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ドル円は反落相場を警戒、目先の見通しとチャートポイント

中国の不動産リスクや米国の長期金利の上昇が、株式市場のリスク要因となっている。ドル円は先週18日、145円を下抜ける局面が見られた。現在のリスク回避相場が円買いの要因となっていることを考えるならば、ドル円は調整の反落相場を想定しておきたい。目先の見通しは?注目チャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※今週の注目材料と外為市場の見通しについてはこちらをご覧ください


サマリー

・世界的な株安を受け、ドル円は反落相場のムードが漂う状況にある
・ドル円の下落局面では、145.00や144.00での攻防が焦点となろう
・一方、ドル円の反発局面では146.56レベルのトライが焦点となろう
・ドル円がこの水準を突破できない場合は、下落相場へ転換する可能性が浮上しよう


まずは145.00レベルの攻防を注視

ドル円(USD/JPY)は先週18日、一時145.00レベルを下抜け、安値144.92レベルまで下落する局面が見られた。

この時のドル円の下落は、リスク回避による円買いの影響が大きい。この点は、こちらのレポートで掲載した円相場のパフォーマンスチャートが示唆している。

通貨オプション市場のリスクリバーサルの動向を確認すると、ドル円のそれらに大きな変動は見られない。しかし、ジワリとドル・プットへ傾くムードが漂っている(下チャートのグレーゾーンを参照)。

さらなる株安の進行による円買い、または米金利の低下による米ドル安の局面では、IG為替レポートで注目している145.00レベルでの “サポート転換” の確認が、目先の焦点となろう。

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降 ブルームバーグのデータをもとに作成

下落幅が拡大する場合の焦点は?

日足チャートでMACDのトレンドを確認すると、横ばい推移へ転じていることが分かる。

現状、シグナルラインとの間でデッドクロスは示現していない。しかし、上で述べたリスクリバーサルの動向も考えるならば、地合いの強さが後退していることを示す動きとして警戒しておきたい。

株安の進行や米金利の低下などでドル円(USD/JPY)が145.00を下方ブレイクする場合、それは8月の上旬に相場をサポートした10日MA(今日現在145.04レベル)を下抜けることを意味する。

ゆえに、145.00を完全に下方ブレイクする場合は、テクニカルの面でもドル円の下落幅が拡大するシグナルになり得る。

ドル円が144円台の攻防へシフトする場合、次の焦点として浮上するのが144.00レベルの維持である。この水準は、今年の6月下旬から7月上旬にかけて相場をサポートした経緯がある。

また、すぐ下の水準143.90レベルは、8月3日の戻り高値の水準にあたる。ゆえに145.00レベルと同じく、143.90-144.00ゾーンも “サポート転換” の可能性を意識する水準と言える。

ドル円が上のサポートゾーンをも完全に下方ブレイクする場合は、21日MA(今日現在143.26レベル)のトライと維持が焦点として浮上しよう。

ドル円のチャート:日足 23年6月下旬以降

ドル円のチャート:日足 23年6月下旬以降 TradingView提供のチャートで作成

反発の局面では146.56の攻防が焦点に

上で述べたサポートポイント、特に145.00レベルや144.00レベルでドル円(USD/JPY)の反落が止められる場合は、再び上値をトライする展開を想定しておきたい。

ドル円の反発局面で注目すべきは、直近の戻り高値146.56レベルのトライである。ドル円がこの水準を上方ブレイクする場合は、147.00レベルおよびフィボナッチ・エクステンション100.0%の水準147.29レベルを視野に上昇幅の拡大を予想する(上の日足チャートを参照)。

一方、ドル円の反発が146.56レベルやそれ以下の水準で止められる場合はダブルトップ形成の可能性、または短期レジスタンスラインが形成される可能性が出てくる。これらが示現する場合は、ドル円が下落トレンドへ転換するシグナルになり得る。

ゆえにテクニカルの観点からも、ドル円の上昇局面では146.56レベルの攻防に注目したい。


146.56をトライするシグナル

ドル円(USD/JPY)が146.56レベルを目指すシグナルとして、まずは先週17日の欧州時間から18日のNY時間にかけて相場の上昇を止めた146.30レベルが起点となった短期レジスタンスラインの攻防に注目したい。

ドル円がこのラインすら突破できない状況が続く場合は、地合いの弱さを市場参加者に印象付けるだろう。ゆえにこのケースでは、上で述べた145.00ブレイクや143.90-144.00ゾーンのトライを想定しておきたい。

一方、ドル円が短期レジスタンスラインを突破する場合は、146円台の再上昇が焦点となろう。このケースでは、短期レジスタンスラインの起点となった146.30レベルの攻防に注目したい。

ドル円がこの水準(146.30レベル)をも上方ブレイクする場合は、146.56の再トライを意識したい。

現状、1時間足のストキャスティクスが相場のトレンドをある程度追っている。他のオシレーター系指標の動向も確認しながら、相場の転換シグナルを捉えたい。

ドル円のチャート:1時間足 8月16日以降

ドル円のチャート:1時間足 8月16日以降 TradingView提供のチャートで作成

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