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【ドル円とポンド円】今日の見通しとチャートポイント

ドル円(USDJPY)は、節目の150円を目指す状況が続いている。しかし目先は、調整の下値トライを警戒しておきたい。一方、ポンド円(GBPJPY)は、調整の反発相場を意識する状況にある。しかし、戻り売りを警戒しておきたい。それぞれの通貨ペアで注目しておきたい上下のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

ドル円、今日の見通しとチャートポイント


サマリー

・今日のドル円は、8月米PCEデフレーターで上下に振れる展開が予想される
・ドル円は、節目の150円を目指す状況が続いている
・しかし目先は、円買い介入を意識した調整の反落相場を警戒しておきたい
・ドル円の反落局面で注目しておきたいチャートポイントについて


調整の下値トライを警戒

昨日のドル円(USD/JPY)は、米ドル安を受けて反落した。しかし149円台で底堅さを維持し、節目の150円を目指す状況が続いている。

だが、通貨オプション市場のリスクリバーサルの動きを確認すると、1ヶ月と3ヶ月のそれらはともにドル・プットへ傾くムードにある。ドル円のトレンドは上値トライにある。しかし、目先は短期的な調整の下値トライを警戒しておきたい。

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降 ブルームバーグのデータをもとに作成

下値のチャートポイント

こちらのIG為替レポートで取り上げた8月のPCEデフレーターがインフレ鈍化の傾向を示す場合、今日のドル円(USD/JPY)の反落要因となろう。

1時間足チャートで直近の動向を確認すると、ドル円はすでに短期サポートラインを下方ブレイクしている。次の焦点は149.00レベルの維持となろう。この水準をトライするシグナルとして、フィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準149.14レベルの攻防に注目したい。

ドル円がこのテクニカルポイント(149.14レベル)を下方ブレイクする場合は、149.00レベルのトライおよび下方ブレイクを想定しておきたい。

ドル円が148円台の攻防へシフトする場合は、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準148.79レベルの攻防が焦点として浮上しよう。すぐ下の水準148.70レベルは相場をサポートした経緯がある。ゆえに148.70-80をサポートゾーンと想定しておきたい。

ドル円が上のゾーンをも下方ブレイクする場合は、直近高安の半値戻しの水準にあたる148.50レベルの攻防に注目したい。この水準は、サポートへ転換する可能性がある。

ドル円が148.50レベルをも下方ブレイクする場合は、148.00レベルを視野に反落相場の進行を警戒したい。

ドル円のチャート:1時間足 9月20日以降

ドル円のチャート:1時間足 9月20日以降 ブルームバーグのデータをもとに作成


ポンド円、今日の見通しとチャートポイント


サマリー

・クロス円の中でもポンド円は、ドル円の影響が後退する局面にある
・ポンド円の反発局面では、182円ミドルと21日線の攻防に注目したい
・一方、ポンド円が反落する場合は180円後半の攻防が焦点となろう


9月はポンド売り優勢の展開に

月初来の英ポンド相場のパフォーマンスを確認すると、主要通貨に対して下落していることが分かる。金融緩和政策を維持し、対米ドルで円安優勢のトレンドが続いている日本円に対してさえ下落する状況にある。

英中銀(BOE)は9月21日に開催された金融政策委員会(MPC)で政策金利を据え置いた。英国内のインフレ率(消費者物価指数)は前年比で6.7%、同比のコア指数で6.2%と鈍化の傾向にはあるが、未だに高い水準で推移している。

ゆえに英中銀が追加の利上げを行ってくる可能性があろう。短期金融市場では、年内にあと1回の利上げを織り込む状況にある。

しかし、9月にポンド売りが加速した状況は、英中銀の利上げサイクル終了と、その先の利下げ政策への転換を市場参加者が意識していることを示唆している。

ポンド相場の動向:月初来

英ポンド相場の動向:月初来 ブルームバーグの為替データをもとに作成 /基準日:8月31日

戻り売りを意識する状況に

ポンド円(GBP/JPY)は現在10日線を上方ブレイクし、反発のムードにある。MACDは地合いの弱さを示唆するトレンドにあるが、低下トレンドからゴールデンクロスを形成するムードが出ている。

ポンドドル(GBP/USD)が、ひとまず1.21台の維持に成功している状況も考えるならば、今日のポンド円は、新たな上値の水準を探ることが焦点となろう。

だが、上で述べたとおりドル円(USD/JPY)は短期的な調整の反落相場を警戒する必要がある。また、こちらのレポートで述べたとおり、8月のPCEデフレーターが米ドル買いの要因となれば、ポンドドルは1.21のブレイクを視野に反落することが予想される。ゆえにポンド円の反発局面では、戻り売りを警戒したい。

反発局面でのチャートポイント

ポンド円(GBP/JPY)の反発局面で最初に注目したいのが、182.50レベルの攻防である。今日の東京時間では、この水準を突破する局面が見られている(一番下の1時間足チャートを参照)。

ポンド円が182.50レベルを完全に上方ブレイクする場合、次の焦点は21日線の攻防となろう。この移動平均線は今日現在、183.07レベルで推移している。21日線の攻防は、ポンド円が183円台へしっかりと上昇するかどうか?この点を見極める攻防となろう。

ポンド円が21日線の突破に成功しても、下落基調のトレンドチャネルを完全に上方ブレイクしない限り、戻り売りを警戒する相場が続くと予想する。

一方、182.50レベルがサポートからレジスタンスの水準へ転換するか、または21日線で相場の反発が止められる場合は、来週以降10日線を再び下抜ける展開を想定しておきたい。今日現在、182.04レベルで推移している10日線の下方ブレイクは、181円台へ反落するシグナルと想定しておきたい。

ポンド円のチャート:日足 23年7月以降

ポンド円のチャート:日足 23年7月以降 TradingView提供のチャートで作成

反落局面でのチャートポイント

英中銀イベントがあった9月21日の下落局面では、180.84レベルでサポートされた。27日は安値180.89レベルで相場が反発した。これらの動きは、180.80台が重要なサポートの水準として意識されていることを示唆している。ゆえにポンド円(GBP/JPY)が180.80台を完全に下方ブレイクする場合は、節目の180.00をトライするシグナルと想定しておきたい。

ポンド円が180.80レベルをトライするシグナルとして、まずは上で述べた10日線の攻防に注目したい。

ポンド円がこの移動平均線(10日線)を難なく下方ブレイクする場合は、相場をサポートした経緯のある181.90レベル、サポートの水準へ転換する可能性のある181.60レベル、そして28日以降の反発相場の起点となった181.04レベル(181円)を視野に反落相場の進行を想定しておきたい。

ポンド円のチャート:1時間足 9月27日以降

ポンド円のチャート:1時間足 9月27日以降 TradingView提供のチャートで作成

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