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良好な経済指標は2つの観点で米ドル買い要因

今の状況下での良好な米経済指標は、2つの観点からドル買いの要因になり得る。今日は6月の消費者信頼感指数が焦点に。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

良好な経済指標は2つの観点で米ドル買い要因


【サマリー】
・良好な米経済指標は2つの観点で米ドル買い要因になり得る
・6月消費者信頼感指数の結果と米国債利回りの反応が焦点に


・良好な経済指標は2つの観点で米ドル買いの要因に

27日の米債市場は、2年債と5年債の入札が低調だったことを受け利回りが上昇した。長期金利(10年債利回り)は、3.2%台へと反発した。ドル円(USDJPY)は長期金利の動きに連動し、135円ミドルをトライする展開に。一方、米国の株式市場ではテック株が下落した。28日は400億ドルの7年債入札が控えている。低調な内容となれば、長期金利の上昇要因となり得る。

米長期金利とドル円のチャート



だが、現在の米債市場は金融引き締めと景気後退の綱引き状態となっている。この状況を考えるならば、米国債利回りの変動要因として今注視すべきは、経済指標の内容である。

5月の 耐久財受注(前月比)は、予想の0.2%に対して結果は0.7%と好調だった。輸送用機器を除く コア(前月比)も0.7%と、予想の0.4%を上回った。現在、各市場では金利の上昇やアメリカ経済の先行きリスクが意識されているが、企業の設備投資が堅調さを保っていることが確認された。

今日は6月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が発表される。この指標は、5000世帯を対象に現在と6ヵ月後の景気や雇用の見通しについてアンケートで調査しており、アメリカの経済状況を捉える上で重要な経済指標の一つと考えられている。個人消費やGDPとの相関性が高いとされる同指標が予想(100.4)を上回る内容となれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め強化の思惑を米債市場の参加者に意識させる要因となろう。「良好な経済指標→米国債利回り上昇」の展開となれば、外為市場での米ドル買いを想定したい。

また、良好な経済指標はFRBの金融引き締めリスクを意識させる要因にもなり得る。よって、米国株の反発トレンドに水を差す要因となり得る。そしてリスク回避(株安)もまた、米ドル買い要因である。

つまり、現在の状況下での良好な米経済指標は、2つの観点-米金利の上昇とリスク回避(株安)の観点から米ドル買いの要因として捉えておきたい。

アメリカ消費者信頼感指数の推移


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