コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

2024年 注目すべき半導体株5選

半導体産業は急速に成長する躍動的な分野です。この記事では2024年5月に注目の半導体関連株5選を紹介します。5つの銘柄は時価総額に基づいて選出されています。

2024年 注目すべき半導体株5選 出所:ゲッティ

半導体株の背景知識

半導体株は、アップル(AAPL)のような大手モバイル企業からテスラ(TSLA)のような大手自動車企業まで、世界の主要企業の根幹を支える役割を担っています。

長期のサプライチェーン危機から立ち直りつつあり、さらに人工知能(AI)やデータセンターによる需要も高まっていることから、半導体業界は魅力的な分野となり得ます。

ただし、インフレの長期化、金利の上昇、天然資源価格の上昇、地政学的不確実性の高まりなどの課題に世界経済が取り組む中で、どの半導体銘柄が有望なのか見極めることが重要です。

半導体株の魅力

半導体関連株は、ハイテク株など高成長が見込まれる業界の根底を成しています。AIやモノのインターネット(IoT)、自動運転技術、第5世代通信(5G)などの新興技術は、半導体に大きく依存しています。半導体関連株への投資は、このような技術の成長性への投資ともなります。

技術の進歩に伴い、半導体の需要は増加します。高倍率で取引されるハイテク株は、大幅に上昇する可能性を秘めており、これが半導体株への需要増につながります。

世界的な半導体不足によってこの業界の非効率さが表面化した一方で、限られた企業が市場を寡占していることもあらわになりました。半導体の製造には巨額の初期投資が必要で、これが新規参入の障壁となっています。半導体業界は、新規参入コストが比較的低い他業界と比べ、すでに参入している企業にとっては市場シェアを失いにくい構造となっています。

セクターの規模と少数企業による寡占状態により、半導体関連企業は合併・吸収(M&A)の対象となりやすいといえます。M&Aは事業規模の拡大につながるため、特に吸収される側の株式を持っている投資家の間では株価上昇につながるとして人気です。

当然、半導体関連株への投資にはリスクも伴っています。これには地政学的なリスク、特に近年では中国に対する輸出規制などが含まれ、このような規制は売り上げに影響を及ぼします。

実際、世界最大の半導体会社である台湾積体電路製造(TSMC)は、台湾の治権を巡る中国と西側諸国の対立に挟まれています。軍事介入はTSMCにとって大きな打撃となるほか、軍事介入への懸念さえもボラティリティの変化につながる可能性があります。

半導体株を取引するには

半導体銘柄を選択したり、取引のタイミングを見極めたりするには、いくつかのツールを利用することが可能です。

銘柄は個別に取引することも、幅広いポートフォリオの一部として取引することもできるほか、あらかじめ指定された指数や上場投資信託(ETF)を通じて取引することもできます。例えば、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は米国の半導体株に連動する指数として知られています。

他の業界と同様、半導体関連企業も決められた決算時期に決算を発表します。決算発表が迫るにつれて、取引量は急増し、市場のボラティリティが高まる傾向が見られます。

さらに、企業による重大発表や新製品の発表、連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策に関する情報の発表時などにも、ハイテク関連銘柄のボラティリティが高まります。その結果、半導体関連銘柄の取引にも影響が波及する可能性があります。

2024年5月に注目の半導体株5選

ここでは、2024年5月に注目の半導体関連株5つを紹介します。(株価とその推移は4月22日時点のものを引用しています。過去の値動きは、将来の株価動向を示すものではありません)

  1. ディスコ(6146)

  2. SCREENホールディングス(7735)

  3. アルバック(6728)

  4. RSテクノロジーズ(3445)

  5. イノテック(9880)

ディスコは、半導体製造向けの装置や加工ツールメーカーで、ダイシングソーやレーザソー、グラインダやポリッシャを製造しています。2023年第3四半期の売上高は、前年同期比16.9%増となる770億円でした。

2023年3月31日時点で15,300円だった同社の株価は、その後1年間で273.8%上昇し、2024年3月29日には57,190円で取引を終えました。その流動性の高さから、同社株は4月1日に日経平均株価に追加されています。

米国のインフレが高止まりし、FRBが6月に長期金利を引き下げるとの見方が弱まる中、半導体関連銘柄はこの数週間で苦戦しています。19日までに、フィラデルフィア半導体株(SOX)は月初来で12.2%下落しており、エヌビディア(NVDA)は15.7%下落しています。同社の株価も4月に16.7%下落していますが、年初来では36.1%高となっています。

SCREENホールディングスは半導体やディスプレーの製造装置、グラフィックアーツ機器などを生産する企業で、表面処理技術、直接描画技術、画像処理技術の3つの領域におけるコア技術を有しています。京都に本社を置く同社は、1868年に石田旭山印刷所として創業しました。1937年には写真製版用ガラススクリーン研究部門を独立させ、大日本スクリーン製造所を設立しました。

2024年第3四半期の決算では、売上高、営業利益、営業利益率、経常利益、純利益のすべてで過去最高を更新しました。第3四半期までの売上高は3478億円でした。

株価は4月に大幅に下落したものの、年初来では34.3%高となっています。

アルバックは真空機器や真空応用に関する事業を展開しており、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置やソリューションを提供しています。売上高の約3分の1は半導体及び電子部品製造装置事業から来ています。同事業では半導体の超微細化技術を開発し、新技術・新製品を世に送り出しています。

2024年度上半期の売上高は前年同期比8%増の1202億円で、受注額、売上高、営業利益すべてで計画を上回り、下期も堅調に推移する見込みだとしています。

同社の株価は2024年に入ってから好調で、年初来で36.4%上昇しています。

RSテクノロジーズはシリコンウェーハの再生事業を国内外で展開しているほか、半導体材料・パーツ、電子材料、電子機器部品等の販売、半導体関連装置・部材等の買取及び販売も行っています。また、同社独自の研磨技術により、ウェーハの再生回数を増やし、コスト削減に貢献しています。

2023年の売上高は519億円で、株価は年初来0.5%高と横ばいになっています。

イノテックは技術製品を扱う商社で、電子設計自動化ソフトや電子部品、半導体製品を輸入販売しています。主な半導体関連製品には、半導体設計用(EDA)ソフトウェアとテスター/プローブカードがあります。同社はまた、半導体だけでなく自動車/産業機器などの製造プロセスを、上流の設計開発から下流のテストシステムまでトータルに支援しています。

2023年第3四半期の売上高は303億円で、株価は年初来で6.5%上昇しています。

これらの銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、CFDで株式を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券の株式CFD

  • 世界12,000銘柄以上の株式トレードをCFDで提供
  • 日本、アメリカ、ヨーロッパを含む世界の株式を1株からリーズナブルにお取引
  • 世界の有名企業の株が取引可能

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。