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サイバーセキュリティがテーマの注目銘柄5選【2023年最新】

企業を攻撃から守るサイバーセキュリティ関連銘柄には、長期リターンが期待できます。FFRIセキュリティや富士通など、取引を検討すべき米国株・日本株をご紹介します。この記事で取り上げる銘柄は、時価総額に基づいて選ばれています。

chart 出所:ブルームバーグ

新型コロナウイルスの感染拡大の落ち着きとともに、サイバーセキュリティ関連銘柄の株価は横ばいとなり、2020年と2021年に膨れ上がった評価額を抑え込む形となりました。

しかし、リモートワークや地政学リスクにより、デジタル上でのセキュリティに対する重要が高まるにつれ、再びサイバーセキュリティ関連銘柄の人気が高まっています。サイバーセキュリティが今後も政府や企業にとって重要な課題であることは変わらず、関連サービスを提供する企業にとっては好材料となります。

サイバーセキュリティ株の魅力

サイバーセキュリティ関連銘柄の魅力は近年高まっています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅勤務を命じる企業が増えると、それに伴ってサイバーセキュリティ関連の支出も増加しました。過去5年間には仮想通貨の需要も高まっており、デジタル資産を守る強固なセキュリティが技術が求められています。

また、国や個人によるサイバー攻撃が複雑化する中、将来に向けた安全保障の強化も必要となっています。米国のサイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁は、国家主導のサイバー攻撃を行なっている国の一つとして、北朝鮮を挙げています。

このような状況下でも、一般的に企業はサイバー攻撃への対策が不十分であると見られています。マッキンゼーが2022年10月にまとめたレポートによると、デジタル経済とともにサイバー犯罪が成長する中で、およそ2兆米ドルの市場機会があると試算されています。これは企業のサイバー攻撃に対する強い懸念を表しています。

ハイテク企業が提供する他のサービスに比べ、サイバーセキュリティ関連サービスは景気後退に強いとされていますが、テクノロジー業界全体が悪化すると、影響を受ける可能性があります。しかし、政府機関を顧客として持っている大手サイバーセキュリティ企業は、景気の浮き沈みの影響を受けにくくなります。

サイバーセキュリティ関連銘柄の取引方法

サイバーセキュリティ株は、投資家が世界各国の株の中から選んで取引をする、トレーディングプラットフォーム上で個別株として取引することができます。また、上場投資信託(ETF)の一部として取引することも可能です。

例えば、ブラックロックのiShares Cybersecurity and Tech ETFにはサイバーセキュリティ関連株が複数含まれており、その割合はそれぞれの企業の時価総額によって決められています。また、HACK ETFMG Cyber Security ETFの運用資産は1兆円を超えており、これも時価総額に注目しています。

サイバーセキュリティ株は、ハイテク関連株と同じように市場によって左右されます。決算シーズンには取引量の増加に伴ってボラティリティも高まるため、投資熱が高まる傾向にあります。

ハイテク株と同じように、サイバーセキュリティ株は比較的リスクの高い銘柄であると見られており、マクロ経済的な変化、特に米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策の発表に反応します。

また、サイバーセキュリティ株は地政学リスクが高まると上昇することもあります。ロシアのウクライナ侵攻後、西側諸国を標的としたロシアのサイバー攻撃を念頭に、英国に拠点を置くダークトレース(DARK)の株価は高騰しました。

注目のサイバーセキュリティ株5選

ここでは、取引を検討すべき日米のサイバーセキュリティ関連銘柄をご紹介します。(株価とその推移は2023年11月15日時点の引用です。過去の値動きは、将来の株価動向を示すものではありません。)

