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【ドル円 (USDJPY)】目先の見通しとチャートポイント

ドル円(USDJPY)は、150円台の攻防へシフトするムードが高まってきた。円買い介入を警戒する必要はあるが、日米の利回り格差が拡大の傾向を維持している状況を考えるならば、焦点は新たな上値の水準を見極めることにある。目先の見通しとチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※今日のユーロドルの展望については、こちらのレポートをご覧ください


サマリー

・米金利の高止まりを受けドルインデックスが反発、米ドル高圧力の根強さを示唆
・150円台の攻防へシフトするムードが高まってきたドル円
・150円台の攻防で注目したい3つのことについて


高止まりする米長期ゾーン利回りと根強い米ドル高のトレンド

25日の米債市場では、米金利が上昇した。米ドル相場のトレンドに影響を与える10年債利回りは、4.95%台へ反発した。一方、30年債利回りも再び5.0%台へと反発した。

米長期ゾーン利回りの上昇は米ドル相場のサポート要因となり、ドルインデックス(DXY、米ドル相場のトレンドを表す指数)は21日線(106.32レベル)を難なく上方ブレイクし、再び106ポイント台の攻防となっている。

10月に入り米ドル高トレンドを調整する動きが見られる。しかし、105.50レベル(テクニカルの面ではフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準)で二度相場がサポートされた。米金利が低下しても、ドルインデックスがこの水準を維持した状況は、現在の米ドル高トレンドの根強さを示唆している。

その根強さの土台となっているのが米長期ゾーン利回りの高止まりであり、この状況が続いている要因の一つが、堅調な米国の経済である。

今日は第3四半期のGDPと個人消費(速報値)そして新規失業保険申請件数が発表される。今日の米ドル相場も経済指標にらみの展開が予想される。

米金利とドルインデックスのチャート:5分足 23日以降

米金利とドルインデックスのチャート:5分足 23日以降 TradingView提供のチャートで作成

ドル円、150円台の攻防で注目しておきたい3つのこと

注目ポイント1:新たな上値の水準の見極め
ドル円(USD/JPY)は、今月3日の高値150.16レベルを一気に上方ブレイクし、150円台の攻防へシフトするムードが高まっている。

ドル円が150円台の攻防となる場合、3つのことに注目したい。ひとつは、新たな上値の水準の見極めである。25日の高値150.318レベルの突破は、ドル円がさらに上値をトライするシグナルとなろう。

ドル円が150.318レベルをも難なく突破する場合、次の焦点は150.50レベルの攻防となろう。テクニカルの面では、フィボナッチ・エクステンション76.4%の水準にあたる150.63レベルをも突破するかどうか?この点に注目したい。

ドル円のチャート:4時間足 10月以降

ドル円のチャート:4時間足 10月以降 TradingView提供のチャートで作成


注目ポイント2:150円台の “サポート転換”
2つめの注目ポイントは、ドル円(USD/JPY)の反落局面で、150.00レベルが相場を下支えするかどうか?この点を確認することである。

強固なレジスタンスの水準として意識されてきた150.00レベルが一転して強固なサポートの水準へ転換する場合は、ドル円の地合いの強さ(円相場の地合いの弱さ)を市場参加者に印象付けるだろう。テクニカルの面でも、この水準の “サポート転換” はさらなる上値トライのシグナルになり得る。


注目ポイント3:突発的な円高のリスク
最後の注目ポイントは、突発的な円高のリスクである。

150円以上の攻防では、政府・日銀による円買い介入を警戒する相場となることが予想される。

米債市場で長期ゾーン利回りの高止まりが続き、それに伴い日米の利回り格差は拡大傾向を維持している。

この状況を考えるならば、実際に円買い介入が行われてもドル円(USD/JPY)のトレンドを転換させるほどのインパクトはないだろう。

しかし、円買い介入は瞬間的な円高の要因となろう。その時の安値(ドル円が反発した水準)が、新たなサポート水準の一つとして、その後意識される可能性がある。

日米の利回り格差とドル円のチャート:日足 23年3月以降

日米の利回り格差とドル円のチャート:日足 23年3月以降 ブルームバーグのデータをもとに作成

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