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日米中銀イベントの焦点とドル円の見通しについて

今週は日米欧の中銀イベントが開催される。円相場の変動要因として注目したいのが連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合の動向である。それぞれの注目ポイントは?ドル円の見通しとチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・7月のFOMCではパウエルFRB議長の言動で政策動向を見極めることになろう
・7月会合で日銀が政策修正を見送る場合は円安要因となろう
・しかし植田総裁の会見内容や米国イベント次第ではドル円の下落を想定しておきたい
・ドル円の見通しとチャートポイントについて


今週の注目材料

注目材料1:連邦連邦公開市場委員会(FOMC)

今週は、日米欧の中銀イベントが重なる「中銀イベントウィーク」である。

なかでも外為市場の参加者の関心は25-26日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)に向いている。

短期金融市場では、7月会合で連邦準備制度理事会(FRB)が0.25%の利上げを決定することを完全に織り込んでいる。そして7月の利上げを最後にパウエルFRBが利上げサイクルを終了させる可能性を意識する状況にある。

短期金融市場が想定する米政策金利(FF金利)の予想推移

短期金融市場が想定する米政策金利(FF金利)の予想推移 ブルームバーグのデータをもとに作成 / 24日 7時時点

FOMCメンバーによる23年末の予想ターミナルレートは5.6%である(6月時点、上のラインチャートを参照)。市場との間にズレが生じている状況を考えるならば、7月会合の焦点は今後の政策動向を見極めることにある。

6月の物価指標-消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)では、アメリカのインフレが鈍化の傾向にあることが確認された。しかし、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年同月比で4.8%と、物価目標の2%から未だに高い水準で推移している。このため、パウエルFRB議長がインフレ抑制重視の旗を簡単に降ろす可能性は低いだろう。

FOMC後の定例会見でパウエルFRB議長からは、今後の景気、雇用、インフレの動向そして金融政策の方向性について様々な発言が聞かれるだろう。

しかしこれまでどおり「データ重視」の姿勢に落ち着き、「7月の利上げを最後にFRBは利上げサイクルを終了する」という市場の観測を真っ向から否定しない限り、今回のFOMCが米ドル相場へ与える影響は限定的か米ドル安要因となることが予想される。

一方、インフレリスクに対する警戒レベルを高く保ち、そのリスクを抑制するために追加利上げの可能性を強く示唆するなど、上で述べた市場の観測を強く否定する言動がある場合は、米ドル高の展開が予想される。


注目材料2:日銀金融政策決定会合

27-28日に日銀金融政策決定会合が開かれる。

先週21日、日銀の動向に詳しい複数の関係筋の話として、日銀は7月の会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の変動幅を据え置くとの観測報道が流れた。これを受け外為市場では円安の展開となった。

円相場の動向:7月21日

円相場の動向:7月21日 ブルームバーグの為替データをもとに作成 / 基準日:7月20日

各市場やメディアでは、7月会合の政策修正に関して様々な見解が交錯している。

しかし、先週21日の観測報道や今月18日の植田和男日銀総裁の発言も考えるならば、7月会合でのYCC修正の可能性は著しく後退している。日銀が現行の金融緩和政策を維持する場合は、円安要因となろう。

しかし、会合後の記者会見で植田総裁が将来の政策修正に言及する場合は、円を買い戻す局面が見られると予想する。

また、7月の展望レポートで物価の見通しを上方修正してくる場合は将来の政策修正の思惑につながり、円安の進行を抑制する要因になり得る。


注目材料3:アメリカの物価指標

今週は、主要国の経済指標も外為市場の変動要因となる可能性があろう。

なかでも注目されるのが、28日に発表されるアメリカの6月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)である。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は、前年同月比で5月の4.6%から4.2%へ低下する見通しとなっている。

PCEコアデフレーターの推移を確認すると、CPIコアとともに昨年9月を境にしてインフレが鈍化の傾向にあることが分かる。

7月のFOMCが米ドル買いのイベントとなっても、PCEコアデフレーターでインフレの鈍化傾向があらためて確認される場合は、米ドル安優勢の展開となることを想定しておきたい。

アメリカのコアインフレ率の推移

アメリカのコアインフレ率の推移 米労働省と商務省のデータをもとに作成 / 月次:2022年以降

ドル円の見通しとチャートポイントについて

新たなレジスタンスポイントの水準を見極め

ドル円(USD/JPY)の焦点は、引き続き新たなレジスタンスポイントの水準を見極めることにある。

先週21日の市場では日銀の政策修正に関する思惑が後退したことで、ドル円は高値141.95レベルまで急伸した。

日銀の緩和政策維持の思惑は日本株の上昇要因になり得る。株高に連動しドル円が上値をトライする場合は、142.00レベルおよびフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準142.08レベルを上方ブレイクするかどうか?これらの点に注目したい。

ドル円がしっかりと142円台へ上昇する場合は、143.00のトライが次の焦点となろう。この水準は、6月26日の市場でサポートポイントとして意識された。しかし、7月10日の市場では相場の戻りを止め、レジスタンスポイントへの転換が確認された経緯がある。

ドル円が143円台へと上昇する場合は、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準143.22レベルのトライが焦点として浮上しよう。

なお、今日の海外時間ではアメリカの7月購買担当者景気指数(PMI)速報値がドル円の変動要因となる可能性がある。サービス業や製造業、そして総合の市場予想は6月から総じて低下する見通しとなっている。予想以上に低下する場合は、ドル円の調整売り要因になり得る。

ドル円のチャート:日足

ドル円のチャート:日足 IGチャート:6月以降

反落局面でのチャートポイント

上で述べた米経済指標が米ドル売りの要因となる場合は、ドル円(USD/JPY)の反落を想定しておきたい。

このケースでは、先週21日の海外時間で相場をサポートした141.20レベルの維持が最初の焦点となろう。141.28レベルはフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準にあたる(下の15分足チャートを参照)。

ドル円が141.20台をあっさりと下方ブレイクは、141円台の維持が次の焦点となろう。

ドル円が140円台の攻防へシフトする場合は、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準140.87レベルおよびサポートポイントへの転換が意識されやすい140.50レベルの維持が焦点として浮上しよう。なお、後者の水準は半値戻し(140.53レベル)にあたる。

ドル円のチャート:15分足

ドル円のチャート:15分足 IGチャート:7月20日以降

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