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【ユーロ円 (EURJPY) / ポンド円 (GBPJPY)】円安進行で新たな上値の水準を見極める展開に

日銀の内田真一副総裁は8日、マイナス金利政策を解除した後も緩和的な金融環境を維持していく考えを示した。この発言が材料視され、昨日の外為市場では円安が進行した。クロス円ではユーロ円(EUR/JPY)とポンド円(GBP/JPY)がさらに上値をトライするかどうか?の攻防にある。目先注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

ユーロ円の見通しとチャートポイント


サマリー

・ユーロ円は新たな上値の水準を見極める状況にある
・目先の焦点は161円台への上昇と、161.75レベルのトライとなろう
・反落の局面では160円台の維持と、短期サポートラインの攻防に注目したい


焦点は161.75レベルのトライ

ドル円(USD/JPY)とおなじく、昨日はクロス円の上昇幅も拡大した。なかでもユーロ円(EUR/JPY)は、159円ミドルの水準から一気に161.00レベルを視野に入れる状況にある。

日足のモメンタムはゼロライン付近で推移しており勢いは見られない。しかし、短期サポートラインを形成しながら節目の160.00レベルと21日線を大陽線で一気に上方ブレイクした昨日の状況は、ユーロ円のさらなる上値トライを期待させる。

今日も円安優勢の展開となれば、ユーロ円は161円台の攻防へシフトしよう。このケースでの焦点は、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準161.75レベルのトライとなろう。先月の下旬にこの水準は、相場の上昇を止めた経緯がある

ユーロ円が161.75レベルをも突破する場合は、162円台への攻防シフトを想定しておきたい。

ユーロ円のチャート:日足23年11月以降

ユーロ円のチャート:日足23年11月以降 TradingView提供のチャートで作成

21日線と短期サポートラインの攻防

一方、ユーロ円の(EUR/JPY)反落局面では、160円台の維持が最初の焦点となろう。

テクニカルの面では21日線の攻防に注目したい(上のチャート、青ラインを参照)。この移動平均線は今日現在、160.17レベルで推移している。

今日以降、ユーロ円が21日線を下方ブレイクする場合は、159円台への攻防シフトを想定しておきたい。

ユーロ円が159円台へ反落する場合は、今年1月2日の安値155.07レベルを起点とした短期サポートラインの維持が焦点として浮上しよう(上のチャートを参照)。このラインは今日現在、158.90台で推移している。

短期サポートラインが反落ユーロ円の反落相場を止める場合は、上昇トレンドの強さを市場参加者に印象付けよう。

ポンド円の見通しとチャートポイント


サマリー

・ユーロ円と同じくポンド円も新たな上値の水準を見極める状況へ転じている
・目先の焦点は、188.50レベルの完全突破となろう
・さらなる上値トライの局面では、188.94レベルの攻防に注目したい
・反落の局面では、21日線や187.20レベルの維持が目先の焦点となろう


188.50レベルの突破

ユーロ円(EUR/JPY)と同じくポンド円(GBP/JPY)も、さらに上昇幅が拡大するかどうか?の攻防にある。

目先注目すべきは、188.50レベルの攻防である。昨年の11月下旬以降、188.50レベルでポンド円の上昇が止められている。

ゆえに、ポンド円が188.50レベルを日足ローソク足の実体ベースで完全に突破する場合は、さらに上昇幅が拡大するシグナルとなろう。

日足のモメンタムにはまだ上昇の勢いが見られない。しかし、186.00レベルがサポートの水準へ転換し、かつ大陽線で21日線の突破に成功した昨日の状況も考えるならば、現在のポンド円は上値トライを意識する状況にある。

ポンド円が188.50レベルを完全に突破し、189円台へしっかりと上昇する場合は、190.00のトライが焦点として浮上しよう。

188.94レベルはN計算値の水準にあたる。このチャートポイントは、先月の19日と23日に相場の上昇を止めた経緯がある。ゆえに、188.94レベルの突破は189円台への攻防シフト、そして190.00をトライするシグナルと想定しておきたい。

反落の局面では21日線の維持が焦点に

一方、ポンド円(GBP/JPY)の上昇が188.50レベルや188.94レベル(189.00レベル)で止められる場合は、反落相場を想定したい。

このケースで注目したいのが、21日線の維持である。この移動平均線は今日現在、187.20レベルで推移している(下のチャート、青ラインを参照)。

先月の下旬に187.20前後の水準は、サポートとして意識された経緯がある(下のチャート、青矢印を参照)。ゆえに今日以降の反落相場では、187.20前後が再びサポートの水準として意識されるかどうか?この点を見極めたい。

ポンド円が21日線や187.20レベルを完全に下方ブレイクする場合は、サポート転換の可能性が意識されている186.00レベルを視野に、反落相場の進行を想定したい。

ポンド円のチャート:日足23年10月以降

ポンド円のチャート:日足23年10月以降 TradingView提供のチャートで作成

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