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ポンド円予想(8/7):50日線突破か?89日線を視野に反落か?英中銀の経済・インフレ見通しに注目

ポンド円は現在、反発基調にある。目先の注目イベントは、今日のイングランド銀行(英中銀)の金融政策委員会。利下げは織り込み済み。経済とインフレ見通しが焦点に。50日線を突破するか、89日線を視野に反落するか?

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英中銀MPC、利下げは織り込み済み

イングランド銀行(英中銀)は7日、金融政策委員会(MPC)を開く。外為市場はすでに0.25%の利下げを織り込み済み。従って焦点は今後の政策方針となろう。

英中銀は、四半期に1回という段階的なペースでの利下げを維持している。現状、短期金融市場では8月利下げに加えて、年内あと1回の利下げを織り込む状況にある。


焦点は経済とインフレの見解(見通し)

英国の消費者物価指数(CPI)の上昇率は6月に前年比3.6%と、2024年1月以来の高水準にある。コア指数も2024年12月を境に上昇基調へ転じ、今年6月に前年比3.7%まで上昇した。直近のサービス価格のインフレ率も前年比4.7%と、下げ止まりの兆しが見られる。

英国経済は、労働党政権による増税とトランプ米政権の関税による「内憂外患」に直面している。英国家統計局(ONS)が先月11日に発表した5月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減とブルームバーグ予想の0.1%増を下回り、4月の0.3%減に続き2カ月連続で縮小した。

14日に発表予定の6月GDPは前月比0.1%減を見込む(ブルームバーグがまとめた市場予想)。仮に0.4%以上落ち込む場合は、4~6月期(第2四半期)全体の成長率がマイナスに転じる。一方、賞与を除く賃金の伸び率(3ヶ月平均)は2023年第3四半期を境に低下基調へ転じている。3~5月の失業率は4.7%と、4年ぶりの高水準に達している。

ベイリー総裁は直近のインフレ加速について一時的との見解を示している。インフレよりも経済の減速を注視する姿勢を示す場合は、利下げ期待の高まりでポンドの売り圧力が高まる可能性がある。


ポンド円の見通しとテクニカル分析

ポンド円(GBP/JPY)は現在、ドル円(USD/JPY)の下げ止まりとポンドドル(GBP/USD)の反発が重なり、197.05レベルで推移している50日線をトライする状況にある。目先は、この移動平均線の上方ブレイクが焦点となろう。

ポンド円が50日線を完全に突破すれば、次は197.50レベルにある日足の一目基準線の攻防を意識したい。このテクニカルラインは4月下旬以降、サポートラインとして意識され続けてきた。そのラインが上値抵抗線へ転換する場合は、現在の反発相場がひとまず終わるサインと捉えたい。

一方、ポンド円が基準線も突破する場合は、7月以降レジスタンスラインとして相場の上昇を止め続けている199円のトライを想定したい。

日足のMACDはゼロラインを下回っている。RSIも50を下回る状況にある。今日の英中銀イベントで利下げペース加速の期待が高まる場合は、ポンド円の下落を想定したい。

ポンド円が下値をトライする場合は、195円の維持が最初の焦点となろう。このラインを下方ブレイクする場合は、現在194.50台で推移している89日線のトライを想定したい。この移動平均線も下方ブレイクすれば、194円の維持が焦点に浮上しよう。この水準は、4月安値と7月高値のフィボナッチ・リトレースメント38.2%戻しにあたる。

ポンド円のチャート:日足 今年4月以降

ポンド円のチャート:日足 今年4月以降

出典:TradingView


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