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リスク選好相場と円買い圧力の後退 ドル円の注目ポイントは / 英中銀イベントとポンドドル

強い経済指標でも米国株は上昇トレンドを維持。この動きは円高圧力の後退要因に。ドル円は戻り高値の水準の見極めが焦点に。今日は英中銀(BoE)イベントがある。注目ポイントは?ポンドドルの短期的な展望は?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

リスク選好相場と円買い圧力の後退 ドル円の注目ポイントは


【サマリー】
・強い米経済指標が続く場合株高トレンドを維持できるか?に注目
・リスク選好相場(株高)は円買い圧力の後退要因
・ドル円の焦点は10日線(MA)の攻防
・ポンド相場は英中銀(BoE)イベントが焦点に


・強い経済指標と米株高

7月の米ISM非製造業景気指数は56.7と予想外の強さをみせ、4か月ぶりに上昇へ転じた。強い経済指標を受けても米国株は株高トレンドを維持した。

なかでもナスダック100指数(NDX)は、節目の13,000ポイントと半値戻しの水準(3月高値と6月安値の半値戻し)を突破し、今年5月4日以来の水準まで上昇する展開となっている。短期レジスタンスラインの突破にも成功すれば、さらに上昇幅が拡大する可能性が出てくる。

ナスダック100指数のチャート



弱い経済指標は連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げのリスク懸念を後退させる。ゆえに、弱い経済指標は現在、米国株の支援材料となり得る。

一方、強い経済指標は景気の先行き不安を後退させるが、大幅利上げの懸念を高める要因でもある。しかし、昨日の強い経済指標を受けても米国株は上昇引けとなった。今週5日の7月雇用統計が強い内容となっても米国株が上昇基調を維持するならば、リスク選好相場(米株高)がしばらく続く可能性が高まろう。

・リスク選好と円買い圧力の後退 ドル円は10日線の攻防が焦点に



リスク選好相場は円売りの要因である。実際、昨日の円相場はG10通貨すべてで円安となった。

ドル円(USDJPY)は、高値134.55レベルまで上昇する局面が見られた。100日線(EMA)のトライ時に長い下ヒゲが示現しての急反発となった経緯(日足ローソク足のかたち)を考えるならば、今のドル円の焦点は戻り高値の見極めにある。

その候補として、今日は10日線(MA)の攻防に注目したい。

この移動平均線は、今年3月にドル円の上昇トレンドが発生して以降、レジスタンスとしてもサポートとしても意識された経緯がある。

直近の相場と10日線の関係を確認すると、7月22日以降、10日線がレジスタンスとして意識されドル円の上値を抑制する局面があった。

今回の反発局面で10日線がレジスタンスラインとして意識される場合は、ドル円の反落を警戒したい。一方、10日線をも上方ブレイクする場合は、135.00のトライを想定しておきたい。

円相場のパフォーマンス



ドル円のチャート


英中銀イベントとポンドドル

・0.5ポイントの利上げよりも経済の成長見通し

今日はイングランド中央銀行(英中銀,BOE)の金融政策委員会(MPC)が開催される。

高インフレを抑制するため、1995年以来となる0.5ポイント利上げがコンセンサスとなっているが、市場はこの点をある程度織り込んでいる。

今年の5月以降、ポンド相場は金融引き締め政策よりも景気後退の方がメインテーマとなっている。よって、0.5ポイントの利上げが決定されても、インフレのリスクを考慮し経済成長の見通しを下方修正してくるならば、ポンド売りで反応する可能性がある。ポンド買いで反応しても、その動きは一過性で終わる展開も意識しておきたい。



・ポンドドル 注目のチャートポイント

ポンドドル(GBPUSD)は現在、反発基調に陰りが見え始めている。BoEイベントでポンド買いの展開となっても、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準1.2260レベル、もしくはレジスタンスポイントとして意識されている1.2300レベルで上昇が止められる場合、地合いの弱さを市場参加者に印象付けよう。

一方、BoEイベント後にポンド売りの圧力が高まる場合は、短期サポートラインを下方し、レジスタンスからサポートのラインへ転換するムードが見られる21日線(EMA/今日現在1.2101 レベル)のトライ&ブレイクが焦点となろう。

この移動平均線を下方ブレイクする場合は、節目の1.20トライ&ブレイクを視野にポンドドルの下落幅拡大を想定しておきたい。

ポンドドルのチャート


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