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【ユーロ円 (EUR/JPY)】今日の見通しとチャートポイント

外為市場では米ドル高が進行している。ユーロドル(EUR/USD)の下落を受け、ユーロ円(EUR/JPY)はテクニカルの面でさらに下値をトライするかどうか?の分岐点にある。今日のユーロ円の展望は?注目しておきたい上下のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

21日線の下方ブレイクとさらなる下値のトライ

・ユーロドルの下落に追随し、ユーロ円は下値トライを意識する状況にある
・21日線を下方ブレイクすれば、50日線をトライする可能性が高まろう
・50日線の攻防は、短期サポートラインの維持を見極める攻防でもある
・反発の局面では、163円ミドルまでの戻りを想定しておきたい


21日線の下方ブレイクを意識する状況に

ユーロドル(EUR/USD)の下落に追随し、ユーロ円(EUR/JPY)はIG為替レポートで注目している21日線をトライする状況にある。この移動平均線は今日現在、162.80レベルで推移している(下の日足チャート、青ラインを参照)。

ユーロ円のチャート:日足23年12月以降

ユーロ円のチャート:日足23年12月以降 TradingView提供のチャートで作成


ドル円(USD/JPY)は151円台で底堅さを維持している。しかし、152.00レベルでの円買い介入に対する市場参加者の警戒心は根強く、上昇幅は限られている。

こちらのIG為替レポートで取り上げた2月のJOLTS求人件数でアメリカ労働市場の堅調さが確認される場合は、ユーロドルの下落幅が拡大する展開が予想される。ドル円は米ドル高にサポートされる展開が予想される。しかし、152.00レベルの手前で上昇が止められる可能性を考えるならば、ユーロ円はユーロドルの下落を受け21日線の下方ブレイクを想定しておきたい。

一方、2月JOLTS求人件数が予想(873.0万件)を下回る場合は、「米金利の低下→米ドル安」の展開が予想される。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ転換に対する慎重姿勢と短期金融市場で6月の利下げ確率が再び50%台へ低下している状況を考えるならば、米ドル安は限定的となることが予想される。

ゆえに後者のケースでは、ユーロドルの反発が限られる一方で、急速に円安が進行したドル円では調整の反落相場が予想される。ドル円の反落はユーロ円の重石となろう。ゆえに現在のユーロ円は、21日線を完全に下方ブレイクする状況を想定する局面にある。

短期サポートラインが視野に

テクニカル指標の動向もユーロ円(EUR/JPY)が下値をトライする可能性を示唆している。

日足のモメンタムはゼロラインを下回った。ストキャスティクスは低下のトレンドを維持し、RSIではデッドクロスが確認された。これらの状況を考えるならば、現在のユーロ円は21日線を下方ブレイクし、IG為替レポートで注目している50日線のトライを意識する状況にある。

50日線は今日現在、161.90前後で推移しており、短期サポートラインと交錯している(上の日足チャート、緑ラインを参照)。ゆえに50日線の攻防は、昨年12月から続く上昇トレンドをユーロ円が維持できるかどうか?を見極める攻防となろう。


反発局面でのチャートポイントは?

本日、ユーロ円(EURJPY)の反発局面では、2つのチャートポイントでの攻防に注目したい。

最初のポイントは163.00レベルである。昨日のNY時間に163円を下方ブレイクして以降、相場の戻りが162.90前後で止められている(下のチャート、赤矢印を参照)。

この状況が続く場合は、サポート転換の可能性が意識される162.00レベルを視野に下落幅の拡大を想定しておきたい。162.00レベルの下方ブレイクは、上で取り上げた50日線と短期サポートラインをトライするシグナルとなろう。

一方、ユーロ円が163.00レベルを上方ブレイクする場合は、ドル円(USD/JPY)の上昇とユーロドル(EUR/USD)の反発が重なる状況が想定される。

このケースでは、163円ミドルを視野にユーロ円が反発する展開を想定しておきたい。

163.50レベルはレジスタンスの水準へ転換する可能性がある(下のチャート、赤矢印を参照)。そしてすぐ上の163.64レベルは、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準にあたる。

米ドル高の進行を受けユーロドルの下落幅が拡大している状況とドル円の上昇幅が限定的であることを考えるならば、まずは163円ミドルまでユーロ円が反発するかどうか?そしてこの水準で戻りが止められるかどうか?ユーロ円の反発局面ではこれらの点を確認したい。

上で取り上げたレジスタンスの水準でユーロ円が反落するかどうか?を見極めるうえで、分足や時間足のストキャスティクスとRSIが買われ過ぎの水準へ到達し、かつデッドクロスの状況にあることを確認したい。オシレーター指標がこれらの状況にある場合は、ユーロ円の反落相場を意識したい。

ユーロ円のチャート:1時間足 3月13日以降

ユーロ円のチャート:1時間足 3月13日以降 TradingView提供のチャートで作成

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