【ポンドドル (GBPUSD)】今日の見通しとチャートポイント
1.2500レベルで反発が止めらたポンドドル(GBPUSD)は現在、75日線の攻防となっている。この移動平均線を再び下方ブレイクする場合は、来週以降のポンドドルは下値をトライする展開が予想される。今日の注目材料は?注目しておきたい上下のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※ドル円の分析記事については、こちらをご覧ください
サマリー
・ポンドドルは現在、75日線の攻防が焦点となっている
・今日は10月の小売売上高が変動要因に
・ポンドドルが75日線を下方ブレイクする場合は、来週以降も下値トライを想定したい
・ポンドドルの反発局面では、1.2500レベルの攻防が焦点となろう
今日の注目材料は10月の小売売上高
今日は10月の英小売売上高が発表される。市場予想を確認すると、前月比では個人消費が回復する見通しである。しかし前年同月比では、回復の勢いに陰りが見え始める予想となっている(下のチャート、赤バーとドットを参照)。
英国 小売売上高の動向:月次 22年10月以降
10月の消費者物価指数(CPI)では、英国のインフレが鈍化の傾向にあることが確認された。
一方、短期金融市場では、12月の金融政策委員会(MPC)で英中銀(BOE)が政策金利を据え置くことを織り込んでいる。そして来年6月あたりから、BOEが利上げ政策に転じる可能性を織り込む状況にある。
この点について最新の予想推移を確認すると、短期金融市場の参加者は、来年11月(今から1年後)に政策金利が4.5%台まで引き下げられることを織り込み始めている。
この状況で、個人消費の減速が小売売上高で確認される場合は景気懸念を高める要因となろう。さえない小売売上高はポンド売りの要因になり得る。
英中銀(BOE) 政策金利の予想推移
目先の焦点は75日線の攻防
ポンドドル(GBP/USD)は現在、IG為替レポートで何度か取り上げてきた75日線の攻防となっている(下のチャート、黄色ラインを参照)。
この移動平均線は今日現在、1.2388レベルで推移している。10月の小売売上高がポンド売りの要因となれば、ポンドドルの75日線ブレイクを想定しておきたい。
ポンドドルが75日線を下方ブレイクした後、反発の局面でこの移動平均線がレジスタンスのラインとして意識される場合は、来週以降もポンドドルの下値トライが続く状況を想定しておきたい。
なお、日足のストキャスティクスは、短期的な相場の過熱感を示唆する状況にある。そして低下へ転じつつある。反発地合いの強さが後退しているサインと捉えたい。
10月の小売売上高がさらなるポンド安(75日線を下方ブレイクする)のきっかけとなり、来週以降、ポンドドルが1.23レベルを完全に下方ブレイクする場合は、1.22ミドルの攻防が焦点として浮上しよう。今日現在、21日線と50日線が1.2254レベルで交錯している。
反発局面での焦点は?
本日、10月の小売売上高や米ドル安などでポンドドル(GBP/USD)が反発する場合は、今週に入りレジスタンスの水準として意識されている1.2500レベルのトライが焦点となろう(下のチャート、赤ラインを参照)。
昨日の高値1.2456レベルの突破は、1.25レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。
ポンドドルが1.2500レベルで反落する場合は、新たなレジスタンスの水準として来週も意識される可能性が浮上しよう。
ポンドドルのチャート:日足 23年7月以降
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