今やインターネットの巨人となったFacebook。その歴史を見てみましょう。Facebookは毎月20億人を超える人々がチャット、「いいね!」、投稿のシェアをするなどして利用しています。
今やインターネットの巨人となったFacebook。その歴史を見てみましょう。Facebookは毎月20億人を超える人々がチャット、「いいね!」、投稿のシェアをするなどして利用しています。
今日Facebook (FB) は間違いなく大成功を収めていますが、同社が現在のペースで成長し続けることができるかどうかについては多くのアナリストが疑問を投げかけています。
Facebookの主要なマイルストーンを振り返り、会社の行く末を探ってみましょう。
※参考ビデオ(英語 - IG UKサイトより)
当初「the facebook」と呼ばれていたFacebookは、2004年2月、マーク・ザッカーバーグが仲間のエドゥアルド・サベリン、ダスティン・モスコビッツ、アンドリュー・マッコーラム、クリス・ヒューズと共にハーバード大学の寮の部屋で立ち上げられました。共同設立者のサベリンがサーバー代として払った1万5千ドルが、サイトの初期資金です。
この立ち上げはすぐに成功し、すぐさまPayPalの共同設立者であるピーター・ティールの目に留まりました。そして彼は2004年9月に50万ドルを投資します。この出資を受け、ザッカーバーグとモスコビッツはハーバード大学を中退し、フルタイムで会社の運営に当たるようになりました。
Facebookは初年度に急成長を遂げたため、資金を調達する必要がありました。多くの新興企業同様、ベンチャーキャピタリストに接触し、数々の投資ラウンドを経て、2005年に1270万ドル、2006年に2750万ドルの資金を得ることに成功しました。
しかし、誰もが投資に前向きだったわけではありません。少なくとも10社がFacebook設立当初に買収の提案をしましたが、最終的にどの会社も断られました。成功に最も近かったのはこの2社です:
Facebookは2012年5月12日に新規株式公開(IPO)を行い、1株38ドルでスタートしました。このIPOで160億ドル以上の資金を調達し、Facebookの評価額は1042億ドルにまでなります。これは、Snapchatが2017年にその座を奪うまで、テクノロジー企業のIPOとしては米国市場最大のものとなりました。
IPO以前、ザッカーバーグはFacebook株式の約24%を所有していたと見られています。その後、彼の株式評価額は191億ドルとなり、世界の長者番付で29位につけます。Facebookの他の従業員もこの上場の恩恵を受け、約3分の1が億万長者になりました。
FacebookのIPO、およびその後の株価下落と回復を示すグラフ。2012年5月から2013年8月。
FacebookのIPOは成功したかもしれませんが、最初の数ヶ月のマーケットの反応は厳しいものでした。投資家は会社の評価とモバイル機器への移行に対応する能力に懸念を示し、2012年9月に株価は17.55ドルで底を打ちます。
その1年後、Facebookの株式はIPOの価格に戻り、そして上昇を続けました
この頃、同社は最も象徴的な買収を2つ行いました。InstagramとWhatsAppです。
Facebookは2012年のIPO直前、人気の写真共有アプリInstagramを10億ドルで買収したと発表しました。
この取引の時点で、Instagramは開始から2年しか経っていないにも関わらず、すでに3000万人以上のユーザーを抱えていました。Facebookは、若い消費者の関心がInstagramに向いていることに気付き、他社に先駆けて会社を手に入れたのです。
この買収は、Facebookが2012年の580億ドルから2017年には5000億ドルにまで成長した主な要因の1つとして挙げられています。
2014年2月、FacebookはWhatsApp Messengerを190億ドルで買収すると発表しました。
WhatsAppはアメリカではそれほど使われていませんでしたが、世界の半分以上の地域で最も人気のあるメッセージングアプリでした。実際、ブラジルやメキシコなどの新興市場ではFacebookよりも大きな成功を収めています。
アナリストの多くは、Facebookが必要以上に高い額をWhatsAppにかけたと感じていました。この戦略変更の背景には、フォトメッセージングアプリSnapchatが2013年、Facebookによる30億ドルの提案を拒否したことがあります。Snapchatは2017年のIPOにおいて、その価格の6倍以上の価値を持つまでになりました。
2017年7月、Facebookの株価は5.7%急騰して175ドルに達し、時価総額は0.5兆ドルに達します。この株価の上昇は、前日場が引けた後に公になった2つの発表によるものと見られています。一つはFacebookの四半期利益が71%増加したこと、そしてもう一つはユーザー数が20億人(世界人口の27%)に達したことです。
IPOを行った2012年5月から2017年12月までのFacebookの動きを示すグラフ。
ザッカーバーグの学生時代のスタートアップは、IPOのわずか5年後、史上最速で5000億ドルに達するテクノロジー企業となりました。
Facebookと、他の巨大テクノロジー企業4社Facebookと、他の巨大テクノロジー企業4社( Apple, Google, Microsoft and Amazon )の時価総額合計は、インドのGDP(2016年時点で2.2兆米ドル)を上回りました。
Facebookは2014年、バーチャルリアリティとソーシャルメディアを融合させる決意のもと、バーチャルリアリティ(VR)企業のOcculusを買収しまします。2017年に立ち上げた「Facebook Spaces」は、訪問客がVRゴーグルを使用し仮想チャットルーム内の友人と交流するという新たな体験を提供するものでした。
ザッカーバーグはFacebookの未来はVRにあると考えていますが、Snapchatの人気が高まっていることもあり、拡張現実(AR)を追求するべきとする圧力もありました。2017年4月に、FacebookはARカメラプラットフォームをリリースしました。これは、ユーザーがスナップ写真を撮って、描画、フィルター、時間などの詳細を追加できる機能です。
ザッカーバーグはいまだにFacebook最大の株主であり、保有額は約240億ドルと推定されています。2016年と2017年に、ザッカーバーグは自身の慈善事業の資金とするため、10億ドル以上のFacebook株を売却しました。それでもなお、彼はFacebook株の17%を所有し、議決権の59.7%を押さえていたと見られます。
その他、主要個人投資家の大半は、現職またはかつてFacebookに籍をおいていた社員です。460万株を保有している最高執行責任者のシェリル・サンドバーグもその一人です。
Facebook株はまた、大口機関投資家が保有するほか、投資信託、ETFにも組み入れられています。最大の保有者はFMR LLCで、報告されている株式数は152.4百万株です。
Facebookは、収入の大部分をデジタル広告によって得ています。例えば2015年、Facebookの世界の収益の95%を広告が占めました。広告を販売することで、Facebookはユーザーにサイトへのアクセスを無料で提供し続けることができます。
このソーシャルネットワークは、Googleにも劣らないほどの、世界最大のデジタル広告主の1つです。競合他社と違い、Facebookの広告は消費者主導です。Facebookプロフィールの個人情報を使って、各ユーザー向けにカスタマイズされた広告を掲出します。
Facebookは成長と適応への決意をすでに示しています。ハーバード大学の学生をつなぐという当初の役割をはるかに超えて拡大し、現在ではグローバルなソーシャルネットワーク、ニュースサイト、写真ストレージとして運営されています。これまでのところFacebookは時代の先を行っていますが、課題は競合他社に抜かれないよう急成長のスピードを維持することです。
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