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止まらない資源価格の上昇とインフレ懸念 / ドル円とユーロドルのチャートポイント

サマリー:「国際商品市況の上昇が止まらない。米債市場ではインフレ懸念が意識され利回りの上昇が続いている。米金利との相関が高いドル円の焦点は?ユーロドルのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

止まらない資源価格の上昇とインフレ懸念

・止まらい資源価格の上昇

11日の国際商品市況でNY原油先物価格(WTI、11月物)は、一時82.18ドルと2014年10月以来、約7年ぶりの水準まで上昇した。冬場にかけてエネルギー需要がひっ迫する懸念があり、今後もエネルギー価格は上昇もしくは高止まりする可能性がある。

エネルギー価格に連動し、国際商品市況のトレンドを示すCRB指数は上昇の一途をたどっている。

週足チャートでそのトレンドを確認すると、コロナパンデミック直前の水準(187.86ポイント)や節目の200ポイントを完全に突破する状況となっている。

デルタ株による供給制約(サプライチェーンの混乱と労働力の不足)が懸念されているタイミングで資源価格が上昇し続ける現在の状況は、インフレ(懸念)を各市場の参加者に意識させよう。

インフレ(懸念)が意識される状況下において、最も重要な市場が米国の債券市場である。

現在の米債市場は、「供給制約と資源価格の上昇→インフレ(懸念)→米金利の上昇」という状況にある。FRBの政策転換も意識されていることで、金利の先高観は根強い。実際に利回りの上昇が続いている。

この状況が続く限り、外為市場では米ドル買い優勢の展開を常に意識しておきたい。

CRB指数のチャート

CRB指数のチャート

ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円(USDJPY)

米ドル相場の中でも、米金利の上昇とその先高観に反応しているのがドル円(USDJPY)である。

昨日のドル円は、11日のレポートで指摘した112.65レベルと113.00レベルを大陽線で一気に突破し、高値113.41レベルまで上昇する局面が見られた。この日の米債市場はコロンブスデーで休場だった。そして米国の株式市場は主要3指数が下落して引けた。それでもドル円が113円乗せに成功した状況は、米金利との相関性が高いことを示唆している。

ドル円が113円台にしっかりと乗せてきたことで、次の上値焦点は114円のトライである。

まずは、昨日の高値113.40レベルの突破を確認したい。

次はフィボナッチ・プロジェクション100.0%の水準113.77の突破が焦点となろう。このテクニカルポイントをもブレイクする場合は、114.00トライを意識したい。

一方、ドル円が反落する場合、目先の焦点は113円台の維持である。

あっさりと112円台へ反落する場合は、112.00レベルがレジスタンスからサポートへ転換するかどうか?この点に注目したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル(EURUSD)

ユーロドル(EURUSD)は、予想どおり直近高安の50.0%レベルで反発が止められ、下落トレンドを維持している。

10日EMA(今日現在1.1588レベル)すらトライできない状況が続いていることは、ユーロドルの地合いの弱さを物語っている。

今後も調整の反発はあるだろうが、50.0%戻しや10日線で反落するリスクを常に意識しておきたい。

ユーロドルが下落トレンドを維持する場合は、今月6日の安値1.1527レベルの攻防が焦点となろう。

この水準を下方ブレイクする展開となれば、フィボナッチ・プロジェクションの中でも重要な161.8%の水準1.1508レベルのトライを想定しておきたい。この水準の攻防は1.15台維持の攻防でもある。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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