IBMが時間外で大幅高、10~12月期減収も予想上回る
・システム部門が21%減収
・AIの「ワトソン」部門は堅調
Source: Bloomberg
22日の米株式市場の時間外取引でIBM Corp (オール セッション)が大幅高となった。22日引け後に発表した2018年10~12月期決算で売上高と1株利益が市場の事前予想を上回ったことが好感された。
IBMは通常取引を18日終値比1.05%安の122.52ドルで終了。その後、決算発表後の時間外取引で130ドル台に乗せ、通常取引終値より8.08ドル(6.59%)高い130.60ドルで終了した。
18年10~12月期の売上高は前年同期比3%減の217億6000万ドルとなり、2四半期連続で減少した。17年秋発売の汎用コンピューターの買い替え需要が落ち着き、システム部門が21%減収となったことが響いた。
一方、AIの「ワトソン」などを含む部門は堅調で、売上高は民間調査会社がまとめた市場予想の217億2600万ドル前後を上回った。
最終損益は19億5100万ドルの黒字となり、1株利益(特別項目を除く)は4.87ドルと市場予想の4.82ドルを上回った。
23日午前の東京株式市場で、富士通やNECなど国内同業へのIBM業績の影響は限定的。米中貿易協議への期待感後退などで市場全般が下げている。
関連記事
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。