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【ポンドドル / ポンド円】注目材料は消費者物価指数(CPI)、上下のチャートポイント

今日は英国の3月消費者物価指数(CPI)が発表される。緩やかながらも賃金インフレは低下基調にある。インフレの鈍化傾向も確認される場合は、ポンド売りを想定しておきたい。ポンドドル(GBP/USD)とポンド円(GBP/JPY)、それぞれ注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・今日のポンド相場は、3月CPIで上下に振れる展開が予想される
・インフレの鈍化傾向が確認される場合は、ポンド売りの要因となろう
・米ドル高を受け、ポンドドルは1.24のブレイクを警戒する局面にある
・ポンド円は192.00と193.00、どちらの水準をブレイクするのか?が焦点に


今日の注目材料は3月の消費者物価指数(CPI)

今日は英国の3月消費者物価指数(CPI)が発表される。英国立統計局が16日に発表した23年12月~24年2月の賃金上昇率は、ボーナスを除くベースで前年同期比6.0%と、市場予想の5.8%を上回った。一方、23年11月~24年1月の6.1%からは鈍化した。

変動が激しいボーナスを含む賃金の上昇率は同比5.6%で、11月~1月から横ばいとなった。緩やかながらも賃金インフレは抑制の傾向にある。

昨年の夏をピークに英国のサービス価格は下落の傾向にある。3月もこの傾向を維持する予想(5.8%)となっている。

CPIも前年同月比で鈍化の傾向が維持される予想である。一方、前月比も前月の0.6%から0.4%へ鈍化する見通しとなっている。

賃金インフレの抑制傾向が確認された状況で、3月CPIがインフレの鈍化傾向を示す場合は、ポンド売りを想定しておきたい。

英国 消費者物価指数の推移:23年以降

英国 消費者物価指数の推移:23年以降 ブルームバーグのデータをもとに筆者が作成 / 赤の棒グラフとドット:3月の市場予想

ポンドドル:今日の見通しとチャートポイント

1.24のブレイクと1.2385のトライ
短期金融市場では現在、英中銀の利下げ時期を8月と想定しているが、見方は割れている。それでもポンドドル(GBP/USD)は下落基調にある。この状況は、それだけ現在の米ドル高の圧力が強いことを示唆している。

下値トライのムードが高まるなか、3月CPIがポンド売りの要因となれば、ポンドドルは1.24の下方ブレイクとフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準1.2385レベルのトライを想定しておきたい。

日足のモメンタムは弱気相場に勢いが増していることを示している(下のチャート、赤矢印を参照)。1.2385レベルがサポート転換に失敗する場合は、1.23レベルのトライが次の焦点として浮上しよう。

反発局面では5日線と1.25の攻防が焦点に
一方、ポンドドルの反発局面では、5日線のトライおよび上方ブレイクに注目したい。この移動平均線は今日現在、1.2460前後で推移している(下のチャート、青ラインを参照)。

昨日は5日線で相場の反発が止められた。この移動平均線すら突破できない状況が続く場合は、ポンドドルの地合いの弱さを市場参加者に印象付けよう。

ポンドドルが5日線の突破に成功しても、次に控えているのはレジスタンスの転換を意識する水準1.2500レベルである。15日の市場では長い上ヒゲが示現し、1.25手前で相場の戻りが止められた。この水準での反落も、ポンドドルの地合いの弱さを市場参加者に印象付けよう。

ポンドドルのチャート:日足 23年10月以降

ポンドドルのチャート:日足 23年10月以降 TradingView提供のチャートで作成

ポンド円:今日の見通しとチャートポイント

下値の焦点は192.00の維持
ドル円(USD/JPY)の上昇にサポートされ、ポンド円(GBP/JPY)は現在、192円台の攻防を維持している。

しかし対米ドルでのポンド売りを受け、上値は重い。3月CPIがポンド売りの要因となれば、192.00のトライおよび下方ブレイクを警戒したい。

ポンド円が191円台の攻防へシフトする場合は、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準191.72レベルの攻防に注目したい。この水準は191.60台とともに今週、サポートゾーンを形成しつつある。

ドル円が大きく崩れない限りは、191.60-70ゾーンで反発する展開を想定しておきたい。

上値の焦点は193.00の突破
3月CPIがポンド円の上昇要因となる場合は、193.00レベルのトライが焦点となろう。192.80台の突破は、193.00レベルをトライするシグナルとなろう。

昨日のNYタイム以降、相場の反発を止めている192.40台の上方ブレイクは、192.80台をトライするシグナルとして想定しておきたい。

ポンド円が193円台の攻防へシフトする場合は、フィボナッチ・エクステンション61.8%の水準193.32レベルをトライするかどうか?この点に注目したい。

分足のストキャスティクスとRSIでトレンド追い、これらオシレーター指標が売られ過ぎまたは買われ過ぎの水準にある局面で、ポンド円が上で述べた上下のチャートポイントをトライする場合は、反落または反発を意識したい。

ポンド円のチャート:30分足 4月12日以降

ポンド円のチャート:30分足 4月12日以降 TradingView提供のチャートで作成

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