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焦点はFOMC後の米長期金利の反応 / ユーロドルの焦点とチャートポイント

FOMCイベントの内容を受けた米長期金利の反応に注目。米国株が下落で反応する場合、ドル円は下値トライを警戒する局面にある。ユーロドルは1.12台の攻防シフトを想定しておきたい。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

焦点はFOMC後の米長期金利の反応


【サマリー】

・米長期金利の動向に影響を与えるNY原油先物価格(WTI)は高止まりしている
・FOMC後の米金利、特に長期金利の動きに注目
・ウクライナ情勢が緊迫化している出の状況での米長期金利の上昇は株安要因となり得る
・米長期金利の上昇と株安はともに米ドル買いの要因
・ユーロドルは下値トライのムードが徐々に高まっている
・ユーロドル 1.12台のチャートポイントについて



・FOMCと米長期金利の反応、そしてドル円の展望

米長期金利の動向に影響を与えるNY原油先物価格(以下WTI)は25日、ウクライナ情勢と中東情勢の緊迫化を受け85ドル台へと反発している。米国の株式市場では不安定な状況が続いているが、この日の米長期金利(以下長期金利)はWTIの動きに連動するように小幅に上昇し、1.7%台の水準を維持した。

米長期金利とNY原油先物価格のチャート

米長期金利とNY原油先物価格のチャート


WTIが高止まりしている状況で、今回のFOMCイベントが米債市場で金融引き締めのリスクを意識させる場合、各年限の米金利には上昇の圧力が高まろう。特に注目されるのが、長期金利の反応である。

FOMCの内容を受け長期金利が上昇で反応する場合、外為市場では米ドル買い優勢の展開が予想される。

ウクライナ情勢が緊迫化しているタイミングで1.9%を視野に長期金利の上昇幅が拡大すれば、米株安の要因になり得る。「長期金利の上昇→米株安」による米ドル買いの可能性も想定しておきたい。

なお、上記の展開(米長期金利の上昇/米株安)でのドル円(USDJPY)は、米ドル買いと円買いの圧力が交錯することが予想される。だが、10日線(SMA)がレジスタンスラインとして意識され、かつその10日線が50日線(EMA)を下方ブレイクする展開(デッドクロス)となっていることを考えるならば、今は米株安の影響の方を警戒したい。

目先、ドル円のサポートポイントは、113.40台およびプロジェクション100.0%の水準113.34レベルである。ドル円が113.34レベルを完全にブレイクする場合は、113.00トライのシグナルとなり得る。

ドル円のチャート

ドル円のチャート


ユーロドルの焦点とチャートポイント

・1.12台の攻防を想定

直近のユーロドル(EURUSD)は50日線と21日線の突破に失敗し続け、下ヒゲで短期サポートラインを下方ブレイクする局面が見られる。

ウクライナ情勢が緊迫化しているタイミングで、今回のFOMCイベントが米長期金利の上昇圧力を高めるイベントとなれば、ユーロドルには下落の圧力が高まることが予想される。

テクニカルの面やユーロ相場を取り巻く現在の国際政治と米欧金融政策の状況を考えると、目先のユーロドルは1.12台の攻防へシフトする可能性があろう。


・チャートポイント

ユーロドルがそのような展開となる場合、目先の焦点は、1.1250-60ゾーンの攻防である。昨日の安値1.1261レベルで示現した長い下ヒゲは、この水準付近でのユーロ買い意欲の強さを示唆している。また、すぐ下の1.1254レベルは、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準にあたる。

ロシア軍によるウクライナの侵攻やFOMC後に米長期金利が上昇すると同時に米国株が下落する場合、ユーロドルは1.1250-60ゾーンを下方ブレイクする可能性が高まる。ユーロドルがこのゾーンを下方ブレイクする場合は、当レポートで何度か指摘してきたサポートゾーン1.1220-30の攻防を想定しておきたい。昨年11月30日以降、このゾーンで反発するパターンが見られる。

1.1220-30ゾーンをも下抜ける場合は、昨年11月24日の安値1.1184レベルを視野にユーロドルの下落幅拡大を警戒したい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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