートの水準として意識されるかどうか?この点に注目している。

この状況(144.00レベルのサポート転換)が確認される場合は、下値の水準が切り上がるシグナルとなる。そして、145.00レベルおよび6月30日の高値145.07レベルをトライするシグナルにもなり得る(上の日足チャートを参照)。


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