  1. FFRIセキュリティ(3692)
  2. インターネットイニシアティブ(3774)
  3. 富士通(6702)
  4. クオリス(QLYS)
  5. サイバーアーク・ソフトウェア(CYBR)

FFRIセキュリティは、コンピュータとセキュリティ製品に関するリサーチとコンサルティングを手がけています。同社の次世代エンドポイント・セキュリティ製品「yarai」は、従来のウイルス対策ソフトウェアから一歩進んだ先読み防御「完全ふるまい型検知」を備えています。従来の後追い技術「パターンマッチング」に依存せず、サイバー犯罪につながる要因を抽出することで、既知および未知の脅威に対する予防的な防御機能を実現しました。同社のセキュリティは、エンジニアによる解析と機械学習の両面を用いて将来の攻撃手法を予測します。

11月13日、同社は好決算を発表し、通期見通しを上方修正しました。株価は年初来で約34.4%上昇しています。

インターネットイニシアティブ(IIJ)は1992年に設立された日本初のインターネット・サービス・プロバイダーです。同社は1999年8月、IIJIという銘柄コードでナスダック市場に上場しました。その後、2006年に東証マザーズから東証一部に市場を変更しました。

総合的なネットワーク・ソリューション・プロバイダーである同社は、サイバーセキュリティのみに特化した銘柄ではありません。しかし、同社はネットワーク、メールアドレス、エンドポイント、ウェブセキュリティなどを一手に請け負う大手プロバイダーです。国内企業のプライベート・ネットワークやシステムが変革し始めていることから、同社は今後事業領域が拡大し、高収益成長期に入るだろうと予想しています。

同社は近年、地方自治体から約123億円の大規模ネットワーク更改・強化プロジェクトを5年契約で受注しました。その結果、上半期決算の売上収益が前年同期比5.1%増の1282億円となりました。

株価は2023年5月中旬に高値をつけ、その後下落したものの、11月から再び上昇に転じています。

富士通は情報・通信技術における多国籍企業です。同社は持続可能な世界を実現し、革新を追求するため、コンピューティング、ネットワーク、人工知能(AI)、データ&セキュリティ、コンバージング・テクノロジーの5つのキーテクノロジーに注力しています。

同社のサイバーセキュリティサービスには、セキュリティ・コンサルティング、セキュリティ診断、セキュリティ運用、セキュリティ教育・訓練などが挙げられます。これらのサービスを通じて、顧客のサイバー攻撃に対する耐性を強化し、データ、施設、従業員のセキュリティ向上を実現しています。

株価は年初来上下を繰り返していましたが、10月26日の決算発表後に急上昇しました。この決算で営業利益予想を下方修正したものの、大方の予想よりは未だ上回っているとして、株価は引き続き堅調に推移しています。

クオリスは、情報セキュリティとコンプライアンス・ソリューションを提供するクラウドベースの大手プロバイダーです。同社の「Enterprise TruRisk Platform」とその統合アプリは、オンデマンドでセキュリティ・インテリジェンスを提供しています。これにより、顧客のビジネスリスクの軽減、セキュリティ運用の簡素化、コンプライアンス費用の削減を支援しています。

株価は年初来で57.3%上昇しています。

サイバーアーク・ソフトウェアは、アイデンティティ・セキュリティへの包括的なソリューションを提供する情報セキュリティ企業です。同社の統合アイデンティティ・セキュリティ・プラットフォームは、人やマシン等あらゆるアイデンティティに対して、どこからでも、どんなデバイスでも、どんなリソースや環境へも安全にアクセスすることを可能にします。同プラットフォームは、労働力と顧客アクセス、エンドポイントの特権セキュリティ、シークレット管理、クラウドセキュリティ、アイデンティティ管理を対象としています。

同社は、世界110カ国にわたり、フォーチュン500社(米フォーチュン誌発行の総収入に基づく企業リスト)中の55%を含んだ、8,000社以上の顧客を獲得しています。第3四半期決算では、総収益が25%増、経常収益が36%増という好調な業績を発表しました。

株価は年初来で44.3%上昇しています。

この5銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、株式CFDで日本株や米国株を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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