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【ドル円 (USDJPY)】今日の見通しとチャートポイント

米10年債利回りは「5%」の水準が意識される状況にある。米国債のショートカバーが続く場合は、ドル円(USDJPY)の反落相場を想定しておきたい。しかし、今のドル円の底堅さを考えるならば、下値は限定的となることが予想される。注目のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・米10年債利回り(長期金利)の焦点は「5%」前後での攻防
・ドルインデックスの焦点は、さらなる米ドル高の調整シグナルの確認
・ドル円は反落相場を警戒、しかし下値は限定的となることが予想される


米長期金利、焦点は「5%」の攻防に

23日の米債市場で10年債利回りは一時、5.0187%まで上昇する局面が見られた(ブルームバーグのデータ)。その後、米国債のショートカバーが入り、4.8%台まで低下した。一方、一時5.1764%まで上昇した30年債利回りも5.0%付近まで低下した。

昨日の10年債利回りの動きは、5%付近での米国債(10年)の需要の強さを示唆した。ゆえに今後の焦点は、5%前後の水準まで10年債利回りが再び上昇する場合、同じ展開が見られるかどうか?にある。この状況が確認される場合、米長期金利の上昇基調が一服する可能性が出てくる。

米長期金利の動向は、米ドル相場のトレンドに大きな影響を与える。事実、米ドル相場のトレンドを表すドルインデックス(DXY)は昨日、長期ゾーン利回りの低下に連動し下落した(下のチャート参照)。

米金利のチャート:5分足 10月23日以降

米金利のチャート:5分足 10月23日以降 TradingView提供のチャート

ドルインデックスの焦点はさらなる調整シグナルの確認

米ドル相場のトレンドを表すドルインデックス(DXY)のトレンドを日足チャートで確認すると、昨日、上昇基調のトレンドチャネルの下限を比較的大きな陰線で下方ブレイクした。21日線(106.29レベル)が抵抗ラインへ転換するムードも見られる。

今日以降、ドルインデックスの動向で注目すべきは、10月の反落局面を止めたフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準105.51レベル(105.50レベル)の攻防となろう。昨日は、このテクニカルポイントで再び相場がサポートされた。今後も105.50レベルがサポート水準として意識される場合は2つのシナリオ-米ドル高トレンドの継続または105.50前後を下限としたレジン相場へのシフトを想定しておきたい。

一方、ドルインデックスが23.6%の水準105.51レベルを完全に下方ブレイクする場合は、米ドル高の調整が進行するシグナルがまた一つ点灯することになる。このケースでは、50日線(105.16レベル)そして5月31日の高値104.70レベルの攻防に注目したい。

これらテクニカルおよびチャートポイントの下方ブレイクは、米ドル高トレンドのさらなる調整シグナルとなる。今後、次々と調整シグナルが点灯する場合は、米ドル高のトレンドが転換する可能性を意識する局面へシフトすることが予想される。

ドルインデックスのチャート:日足 23年5月以降

ドルインデックスのチャート:日足 23年5月以降 TradingView提供のチャート

ドル円、今日の見通しとチャートポイント

ドル円(USD/JPY)は、引き続き150.00レベルを意識する状況にある。

昨日の日足ローソク足は上影陰影のかたちとなった。高値圏、しかも強固な抵抗ラインとして意識されている150.00レベルでの上影陰線は、反落相場の可能性を想起させる。

しかし、昨日の「米金利の低下→米ドル安」を受けてもドル円は21日線(今日現在149.30レベル)すらトライすることなく、149.55レベルで反発した。現在の地合いの強さを考えるならば、調整の反落ムードが高まっても下落幅は限定的となることが予想される。

米金利の低下(米国債のショートカバー)が続き、今日もドル円の上値が重い展開となる場合は、昨日のIG為替レポートで取り上げた各サポートの水準-フィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準149.47レベル、21日線(今日現在149.30レベル)そしてフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準149.05(149.00レベル)の攻防に注目したい(下の1時間足チャートを参照)。

1時間足のストキャスティクスとRSIはともに、短期的に売られ過ぎの水準付近で推移している。ともに反転の基調にあるが、RSIでもゴールデンクロスが確認される場合は、ドル円が反発する可能性を意識したい。

一方、米金利の低下幅が拡大し、ドル円が149円台を下方ブレイクする場合は、今月17日の下落を止めた半値戻しの水準148.70レベルまでの反落を想定しておきたい。

ドル円が上値をトライする場合の焦点は、引き続き150.00レベルと今月3日の高値150.16レベルの突破となろう。

ドル円が150円台へ上昇する場合は、150.00-16ゾーンのサポート転換も重要な焦点となろう。この状況が確認される場合は、150円台の攻防へシフトする展開を意識したい。

ドル円のチャート:1時間足 10月以降

ドル円のチャート:1時間足 10月以降 TradingView提供のチャート

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